マッチングアプリで出会った人物に投資勧誘され、お困りではありませんか。
マッチングアプリで投資に勧誘され、詐欺に遭う被害が続出しているため、注意が必要です。
本記事では、投資詐欺の被害を防ぐ方法と被害を回復するための相談先について解説します。
マッチングアプリでの投資勧誘は詐欺?
マッチングアプリで知り合った人物から投資に勧誘された場合は、注意してください。
マッチングアプリで投資に勧誘してくる相手は恋愛感情を装って近づき、ターゲットから金銭をだましとろうと企んでいる可能性があります。
デートの機会を利用し、投資に誘う手口も増えているため警戒が必要です。
マッチングアプリで投資勧誘する人物の特徴
マッチングアプリで投資勧誘する人物の特徴は、以下のとおりです。
- 投資で稼いでいるとアピールする
- 積極的にアプローチしてくる
- 職業や貯金額を聞いてくる
- アプリ外で連絡をとりたがる
ターゲットの恋愛感情を利用してお金をだましとる人物の特徴を把握し、自身の資産を守りましょう。
投資で稼いでいるとアピールする
マッチングアプリで出会った人物が、投資で稼いでいるとアピールし勧誘してきた場合は、注意してください。詐欺師は、高級車やブランド品を身につけ投資で成功した人物を装い、ターゲットから出資金を引き出そうと企んでいます。
投資に興味を持ったターゲットに「初心者でも簡単に稼げる」と誘い、「自分も稼げるかも」と相手に期待させます。
相手から稼いでいるとアピールされ、投資の詳細をよく調べずに出資金を出すことは避けてください。
積極的にアプローチしてくる
マッチングアプリで投資勧誘する人物の特徴として、積極的にアプローチしてくる点があげられます。ターゲットに積極的なアプローチをして恋愛感情を抱かせ、結婚をエサにお金をだましとることが詐欺師の目的です。
詐欺師はターゲットから詐欺を疑われずに金銭をうばおうと、信頼関係を構築してから投資に勧誘します。
マッチングアプリで知り合い、お互いの素性がまだわからない段階で積極的に好意を伝えてくる人物は、すぐに信用せず慎重に接しましょう。
職業や貯金額を聞いてくる
マッチングアプリで知り合い職業や貯金額を聞いてくる相手は、投資勧誘する人物の特徴にあてはまります。詐欺師はターゲットから、できるだけ多くのお金をだましとりたいと考えているためです。
ターゲットが高収入であるとわかった詐欺師は、「財産を投資にまわせばさらにお金を増やせる」といった甘い言葉をつかい、相手を勧誘します。
詐欺に遭わないためにも、アプリでマッチングした相手がお金のことばかり聞いてくる場合は、連絡をとることは控えましょう。
アプリ外で連絡をとりたがる
マッチングアプリで投資勧誘する人物の特徴に、アプリ外で連絡をとりたがる点があげられます。詐欺師はターゲットを外部のサイトやアプリに誘導し、個人情報を悪用する目的があります。
メールアドレスや電話番号、LINEのIDなどの連絡先を聞かれた際は詐欺に警戒してください。相手に渡した個人情報は詐欺業者間で売買され、新たな被害が発生する危険性があり、注意が必要です。
マッチングした人物の素性がわかるまでは、アプリ以外でのやりとりは断りましょう。
マッチングアプリでの投資勧誘の手口
マッチングアプリでの投資勧誘のおもな手口は、以下の4つです。
- 偽の投資サイトに誘導する
- 結婚資金を口実に資産運用を勧める
- デートの際に勉強会やセミナーの勧誘をする
- 会う場所や時間を指定する
マッチングアプリで知り合った相手の言動を不審に感じた場合、すぐに距離をおくことが重要です。
偽の投資サイトに誘導する
マッチングアプリで投資勧誘する人物のよくある手口として、ターゲットを偽のサイトに誘導して金銭をだましとります。
詐欺師は架空の投資サイトで利益が出ているようにみせかけ、ターゲットに何度も出資させたあと、損失があったように偽装します。
詐欺に遭ったと気づいたときには犯人と連絡がとれず、投資サイトにもアクセスができなくなるため、注意が必要です。マッチングアプリで出会った人物から投資サイトを紹介された時点で、相手に深入りしないことが賢明です。
結婚資金を口実に資産運用を勧める
マッチングアプリで結婚資金のためと投資に勧誘され、資産運用を勧められた際は注意してください。詐欺師はマッチングするとすぐに結婚をにおわせ、将来のための資金を貯めることを口実に、強引に資産運用をさせます。
ターゲットは恋人からの提案に疑いを持たず、安易に出資金を渡してしまうケースが少なくありません。
結婚を口実に相手から資産運用を勧められた際は、将来を共にできる人物なのか自身だけで判断せず、家族や友人に相談しましょう。
デートの際に勉強会やセミナーの勧誘をする
マッチングアプリで知り合った人物からデート中に投資勧誘され、勉強会やセミナーに誘われる手口も多くみられます。
ターゲットは詐欺師に「絶対に儲かる」と言われ、投資スクールへの入会を勧められます。ターゲットの恋愛感情が強く「断ったら嫌われるかもしれない」という思いから、相手の勧誘を断りきれず入会するケースが多いため注意が必要です。
投資のセミナーや勉強会に勧誘されても毅然とした態度で断り、参加することは避けましょう。
会う場所や時間を指定する
マッチングアプリで知り合った人物から会う場所や時間を指定された場合は、投資に勧誘される可能性が高いため、警戒してください。
詐欺師は、自分の都合を優先するために時間を設定し、人目につかない場所でお金の話をしたいと考えます。2人がはじめて会う場所はお互いの中間地点が一般的ですが、詐欺師はターゲットの都合を無視してデートの行き先や時間を指定してきます。
自身の希望する時間や場所をリクエストしても相手が歩みよらない場合は、指定する理由を確認し、怪しいと感じた際は接触を控えましょう。
マッチングアプリでの投資勧誘から身を守るには
マッチングアプリでの投資勧誘から身を守る方法は、以下の5つです。
- 毅然とした態度で断る
- 会うまでのやりとりはアプリ内でおこなう
- 金融リテラシーを身につける
- 個人情報を簡単に教えない
- 金融庁の登録業者か確認する
マッチングアプリの詐欺被害は年々増加しています。自分もだまされるかもしれないと警戒心を持つことで、投資詐欺に遭うリスクを下げられます。
毅然とした態度で断る
マッチングアプリで出会った人物の投資勧誘から身を守るには、毅然とした態度で断ることが重要です。曖昧な態度では相手からの強引な勧誘に負け、お金をだましとられる危険性があります。
詐欺師はターゲットから一度断られただけでは諦めず、「借金をしても投資すればすぐに返済できる」と言い、何度も勧誘してきます。
複数回断っても、投資金を渡すように強要してくる相手であれば、すみやかに第三者へ相談し助けを求めましょう。
会うまでのやりとりはアプリ内でおこなう
マッチングした相手と会うまではアプリ内でやりとりをおこなうことが、投資勧誘から身を守る方法です。
アプリによっては、運営スタッフがユーザー同士のやりとりやプロフィールを確認し、不審な人物がいないか監視しています。そのため、詐欺行為が発覚しアカウントの停止や凍結をおそれ、アプリ外で連絡をとろうと持ちかける詐欺師が多く存在します。
マッチングしてすぐに好意をアピールし、アプリ外の連絡先を聞いてくる相手は、詐欺師の疑いがあるため注意が必要です。
金融リテラシーを身につける
金融リテラシーを身につけることで、必ず儲かる投資はないと理解でき、マッチングアプリで知り合った相手の勧誘から身を守れます。
金融リテラシーとは、お金や経済に関する正しい知識を持ち判断する能力をいいます。SNSの普及により詐欺の手口は巧妙かつ多様化しているため、金融リテラシーを身につけることは必要不可欠です。
大切な資産を失わないためにもお金について学び、投資勧誘してくる相手にだまされないようにしましょう。
個人情報を簡単に教えない
マッチングアプリで知り合った人物から投資に勧誘された際に、個人情報を聞かれても安易に教えないでください。詐欺師は個人情報の横流しや不正利用も目的としているため、悪用される危険性があります。
相手の素性がわかるまでは、住所や勤務先、家族構成などの細かい個人情報は教えないことが重要です。
気が合うと感じる相手であっても、出会ってすぐに個人情報を教えることは危険であると認識し、慎重にやりとりをおこないましょう。
金融庁の登録業者か確認する
マッチングアプリで出会った人物が投資に勧誘してきた際は、金融庁に登録している業者かを確認することで被害から身を守れます。
日本で金融商品の売買をおこなうには金融庁への登録が必要であり、届出を出さない場合は違法となります。
投資を勧められた場合は、金融庁のホームページの「免許・許可・登録を受けている業者一覧」で届出を出している業者か確認しましょう。
金融庁への登録を確認することで、悪質な投資詐欺の被害に遭うリスクを下げられます。
マッチングアプリで詐欺に遭った際の対処法
マッチングアプリで投資勧誘され、被害に遭った際の対処法は以下のとおりです。
- 詐欺の証拠を集める
- 金融機関に連絡する
- マッチングアプリ運営に詐欺被害を通報する
マッチングアプリで被害に遭った場合は、状況に合った機関に連絡し迅速に詐欺の証拠を集めてください。
詐欺の証拠を集める
マッチングアプリで勧誘され、投資詐欺に遭ったと気づいた場合、そくざに証拠を集めましょう。詐欺師に返金を求める際は、被害の事実を証明する証拠が必要です。
ターゲットに犯行がバレた詐欺師は、マッチングアプリのアカウントを消し姿をくらます可能性があります。相手のアカウントと2人のやりとりが消える前に、不審に感じた時点でスクリーンショットをしておきましょう。
被害の証拠や詐欺師の身元がわかる情報が集まらない場合は、調査会社への依頼を検討してください。
金融機関に連絡する
金融機関に連絡することは、マッチングアプリで投資勧誘され、詐欺に遭った場合の対処法の1つです。振り込め詐欺救済法の手続きで、詐欺師から金銭をとり戻せる可能性があります。
振り込め詐欺救済法に申請すれば、犯人の口座の残高や被害額に応じて、分配金を受けとることが可能です。詐欺師の口座に残金がないケースは救済の対象外となり、被害者が多い場合には、返金額が少なくなるため、注意してください。
詐欺に遭った際はただちに振込先の金融機関に連絡し、被害金を回収しましょう。
マッチングアプリ運営に詐欺被害を通報する
マッチングアプリで投資勧誘され、詐欺に遭った際の対処法に、運営に被害を通報することがあげられます。詐欺行為は規約違反にあたるため、通報により犯人はアカウントの停止やアプリの強制退会に追い込まれます。
被害に気づいたら詐欺師が姿を消す前に相手のアカウントを特定し、運営に通報しましょう。すみやかに通報することで、アプリを利用しているほかのユーザーの被害を防げます。
アプリ運営は被害金の請求をおこなえないため、犯人に返金を求めるには専門機関に相談してください。
マッチングアプリで詐欺に遭った際の相談先
マッチングアプリで投資勧誘の被害に遭った際の相談先として、以下の5つがあげられます。
- 金融サービス利用者相談室
- 消費生活センター
- 警察
- 弁護士
- 調査会社
スムーズな被害回復のためにも、信頼できる専門家へすみやかに相談しましょう。
金融サービス利用者相談室
マッチングアプリでの投資勧誘で被害に遭った際の相談先として、金融サービス利用者相談室があります。金融サービス利用者相談室は金融庁が管轄しており、詐欺被害についてのアドバイスや、解決をサポートする機関への紹介が可能です。
相談は電話やウェブサイトなどで受けつけていますが、回答はすべて電話でおこなわれます。
金融サービス利用者相談室では詐欺師に返金を求める手続きはできないため、被害を回復したい場合はほかの機関を選びましょう。
消費生活センター
消費生活センターは、マッチングアプリで投資勧誘の被害に遭った際の相談先の1つです。
消費生活センターでは、専門知識を持ったスタッフが消費に関するトラブル解決のための交渉の手伝いや関連機関の紹介などをおこなっています。
相談は、消費者ホットライン「188」への電話や、窓口で受けつけています。相談の際は個人情報を開示する必要がありますが、職員には守秘義務があるため内容が外部にもれることがなく、安心して話せるでしょう。
警察
警察への相談もマッチングアプリで投資勧誘の被害に遭った際に有効です。
警察には被害状況に応じて窓口が複数あります。詐欺に遭ったか確信できないケースは「警察相談専用窓口#9110」へ、あきらかに事件性がある場合は「「被害相談窓口」」へ電話してください。
警察に被害届を提出して事件と認められれば、捜査が可能です。証拠が少ないケースでは被害届を受理してもらえない可能性があるため、警察へ相談する前に調査会社への依頼をおすすめします。
弁護士
マッチングアプリで投資勧誘の被害に遭った際は、弁護士への相談も検討してください。
弁護士はさまざまな法的手続きや詐欺師との直接交渉、刑事告訴のサポートもおこないます。
法律の知識がない被害者が、一人で詐欺師に返金請求をすることは非常に困難です。精神的な負担を軽くし、迅速に返金を求めるためにも、投資詐欺にくわしい弁護士に依頼してください。
事件の解決にかかる時間や労力を最小限にして、被害の回復を目指しましょう。
調査会社
マッチングアプリで投資勧誘の被害に遭った際は、調査会社への相談をおすすめします。
法的な手続きをとるためには、詐欺師の身元特定と証拠の収集が重要です。詐欺師は嘘の情報をアプリに登録し、ターゲットからお金をうばうとアカウントを削除します。
調査会社は尾行や張り込みが法律で許可されているため、素人が集められない証拠や犯人の身元をつかむことが可能です。
弁護士に相談を断られた場合でも、犯人の身元特定や証拠の収集を依頼できる調査会社へ相談することで、対応してもらえるケースもあります。
マッチングアプリで詐欺に遭ったら東京中央信用調査へ
マッチングアプリで投資詐欺に遭い、証拠を集めたい方は東京中央信用調査へご相談ください。
東京中央信用調査には、インターネット領域のリサーチにくわしい人材が在籍しており、マッチングアプリを利用した詐欺であっても調査が可能です。
調査の状況はリアルタイムにLINEやメールで連絡するため、すぐに結果を知ることができます。
マッチングアプリで投資詐欺に遭いお悩みの方は、東京中央信用調査へ一度ご連絡ください。