ハッピーメールは、出会いを求める人におすすめの出会い系サイトですが、詐欺師が潜んでいるおそれがあるため注意も必要です。
本記事では、ハッピーメールに潜む詐欺師の手口や、被害を防ぐために注意すべきポイントを解説します。詐欺に遭った場合の対処法もあわせて確認し、ハッピーメールを安全に利用しましょう。
ハッピーメールは詐欺師がいる危険なサイト?
詐欺師がいるという口コミもあるハッピーメールですが、実際は安全面に配慮している安心なサイトです。次の2点から、安全なサービスであることを紹介します。
- ハッピーメールとは
- サポート・セキュリティ体制
ハッピーメールは、ユーザーが多いため詐欺師の標的となりやすい傾向にあります。安心してハッピーメールに登録できるよう、サービスの安全性について確認してください。
ハッピーメールとは
ハッピーメールは、創業24年以上、累計会員数が3,500万人を突破する大手の出会い系サイトです。安全で信頼できる出会い系サイトでなければ、20年以上続く国内最大規模のサービスには成長しないでしょう。
毎日85万回以上のメール送信数があり、アクティブユーザーも多い特徴から、都心・地方の垣根なく出会えます。
ハッピーメールは、真剣に出会いと恋愛を求めて登録している人が利用者の大半を占める、安全なサービスです。
サポート・セキュリティ体制
ハッピーメールは詐欺師から利用者のプライバシーや安全を守るために、サポート・セキュリティ体制を徹底しています。
ハッピーメールが安全への取り組みとして、24時間365日、有人で行なっている対策は以下のとおりです。
- 不適切な投稿への警告
- 通報の対応
- プロフィールの不適切な内容の確認
違反者には警告を表示し、改善されなければ利用停止処分がくだされます。
また、プライバシー保護にも注力するハッピーメールは、個人情報の取り扱いが適切に行われていると証明できるJAPHICマークを取得済みです。
ハッピーメールを悪用した詐欺師の手口
ハッピーメールを悪用した詐欺師の手口は、次の5つです。
- ぼったくり店へ連れていく
- 宗教やマルチ商法に勧誘する
- 投資話をもちかける
- 詐欺サイトへ誘導する
- 個人情報を収集する
運営がセキュリティ体制を整えている大手サイトでも、詐欺師が紛れ込む危険性は常に存在します。悪質な詐欺師の手口を知り、被害に遭わないよう備えましょう。
ぼったくり店へ連れていく
ハッピーメールでは、ぼったくり店と共謀した詐欺が多発しています。ぼったくりとは、あらかじめ手を組んだ店をデート先に設定し、お金をだまし取る詐欺手口の1つです。
ぼったくり店と共謀している可能性がある主なケースを紹介します。
- デート先を執拗に指定する
- 会う約束を当日や翌日などの近い日に限定する
- 別の連絡ツールへ誘導する
- デート先を当日まではぐらかす
ぼったくり被害に遭うと、代金を払うまで帰らせてもらえず高圧的に責めたてられるリスクがあります。怪しいと感じる店を指定したり、デート先にこだわるような素振りを見せたりした場合は、警戒してください。
宗教やマルチ商法に勧誘する
ハッピーメールでよく見られる詐欺手口の1つは、業者による宗教やマルチ商法などへの勧誘です。
詐欺師は利用者が多いハッピーメールで、出会いを求めているふりをしてターゲットをさがします。とくに、マルチ商法の勧誘を目的としたアカウントは、裕福な暮らしがうかがえる写真を投稿し、お金もちアピールをする点が特徴的です。
勧誘を狙った詐欺師は、指定したファミレスや喫茶店にターゲットを誘い出します。待ち伏せしていた仲間と合流し、複数人で勧誘して、断りにくい状況をつくります。
集客目的でハッピーメールを悪用する業者にだまされないためにも、お金や宗教の話ばかりする相手とは会わないようにしましょう。
投資話をもちかける
投資話をもちかける詐欺師が潜んでいるため、ハッピーメールの利用時には注意が必要です。
詐欺師は「かならず儲かる」「元本保証」などとうたい、所持品や職業でお金もちをアピールする特徴があります。ターゲットとの信頼関係が築けると、嘘の投資話をもちかけるために、デートへ誘います。
ハッピーメールは、出会いを求めて異性と交流するサイトです。信頼している相手でも、投資をすすめられた場合は詐欺の可能性を疑い、断りましょう。
詐欺サイトへ誘導する
メッセージ機能で詐欺サイトへ誘導し、お金をだまし取る手口は、ハッピーメールを悪用した詐欺の特徴です。
詐欺師はマッチングした相手に「便利なサイトを教えてあげる」「別の場所でやり取りしよう」などとURLを送りつけ、クリックさせます。
送りつけられた詐欺サイトに登録することで、高額な利用料金を請求される被害が報告されています。URLをクリックするだけで料金が発生するおそれもあるため、注意が必要です。
別のサイトに誘導されたときは、URLをクリックせずに連絡を絶ちましょう。
個人情報を収集する
ハッピーメールのメッセージを利用して、個人情報を収集する詐欺師には警戒してください。
詐欺師は聞きだしたアドレスや電話番号などの個人情報を、迷惑メールを送ったり、アカウントを乗っ取ったりして犯罪に悪用します。1度盗まれた個人情報は、ほかの詐欺グループに売りわたされ、さらなる犯罪に巻き込まれる危険性もあります。
メッセージを交わし始めて間もない相手から個人情報を聞かれても、決して安易に教えないでください。
ハッピーメールで詐欺に遭わないためには
ハッピーメールを利用して異性と交流する際に、以下の6つを確認することで、詐欺被害を未然に防げます。
- すぐ会おうとする相手には警戒する
- プロフィールを確認する
- メッセージに不審な点がないか確認する
- 個人情報を安易に教えない
- 金銭の要求には応じない
- デート場所は2人で決める
手口には共通点が多く、大勢の相手に対して同様の詐欺を仕掛け、だませそうな人物をターゲットにします。詐欺被害を防ぐポイントをチェックしましょう。
すぐ会おうとする相手には警戒する
ハッピーメールで知り合った相手と会う際は、常に詐欺を疑い、警戒心をもたなければなりません。
マッチングしてすぐに「会いたい」と誘いだす手口は、詐欺師の常とう手段です。詐欺師がターゲットに直接会う目的は、特定の店へ連れていき金品をだまし取ったり、勧誘を行なったりするためです。
真剣にパートナーとの出会いを求めていれば、マッチング後しばらくは警戒心をもってメッセージのやり取りをかさねるでしょう。
メッセージのやり取りが始まって間もない段階で、「会おう」と急かす人の誘いには乗らないでください。
プロフィールを確認する
ハッピーメールにおけるプロフィールは、詐欺師を見分ける貴重な情報源です。詐欺師はプロフィールの内容でターゲットの気をひこうとします。
詐欺師の魅力的なプロフィールの特徴は、以下のとおりです。
- プロフィール写真の容姿が良すぎる
- お金もちアピールしている
- 多趣味な人物を装う
- 相手に求める条件の範囲が広すぎる
特徴的なプロフィールは、詐欺師を見抜く重要なポイントです。プロフィールに違和感がある相手には、近づいてはいけません。
メッセージに不審な点がないか確認する
ハッピーメールで届いたメッセージに不審な点がないかをチェックすることが、詐欺被害の防止には重要です。
詐欺師が送る不審なメッセージの特徴は、以下のとおりです。
- 最初から長文が届く
- 話が嚙み合わない
- メッセージの返信が早い
詐欺師はメッセージを無差別に送りつけ、反応があった人をターゲットに選びます。大勢に対応できるよう、テンプレートを用意しているケースもあります。
「知らない相手から突然届く」「話が嚙み合わない」など、不審な兆候のあるメッセージは無視しましょう。また、通常の生活をしているとは思えないほど返信が早い相手も、業者の可能性があるため、警戒してください。
個人情報を安易に教えない
ハッピーメールには、ユーザーの個人情報を狙う詐欺師が潜んでいます。メッセージのやり取りを始めて間もない場合は、相手に個人情報をわたさないことで、詐欺被害を防げるでしょう。
詐欺師は、メッセージを交わすとき、男性のみ料金が発生するハッピーメールの仕組みを利用して個人情報を狙います。「お金がもったいないからほかのツールでやり取りしよう」と、LINEやメールアドレスを聞かれた場合は要注意です。
詐欺師に個人情報をわたすと、アカウントの乗っ取りや悪質な業者に売られるおそれがあります。執拗に個人情報を聞きだそうとする相手には、近づかないでください。
金銭の要求には応じない
ハッピーメールで相手から金銭を要求されたときは、詐欺を疑いましょう。
詐欺師はターゲットが出会いを求めている状態を利用して、お金をうばい取ろうと近づきます。ターゲットからの信頼を得た段階で、「生活費に困っている」「経営している会社が倒産した」などの理由でお金を借りると、姿をくらまします。
なかには、クレジットカード番号や口座情報を狙うケースもあるため、注意が必要です。
本来出会いをサポートするハッピーメールで、金銭の要求がある時点で不自然です。相手に「お金を貸してほしい」と頼まれても、応じないでください。
デート場所は2人で決める
ハッピーメールで知り合った相手から、「直接会おう」と提案されたときのデート場所は、かならず2人で相談して決めましょう。
詐欺師は、自身に都合の良いデート先を指定して、マルチ商法や宗教に勧誘します。また、ぼったくり店にターゲットをおびき寄せて高額請求する手口も、詐欺師の常とう手段です。
デート先の店名や場所をはぐらかす相手は、ぼったくり店に誘おうとしている可能性があります。ほかのデート先を提案しても、相手がかたくなに特定の場所を指定する場合は、詐欺を疑ってください。
ハッピーメールで詐欺に遭った際の対処法
ハッピーメールで詐欺に遭った際の対処法は、次の5つです。
- 怪しいと感じたらすぐにその場を離れる
- 運営会社へ通報する
- 消費生活センターに相談する
- 弁護士に相談する
- 調査会社に相談する
ハッピーメールでの詐欺の多くは、相手の素性がわからず、被害回復が難航します。専門機関の力を借りて、迅速な被害回復を目指しましょう。
怪しいと感じたらすぐにその場を離れる
ハッピーメールで出会った相手とのデート中に、怪しいと感じた場合は、すぐにその場を離れて逃げてください。
詐欺師は、メッセージのみで交流している段階では、好印象の人物を演じています。しかし、ターゲットをおびき寄せる罠のため、注意が必要です。
メニューに金額が書かれていないお店に案内されたり、「かならず儲かるから」と怪しいセミナーに連れていかれたりすると、たいへん危険です。相手が席を外した隙に、その場を離れてください。
運営会社へ通報する
ハッピーメールで詐欺に遭ったとわかった時点で、運営会社へすみやかに通報しましょう。
悪質なユーザーの通報は、プロフィール欄の「その他」から「〇〇さんを通報する」を押すと簡単に行えます。相手に知られることなく、運営会社に報告できるため安心です。
通報すると、ハッピーメールの運営会社が適切に対処してくれます。運営会社が悪質なユーザーと認めた場合は、強制退会の対応が取られるため、詐欺師を減らす一助にもなります。
詐欺に遭ったと気づいたタイミングで、すぐに運営会社に伝えて被害の拡大を防いでください。
消費生活センターに相談する
ハッピーメールで詐欺被害に遭ったときは、消費生活センターに助けを求めることも1つの手です。
専門の相談員が、詐欺被害の回復にむけたアドバイスをしてくれます。適切な機関の斡旋も受けられるため、ほかの専門家とあわせて検討することで、より迅速な被害回復が可能です。
消費生活センターには、同様の被害相談が寄せられている可能性が高く、過去事例から解決の糸口を見つけられます。「188」に電話をかけることで、最寄りのセンターにつながる「消費者ホットライン」も用意されています。
ハッピーメールでの詐欺被害にお悩みの方は、最寄りの消費生活センターを頼りましょう。
弁護士に相談する
ハッピーメールで詐欺師にお金をだまし取られたときの対処法の1つとして、弁護士へ相談することがあげられます。
弁護士は法律にもとづいた適切な手続きを、被害者にかわって対応してくれます。ネットや出会い系サイトでの詐欺を得意分野とする弁護士に依頼すれば、スムーズに被害回復をサポートしてくれるでしょう。
ただし、だまされた証拠や詐欺師の情報が不足していると、弁護士に依頼を受けてもらえません。詐欺被害に遭ったときは、すみやかに証拠集めに取りかかってください。
調査会社に相談する
ハッピーメールで被害に遭い、詐欺師が姿をくらました場合は、調査会社に情報収集を依頼しましょう。
被害を回復するためには、詐欺師の特定が必要不可欠です。ハッピーメールに潜む詐欺師は犯行後、姿をくらますケースが目立ちます。警察に被害届をだしたり、返金請求を弁護士に依頼したりする際も、相手の情報が必須です。
調査会社は、詐欺師の特定や情報収集のプロです。ハッピーメールをはじめとするネットを介した詐欺被害を得意とする調査会社もあります。
詐欺師の情報が不足していて、被害回復が進まない方は、調査会社へ相談しましょう。被害から時間が経つほど相手の手がかりがすくなくなるため、早めの相談がおすすめです。
ハッピーメールで詐欺に遭った際は東京中央信用調査へ
ハッピーメールでの詐欺被害に遭った際は、東京中央信用調査への無料相談を検討してください。
被害回復を目指す場合、詐欺師の素性調査が必要不可欠です。東京中央信用調査には、身元特定の専門家が在籍しています。金銭トラブルに力をいれており、ハッピーメールでの詐欺にも対応可能です。
詐欺被害のご相談は、24時間365日、いつでも受けつけています。ハッピーメールでの詐欺被害でお困りの方は、ひとりで抱えこまず、東京中央信用調査へお気軽にご相談ください。