「Q:取り立てのきつい借金取りは?」
と聞かれると、多くの方は闇金を一番最初に挙げられます。
また「貸金業者はガイドラインがあるから、そこまで無茶な取り立てはしないだろう」と考える方もいらっしゃいます。
実際その通りです。
審査の緩い正規貸金業者の中には、ギリギリもしくはギリギリアウトなラインでアグレッシブに取り立てをしてくるケースもあります。
そこでここでは、一般的な消費者金融や大手街金で借りられなくなった人のため、審査緩めの業者でよくある回収についてご紹介していきます。
もし今、審査が緩めのいわゆるローカル街金からお金を借りようとされている方は・・・この記事を良くお読み頂いて、さっさと債務整理に回すべきか?を考えてみてください。
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審査編
審査が緩めの消費者金融で大手ではないところは、審査の段階からそもそも大手とは対応が違います。
闇金ではないので一般的なCICやJICCの審査は行われるものの・・・それ以外に以下のようなポイントがあります。
これらはすべて、大手消費者金融ではほぼほぼ見られない特徴と言って良いでしょう。
セルフィーを要求してくる
審査の際、セルフィーを要求してくるケースがあります。具体的には免許証を右手に持ち、白い背景で写真を撮って下さいなど言われることがあります。
この時、メガネをしている方は「免許証の写真が眼鏡をしているかどうか」に気を付けなければなりません。
なぜなら免許証が裸眼で本人の写真が眼鏡の場合、撮り直しを要求されたり、そもそも本人として扱ってもらえないケースすらあるからです。
勤務先の「色」を聞いてくる
突然ですがここで質問です。
あなたが普段通っている勤務先のビルは何色でしょう?
ローカル街金でも、同じような質問をされることがあります。
・・・ローカル街金では、そもそも本人が勤務しているかどうかを電話の質問で何度も確認しようとする傾向にあります。
その他、変化球として勤務先の近くにあるコンビニの名前を聞かれたり、自宅から会社までの通勤ルートを細かく時間とともに聞かれるなど・・・そもそも在籍確認をする前に本当に会社に通っているのか?といった質問をされるのはローカル街金あるあるです。
勤務先の社長の名前を聞いてくる
勤務先の社長の名前を聞いてくるのも、同様に本当に勤務しているかどうかの確認の一環として行われます。
大きな企業の場合、社長の名前がすぐに出てこないケースもあるでしょう。変化球として直属の上司の名前を聞かれるケースもあります。
携帯の名義を聞いてくる
携帯の名義を聞いてくるケースもあります。
例えば申し込みの電話をしている携帯番号の名義は誰か?と聞かれることがあります。これは本人が申告している与信状況と、携帯電話の番号を組み合わせて「本人の申告に嘘が無いかどうか」を確認するために行われているパターンと、もう一つのパターンが考えられます。
もうひとつのパターンは、自社または系列で登録されていたり、申し込み履歴のあった番号と照合するため、というケースもあります。
例えば過去に否決を出している人物の携帯番号と今回の申し込み電話番号が一致している場合、何らかのつながりがある可能性が考えられます。
組織的に街金を狙って架空の勤務先を登録し、借金を申し込めるだけ申し込むという大胆な行動にでる犯行グループも多いため、携帯電話の名義を聞いてくるケースも十分にあり得ると考えておきましょう。
まとめ
このようにローカル街金は、そもそもシステムの客層も、一般的な大手消費者金融のそれとは大きく異なります。
そのため、今までは「お客様」という下にも置かない扱いで大手消費者金融・銀行系カードローンを使用されていた方が生活苦を理由にローカルな街金を利用しようとすると・・・人生が大きく狂う可能性があります。
せっかく借金ビギナーでいられるなら、早めにその借金を任意整理という形で整理してしまった方が精神衛生上不安になる材料は大きく減らせると言えます。
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少なくともローカル街金は、綺麗な大手消費者金融や銀行のような所では残念ながらありません。
なお、次回はローカル街金の取り立てに関してもお伝えしていく予定です。
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