アコムは1978年創業の大手消費者金融で、現在は三菱UFJフィナンシャル・グループの所属です。
現在アコムは名実ともに日本国内において最大規模の消費者金融の一つに数えられ、その業務運営も非常にクリーンであることが認められています。
よって、アコムからの借金の返済が難しい場合、アコム側としても単純に苛烈な取り立てを行うのではなく最悪の場合には、任意整理によって減額交渉を行うことができるようになっています。
ということでアコムの場合は和解交渉や減額交渉は決して不可能ではなく、その用意もある一方で和解条件も年々厳しくなってきており、交渉が難航する可能性もあるため注意が必要です。
この記事ではアコムからの借金について減額交渉する難易度や個人でも可能かどうか、その他物理的にアコムへの返済額を引き下げる方法についても徹底的に解説していきます。
国が認めた「債務整理」という手続きを活用すれば、月々の返済額を減らしたり、日々の取り立てを止めたりすることができます。手続きはカンタンなので、まずは債務整理に強い専門家に無料相談してみましょう。
【概要】アコムとの減額交渉は難しい?

アコムとの減額交渉の方法として、任意整理があります。これは、裁判所を通さずに、貸金業者と直接交渉して、将来の利息の減額や返済スケジュールの調整を行うものです。
なお、任意整理の交渉はすべて成功するわけではなく、条件や状況によっては希望する結果が得られない場合もあります。
ちなみに任意整理(減額交渉)を行うには、安定した収入があることが条件となります。毎月の返済ができないような場合は、任意整理に応じてもらえない可能性が高くなります。
また、アコムに対して一度も返済していないような場合、アコムは債務者に最初から返済の意思がなく、任意整理のために借りたと考え、交渉が難しくなることがあります。
その他アコムとの減額交渉が難しい理由として最近の経済状況の悪化や、それに伴う返済不能な方の増加もあります。
アコムとしてもお金を回収できなければ商売が成り立たないため、経営を圧迫されることになり、結果的に以前であれば受けられたようなある程度「ゆるい」和解交渉であっても最近は受け付けられず、条件も年々厳しくなっていっています。
これは専門家が介入していても和解交渉の条件が難しくなってきているということであり、基本的には早い段階で専門家に相談をして和解交渉を進めていくのが、最もコストパフォーマンスに優れる方法と言えます。
アコムとの減額交渉をするとどうなる?

アコムの借金の毎月の返済が苦しい場合、返済額の減額交渉をすることは有効な選択肢であり、毎月の返済をある程度軽減できる可能性があります。しかし、アコムに減額交渉をすると具体的にどうなるのでしょうか?
アコムに返済額の減額交渉をすると、主に3つのメリットがあります。順番にこれらのメリットをそれぞれを詳しく見てみましょう。
アコムとの減額交渉をするメリット1:返済期間が延長される
まず、アコムと返済額の減額交渉をすることで得られるメリットは、返済期間が延長されることです。これにより、毎月の返済額が減るので、経済的に余裕が生まれます。
むしろ減額交渉を専門家に依頼する場合は任意整理という区分で交渉されることになるわけですが、この場合、本人宛の督促は最短即日でストップし、さらに和解が成立するまでの間、一時的に支払いを猶予してもらえます。
よって、今お金がなくなおかつ裁判手続きを避けたいという方の中には、このメリットを狙って減額交渉に入るケースすらあるのです。
アコムとの減額交渉をするメリット2:過払い金が発生する可能性もある
平成19年6月以前にアコムとの取引があった方は、当時のアコムの金利が利息制限法を超えていたため、過払い金の返還を受けられる可能性があります。
任意整理と同時に、過払い金の調査をすることで、返済すべき借金の総額が減る可能性もあります。
上記の通り、還付請求は最後の取引から10年以内に行う必要があり、この期間を過ぎると時効が適用されますので、ご注意ください。
アコムとの減額交渉をするメリット3:返済額の他にも利息や遅延損害金のカット
アコムで返済額の減額交渉をする最後のメリットは、借入期間中にかかる利息や遅延損害金がカットできる可能性があります。これを将来利息のカットや遅延損害金のカットと呼んだりします。
こちらについては個別の状況によって結果が相当に変わってくるため一概には言えませんが、任意整理に強い専門家に介入してもらい、代わりに交渉してもらうことによって可能な限り良い条件を引き出してもらえるとお考えいただいて差し支えありません。
その結果、より早く借金から解放されることが可能となります。
減額交渉(任意整理)は良いことばかりではない?

とはいえアコムに対して減額交渉、つまり任意整理を行うことは何もメリットばかりではありません。
状況はどうであれ結果的にアコムに迷惑をかけることになるわけですから、それなりにデメリットや制約のようなものがあります。
ここではアコムに対して減額交渉を行うことによるデメリットをいくつか解説していきます。
アコムとの減額交渉をするデメリット1:信用情報機関(ブラックリスト)に掲載される
任意整理のデメリットとして考えられるのは、信用情報機関に任意整理をしたことが登録されることです。
これは信用情報に悪影響を及ぼし、アコム以外からも借入が難しくなります。また、クレジットカードも利用できなくなってしまう可能性が高くなります。
アコムとの減額交渉をするデメリット2:今後一切アコムを利用できない可能性が高い(ほぼ確)
債務整理のデメリットとしてもう一つ考えられるのは、将来的にアコムを利用できなくなることです。
信用情報機関に載っても5年程度経てば借入ができるようになるのが通常です。しかし、任意整理を行われたアコムで任意整理をした記録は、社内で記録されており、「社内ブラック」として審査には通過しないようになっています。
そのため、アコムの借金を任意整理をした場合、今後アコムのサービスを利用できなくなります。
【疑問】個人でアコムと減額交渉&返済額を下げることはできる?

結論から言えばアコムとの減額交渉、つまり任意整理はご自身で行うことも制度上、不可能ではありません。
そもそも司法書士や弁護士はあくまでも債務者の方の代理人という立ち位置で立ち回ることになるため、ご本人に交渉の知識や技術があれば、単独でもアコムと交渉を行うことは制度上、出来てしまうわけです。
しかしアコムと減額交渉を行うには債権(債務)調査や引き直し計算のほか、大前提としてアコムサイドの非常に詳しい知識やノウハウを持った担当者との直接交渉の必要もあるなど、非常に負担が大きいものです。
また個人で交渉する場合、アコムが交渉に応じない可能性もありますし、不利な条件で決着してしまう可能性も低くありません。
何より、滞納していると交渉中も督促状が届きますし、返済も続けなければなりません。
そのため、司法書士や弁護士の力を借りて任意整理を行うのが最良の方法です。司法書士や弁護士に依頼することで、一時的に取り立ても止まりますし、直接アコムとやりとりする必要もありません。
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まとめ

結論から言えば、アコムの減額交渉は条件によっては難しい可能性がありますが、基本的には応じてくれます。
個人での交渉も可能ではありますが、負担も大きく督促も止まりません。そのため、専門家の力を借りて行うことが大切です。
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