ワンクリック詐欺の被害が急増しています。
ワンクリック詐欺は、基本的に反応する必要のない、極めて低レベルな詐欺でした。
しかし、最近は手口が巧妙化してきました。犯人側に個人情報を知られているのではないかという不安に煽られ、被害に遭うケースが増加しています。
本記事では、ワンクリック詐欺の手口と対処法、予防策をまとめて紹介します。
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ワンクリック詐欺の手口
ワンクリック詐欺は、インターネット上で行われる詐欺の1つです。被害者がWebサイトや電子メールに記載されたURLを一度クリックしただけで、意図しない請求が発生する手口のことを指します。
ワンクリック詐欺は、特にスマートフォンのアプリ内で発生することが多いです。被害者を騙して、不正なクリックや課金を発生させることを目的としています。常に冷静に判断し、疑わしい広告やメールには注意を払うようにしましょう。
SMSやメール
偽装したSMSやメールによって偽の請求書を送信し、携帯電話料金などの不当な料金を請求する手口です。手軽かつ簡単に多くの人々に同時に配信できるため、多数の人々にアクセスさせるために利用されます。
一般的に、SMSやメールには本来の送信者を偽装することが容易であるため、詐欺師は自分たちの正体を隠しながら被害者を騙すことができます。
SMSやメールは手軽で迅速なコミュニケーション手段であるため、ワンクリック詐欺といった悪質な手口に利用されることが多いです。リンクをクリックする際は、慎重に行いましょう。
ポップアップ広告
急に現れる広告をクリックするように促し、不正なウェブサイトに誘導する手口です。
ポップアップ広告は、ウェブページを閲覧しているときに突然現れ、内容に関わらずクリックする人が多いことが知られています。詐欺師はこの特性を利用し、ポップアップ広告に不正なリンクを仕込みます。
ポップアップ広告に表示されたリンクをクリックする前に、リンク先が正当かどうかを確認することが大切です。また、不審な広告が表示された場合は、ウェブブラウザを終了するなどして、被害を避けるようにしましょう。
フィッシング詐欺
偽物のウェブサイトに誘導され、本物のサイトと見せかけてクリックさせる手口です。パスワードや個人情報を盗まれる可能性があります。
フィッシング詐欺は、偽のウェブサイトやメールを作成し、本物そっくりの見た目で被害者を騙して個人情報を盗む手法です。被害者の情報を入手し、後日不正な請求書を送り付けたり、アカウントを乗っ取ったりすることもあります。
フィッシング詐欺サイトは、URLが本物のサイトと微妙に違うことがあります。URLをよく確認し、怪しいものはアクセスしないようにしましょう。
不正なアプリ
不正なアプリをインストールさせる手口です。正規のアプリストアなどでも、偽装して配布されている可能性があります。
不正なアプリは、高額な課金を請求することが目的です。起動すると、自動的に契約を更新し、料金を請求する場合があります。さらに、一部の不正アプリには、個人情報を収集する機能が組み込まれていることもあります。
不正なアプリをダウンロードしてしまった場合、すぐに削除しましょう。また、ダウンロードする前に、アプリの開発元やレビューを調べ、評判や評価が高いかどうか確認することも大切です。
ワンクリック詐欺の対処法5選
ワンクリック詐欺の対処法は、以下の5つです。
- 連絡を無視する
- キャッシュを削除する
- 利用規約を読む
- 最新のセキュリティソフトを導入する
- サイバー犯罪の専門家に相談する
ワンクリック詐欺に遭わないためには、冷静な判断が大切です。リンクをクリックする前に、しっかりと内容を確認してください。
特に、怪しいSMSやメールなどからのリンクには注意が必要です。不審な広告やポップアップにも気を付けましょう。
1.連絡を無視する
ワンクリック詐欺に遭遇した場合、一番簡単な対処法は無視することです。焦らず冷静に考え、不審なものは無視して、信頼できる情報源から情報を収集しましょう。
もし詐欺に巻き込まれた場合、詐欺師から要求された情報は決して提供してはいけません。可能であれば被害を受けたことをすぐに信頼できる機関に報告し、アカウントのパスワードの変更をおすすめします。
2.キャッシュを削除する
ワンクリック詐欺の被害を最小限に抑えるためには、キャッシュを削除することが効果的です。キャッシュとは、ウェブサイトの情報を一時的に保存するためのデータのことであり、ブラウザが高速にウェブページを表示するために使われます。
ワンクリック詐欺によって不正な広告が表示された場合、その広告の情報がキャッシュに残ってしまうことがあります。そのため、再度同じウェブページを開く際に、不正な広告が自動的に表示さないように、キャッシュの削除が必要です。
キャッシュの削除方法は、ブラウザによって異なりますが、一般的には設定メニューから削除できます。
3.利用規約を読む
ワンクリック詐欺に遭わないためには、利用規約を読むことが大切です。利用規約には、課金に関する規定が明記されていることがあります。
例えば、「無料体験期間が終了すると自動的に課金される」というような規定を利用規約に記載している場合です。課金に関する規定に注意を払わないと、ワンクリック詐欺に遭ってしまう可能性があります。
利用規約を読むことで、どのような課金システムがあるのかを理解し、不審な点があれば早めに対処できます。また、利用規約に違反した場合、返金や解約が難しいこともありますので、利用規約をしっかりと把握することが大切です。
4.最新のセキュリティソフトを導入する
セキュリティソフトには、ウイルスやスパイウェア、不正アクセスなど、様々な脅威に対処するための機能が搭載されています。
ワンクリック詐欺は、悪質な広告やウイルスによって誘導されることが多いです。最新のセキュリティソフトを導入しておくことで、悪質な広告やウイルスの脅威から、自分自身を守ることができます。
ただし、セキュリティソフトを導入しているからといって、完全にワンクリック詐欺から守られるわけではありません。常に注意を払い、不審なサイトや広告には近づかないようにしましょう。また、セキュリティソフトの定期的なアップデートも怠らずに行うことが大切です。
5.サイバー犯罪の専門家に相談する
どうしても心配なようであれば、サイバー犯罪の専門家に相談するという方法もあります。専門家は、被害の状況を正確に評価し、適切な対処方法を提供できます。
- 消費生活センター、国民生活センター
- 都道府県警サイバー犯罪窓口
- 法テラス
- サイバー犯罪に強い弁護士
上記の相談先に連絡することによって、ワンクリック詐欺かどうかがわかります。また、無視しても本当に問題がないかを判定してもらえるでしょう。ただし、すでに被害に遭っている場合は速やかに行動することが重要であり、専門家に相談する前に、まずは必要な措置を取ることが必要です。
ワンクリック詐欺の不安を煽る手法
ワンクリック詐欺は、緊急性や重大性を強調することで、不安を煽ってきます。簡単に解決できるという誘惑的な表現を用いることで、被害者が簡単に解決できると思い込ませてきます。
しかし、実際には解決できなかったり、逆に被害が拡大することもあるため、冷静な判断が必要です。
正当な契約が完了しているかのように見せかける
ワンクリック詐欺は、一見正当な契約と思わせる手法を用いて、被害者を騙します。具体的には、以下の4つの手法があります。
- 無料期間が過ぎると自動的に課金させる
- 利用規約を細かくし、じっくり読ませずに同意させる
- 契約内容を複雑にし、理解させずに同意させる
- 課金についての情報をあいまいにし、理解しにくくする
正当な契約と思わせる手法は、被害者を混乱させることで条件を見落とさせ、無意識のうちに同意させることを狙っています。そのため、契約をする前には必ず利用規約や注意書きをよく読み、課金に関する記載に注意することが大切です。
利用者の個人情報が特定されたように見せかける
ワンクリック詐欺において、個人情報が特定されたように見せかけ、被害者を騙す手法があります。具体的には、以下の4つの手法です。
- 情報の漏洩を警告するメッセージを表示する
- 本名や住所など、個人情報を含むフィッシングメールを送る
- 「ウイルスに感染した」という旨の警告を表示する
- 「個人情報を特定された」として、身代金を要求する
個人情報が特定されたように見せかける手法は、被害者の不安を煽ることを目的としています。動揺させることで、ワンクリック詐欺に引っかかる可能性を高められるためです。
しかし、個人情報が特定されたというのは全て詐欺の手法であり、本当に漏洩した場合には、法的手段で対処することが必要になります。被害に遭わないためにも、不安を煽るメッセージに惑わされず、冷静に判断することが大切です。
シャッター音を鳴らす
ワンクリック詐欺において、カメラのシャッター音を鳴らす手法があります。これは、ウェブカメラを通じて個人が監視されているような錯覚を与え、恐怖心を煽るためです。
例えば、「あなたのカメラが使用されているので、今すぐ確認してください」といったメッセージが表示されます。同時にカメラのシャッター音が鳴ることで、被害者に監視されているという不安感を与えられます。
しかし、シャッター音を鳴らすのは全て詐欺の手法であり、実際にはカメラによる監視などは行われていません。詐欺師は、被害者の不安感を煽ることでクリックを促し、悪意あるウイルスやマルウェアをインストールさせることが目的です。
ワンクリック詐欺の予防法
ワンクリック詐欺に遭わないためには、注意深く行動することが重要です。不審な広告やメールを受け取った場合は、即座に削除することを推奨します。
また、信頼できるアプリのみをダウンロードし、不正なリンクをクリックしないようにしましょう。
怪しいURLをクリックしない
ワンクリック詐欺の予防法として、怪しいURLをクリックしないことが重要です。これは、不正なサイトに誘導され、ウイルスやマルウェアがダウンロードされたり、個人情報が盗まれたりするリスクを減らすためです。
ワンクリック詐欺の手口の多くは、不正なリンクを踏んだり、怪しいサイトにアクセスしたりすることによって行われます。そのため、信頼できるサイトからのリンクしかクリックしないようにすることが大切です。
また、メールやSNSで送られてきたリンクには特に注意が必要です。不審なメールやSNSメッセージには、不正なリンクが含まれている可能性が高く、クリックしないようにしましょう。
怪しいアプリはダウンロードしない
ワンクリック詐欺の予防法の1つに、怪しいアプリをダウンロードしないことが挙げられます。不正なアプリには、個人情報を収集する機能が組み込まれていたり、ウイルスが含まれていたりすることがあります。
特に危険なのは、スマートフォンのコントロールを不正なアプリに乗っ取られてしまうケースです。この場合、本人が仮に契約の意思がなくても、アプリの中でネットバンキングの個人情報を送付してしまうなど、さまざまな被害を受ける可能性があります。
そのため、怪しいアプリは避けることが重要です。また、アプリの権限設定を確認することも重要で、必要のない権限を求めるアプリはダウンロードしないようにしましょう。
よくわからなければ弁護士に相談する
ワンクリック詐欺に遭った場合、個人情報の漏洩や被害額の増大など、様々なトラブルが発生する可能性があります。よくわからなくなってしまった場合は、弁護士に相談しましょう。被害の範囲や法的な対処方法についてアドバイスを受けられます。
詐欺グループが海外にいる場合や、海外サイトに誘導されている場合などには、どの国のどの州の法律が適用されるのか不明瞭です。国際法や海外取引法に精通している弁護士に相談することが重要になります。
ワンクリック詐欺の被害に関する質問
ワンクリック詐欺の被害に関する質問をまとめて紹介します。
ワンクリック詐欺において、不正な請求に対して支払いをする必要はありません。ワンクリック詐欺は不法行為に該当し、被害に遭った場合は専門家である弁護士に相談することをおすすめします。
Q:高額な請求は払わないといけないの?
A:原則払う必要はありません。
ワンクリック詐欺はその名の通り、ワンクリックで契約が成立したかのように見せかける詐欺です。現行の民法上もワンクリックで契約が成立した場合、あとから被害者は契約の無効を主張することもできるような仕組みとなっています。
ただし、ワンクリックではなく3クリックで契約が成立してしまった場合には、すでに売買契約が成立している可能性もあります。この場合については極めて分が悪いため、弁護士に相談するなど対応をすることが必要です。
Q:料金を払ってしまったけど返金できる?
A:返金できる可能性はあります。
すでに料金を支払っている場合、詐欺の被害に遭っている可能性があります。
業者側からすれば、不当利得を得ているという言い方もできるでしょう。この場合、不当利得返還請求という形で支払ってしまった料金の返金を求められるケースもあります。ただし不当利得返還請求ついては、法的な知識や経験値が必要不可欠です。
詐欺被害の回復に強い弁護士に相談することで、お金を取り戻すという流れが一般的です。
Q:料金を払ってしまったけど、個人情報は大丈夫?
A:危険な状態です。
ワンクリック詐欺は、無視していれば無害な存在ですが、料金を支払ってしまった場合は話が変わります。
連絡先をはじめ、振込人名義や利用したプリペイドカード・電子マネーの種類など、すべての個人情報が伝わっている可能性が高いです。
個人情報が流出している場合、不正利用して第2の加害者に仕立て上げられることもあります。
流出の可能性がある場合は時間との勝負です。1分1秒でも早く詐欺被害回復に強い弁護士に相談し、2次被害の防止に向けて動き出しましょう。
まとめ
今回はワンクリック詐欺の対処法をまとめて紹介しました。
- 連絡を無視する
- キャッシュを削除する
- 利用規約を読む
- 最新のセキュリティソフトを導入する
- サイバー犯罪の専門家に相談する
ワンクリック詐欺は、不安を煽ってくることが特徴です。
少しでも「ワンクリック詐欺に遭っているかも」と感じた場合は、すぐに弁護士事務所に相談しましょう。特に支払いを行っている場合は時間との勝負です。横山法律事務所には詐欺被害に強い弁護士がいますので、一度相談してみると良いでしょう。
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