【詐欺速報】偽の国体ライブ配信を行うYoutubeアカウント見つかる｜手口～注意点・対処法を解説

サギシ返金道・ニュース速報のお時間です。

2022年10月から開催されている「第77回国民体育大会」（通称とちぎ国体）のライブ配信をYoutube上で行うなどと言い、フィッシング詐欺の疑いのあるURLへ誘導しようとする悪質なニセ国体アカウントが発生中です。

こちらの記事では、Youtubeで第77回国体のニセライブ配信を行っているアカウントについて詳報し、さらに注意すべきポイントや万が一、ニセライブ配信業者に個人情報を入力したり、渡してしまった場合の対処法まで分かりやすく解説していきます。

【速報】国体のライブ配信動画を装ったフィッシング詐欺事案発生

まずは概況です。

現在、今年の第77回国民体育大会（国体）のライブ配信映像をYoutubeで配信するかのように装ったフィッシング動画の存在が報告されています。

この詐欺は数日前から流行しており、すでに多くの人々を騙すことに成功しています。

詐欺師たちはアカウント名からして「第77回国民体育大会」を名乗っており、国体のライブ中継をしているかのような動画をYoutube上で配信し続けています。

なお、この動画では実際にライブを見ることは出来ず

などと個人情報を求めています。

・・・さらに言えば、国体のライブ配信は日本スポーツ協会による公式サイト「国体チャンネル」（Youtubeではない）のみで配信されており、そもそもYoutube上には公式な国体ライブ配信が存在しません。

なお、本件についてはすでに本国体の開催地である栃木県が公式に注意喚起情報を出しており、地元新聞である「下野新聞社」が報じています。

ここではYahoo!ニュースに掲載された下野新聞社発・国体偽動画に関する記事を引用してご紹介します。

国体の偽動画で詐欺　栃木県が注意呼びかけ

動画投稿サイト「ユーチューブ」で、国体のライブ配信を装い、視聴者の個人情報を奪うフィッシング詐欺サイトが確認されたとして、栃木県や栃木県警が注意を呼びかけている。国体のライブ映像は公式映像サイト「国体チャンネル」のみで配信されており、ユーチューブでは配信されていない。

県や県警によると、偽動画では国体の名称やロゴ、マスコットを無断で使用した静止画が表示され、映像を見るために外部サイトへの接続が求められる。接続先では会員登録と称して、メールアドレスやクレジットカード情報の入力が求められるという。

県や県警は投稿削除を求めるなど、対策を進めているといい、県警サイバー犯罪対策課は「実際にカードを使われたり、偽造されたりする可能性がある。個人情報を安易に入力しないで」と注意を呼びかけている。

読売新聞より引用

【Youtube】2022国体ライブ配信の特徴

では、今回突如Youtube上に現れて問題となっている、2022国体のニセライブ配信の特徴について解説します。

以下のような特徴に該当する動画・アカウントは危険な詐欺アカウントである可能性があります。

特徴1:「第77回国民体育大会」というユーザー名

2022年国体の偽ライブ配信の特徴として、“第77回国民体育大会”というユーザー名など、あたかも公式のアカウントのような体裁を整えていることが挙げられます。

しかし、ユーザー名自体は配信者がどうとでも変更できるため、偽物が公式の名前を騙ること自体は極論誰にでも出来てしまいます。

特徴2:チャンネル登録者数が異常に少ない

2022年国体の偽ライブ配信のもう一つの特徴は、チャンネル登録者数です。

偽アカウントはチャンネル登録者数が異常に少なく、これも実際の国体とは無関係であることを示しています。

特徴3:動画のコメント機能がオフになっている

動画へのコメント機能も、今回発見されたアカウントではオフになっています。

これも、正規のアカウントでないことの表れです。偽アカウントはコメント機能をオフにしており、ユーザーが感想や質問を残すことができないようになっています。

特徴4:動画はYoutubeで見られず外部リンクに飛ばされる

そもそもライブ配信がYoutube上で公開されておらず、外部リンクに飛ばそうとしていることも特徴のひとつです。

実際に外部リンクに飛ばされることで、この後に下記でまとめるようなリスクに晒されることになります。

特徴5:【そもそも】国体ライブのYoutube配信は存在しない

最も大きな特徴としては、そもそもYoutubeでは国体のライブ配信が行われていないことです。

これも、そのアカウントが正規のものではないことを示すものです。

よって、これらの特徴に当てはまるアカウントに出会ったら、避けた方が無難です。

【注意】2022国体・偽ライブ配信に騙されるとこうなる！

この様に危険性の高い国体ニセライブ配信ですが、万が一にも善意の視聴者が騙されてしまうと、以下の様な危険な目に遭う可能性があります。十分にご注意ください。

リスク1:クレジットカード情報が不正取得される

偽のライブ配信にクレジットカード情報を入力すると、詐欺師はあなたのクレジットカード番号、有効期限、CVVコードなどを入手することができるケースも多々あります。

リスク2:メールアドレス宛に詐欺メールが届くようになる

偽ライブ配信では、メールアドレスを入力すると、あなたのメールアドレスが収集されます。

メールアドレスを入手すると、スパムメールを送信してきます。これらのメールには、悪意のあるウェブサイトへのリンクや、マルウェアに感染させる添付ファイルが含まれている場合があるので注意が必要です。

リスク3:勝手にカードで買い物される

カード番号を入力したりすることで、犯罪グループに勝手にカードで買い物される恐れもあります。

リスク4:犯罪グループに「カモ認定」される

偽のライブ配信に個人情報を入力することは、実質的に、あなたが個人情報の盗難やその他の犯罪のターゲットになる可能性があることを、詐欺師たちに知らせることになるのです。

場合によっては、あなたの情報が他の犯罪集団に売られる可能性もあります。

「第77回国民体育大会」の偽ライブに騙された場合の対処法

万が一今回の国体ニセライブ配信に騙されてカード番号等を入力してしまった場合は、上記のような対処法を取ることが重要です。

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まとめ

今回は第77回国体のニセの公式アカウントから偽ライブ配信が行われ、誘導されたURLでクレジットカード番号などを不正に取得される恐れのある件について解説してきました。

なお、その他のネット詐欺被害に遭われている方や、今回の事案で被害に遭われた方は下記のボタンから、ネット詐欺の相談に強い弁護士の先生をご確認いただけます。