金銭的な悩みはさまざまですが、中でもクレジットカードが作れないというのは、社会生活を送る上で大きなデメリットになりかねません。今回はブラックリストに載ってしまった人でも作れるクレジットカードについて、詳しく解説していきます。
ブラックリストに載ってしまった場合、通常のクレジットカードを作るのは難しくなります。しかし、あきらめる必要はありません。状況を改善する方法や、代替手段があります。
この記事では、ブラックリストの仕組みから始まり、ブラックでも作れるクレジットカードの種類、借金問題からの回復方法まで、幅広くお伝えしましょう。
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ブラックリストとは?クレジットカード審査への影響
クレジットカードが作れない原因として、ブラックリストへの登録があげられます。ブラックリストとは一体何なのでしょうか。また、クレジットカードの審査にどのような影響を与えるのでしょうか。
ブラックリストの定義と登録される理由
ブラックリストとは、信用情報機関に金融事故情報が登録された状態のことです。
実際にブラックリストというリストが存在するわけではありません。
ブラックリストに登録される主な理由は、支払いの延滞が続いた場合、自己破産や任意整理などの法的措置を取った場合、多重債務の状態に陥った場合の3点です。
金融機関は、このブラックリストを参照して個人の信用度を判断します。つまり、ブラックリストは金融取引における個人の「信用スコア」のようなものだといえるでしょう。
ブラックリストがクレジットカード審査に与える影響
ブラックリストへの登録は、クレジットカードの審査に大きな影響を及ぼします。通常、クレジットカード会社は申込者の信用情報を厳しくチェックします。その際、ブラックリストに登録されていると、審査に通過する可能性は極めて低くなるといわざるを得ません。
クレジットカード会社からすれば、過去に支払いトラブルがあった人や多重債務におちいった人は、「信用リスクが高い」と判断されるのです。そのため、ほとんどの場合、通常のクレジットカードの発行は断られてしまうでしょう。
ブラックリストの登録期間はどのくらい?
ブラックリストの登録期間は、原因によって異なり一般的には5年から7年程度とされています。
登録期間が経過すると、その情報は自動的に削除されますが、登録期間中はクレジットカードの作成や住宅ローンの申し込みなど、さまざまな金融サービスの利用が制限されることになります。
ブラックでも作れるクレジットカードの種類
ブラックリストに登録されていても、全てのクレジットカードが作れないわけではありません。審査基準のゆるいカードや、特殊な仕組みのカードなら、作成できる可能性があります。
デポジット型クレジットカード
デポジット型クレジットカードは、保証金を預けることで発行されるカードです。
この保証金が、通常のクレジットカードにおける与信枠の代わりとなるのです。
仕組みとしては、まず利用者が一定額の保証金を預けます。その後、保証金の範囲内でクレジットカードが利用できるようになります。保証金があるため、カード会社にとってはリスクが低く、比較的審査が通りやすいのが特徴です。
デポジット型クレジットカードのメリットは、ブラックリストに登録されていても作れる可能性が高いことです。また、利用履歴が積み重なれば、通常のクレジットカードへの切り替えができる場合もあります。
一方で、デメリットは利用限度額が保証金の範囲内に限られることです。また、保証金を用意する必要があるため、すぐに利用を開始することは難しいでしょう。
ノンバンク系クレジットカード
ノンバンク系クレジットカードは、消費者金融会社が発行するクレジットカードです。
これらのカードは、一般的な銀行系クレジットカードと比べて審査基準が緩いのが特徴。
ノンバンク系クレジットカードの多くは、キャッシング機能付きのカードです。つまり、クレジットカードとしての利用だけでなく、カードローンとしても利用できます。
このタイプのカードは比較的審査が通りやすいため、ブラックリストに登録されている人でも作れる可能性があります。ただし、利息が高めに設定されている場合が多いので、利用の際は十分な注意が必要です。
審査なしで作れるクレジットカードはある?
結論から言えば、完全に審査なしで作れるクレジットカードは存在しません。クレジットカードは基本的に「与信(信用を与えること)」の上に成り立つサービスです。そのため、何らかの形で利用者の信用を確認する必要があるのです。
ただし、審査基準が非常にゆるいカードは存在し、年収や職業の確認を省略するカードや、在籍確認の電話をしないカードなどがあります。これらは「審査なし」とうたわれることもありますが、実際には最低限の審査は行われています。
このようなゆるい審査のカードは、ブラックリストに登録されている人でも作れる可能性が比較的高いです。しかし、審査基準が緩い分、利用限度額が低かったり、年会費が高かったりするケースが多いので注意しましょう。
ブラックリスト該当者向けの代替手段
クレジットカードが作れない場合、似たような機能を持つ別の決済手段を利用するのも一つの方法です。ここでは、ブラックリストに該当する人でも利用できる代替手段を紹介します。
デビットカードのメリットとデメリット
デビットカードは、銀行口座と直接リンクしたカードです。利用時に口座から即座に引き落としが行われ、クレジットカードのような後払いではありません。
デビットカードの最大のメリットは、審査なしで作れることです。原則として、銀行口座を開設できる人なら誰でも作ることが可能。また、利用限度額が預金残高に限られるため、使いすぎる心配がありません。
一方、デメリットとしては、クレジットカードのようなポイント還元がない場合が多いことがあげられます。また、ホテルの予約やレンタカーの利用など、一部のサービスでは利用できないこともあります。
プリペイドカードの活用方法
プリペイドカードは、事前にチャージした金額の範囲内で利用できるカードです。デビットカードと同様、審査なしで作ることができます。
プリペイドカードのメリットは、利用限度額が明確なため使いすぎの心配がないことです。また、国際ブランド(VISAやMasterCardなど)が付いたプリペイドカードなら、海外でも利用可能です。
活用方法としては、生活費の管理に使うのが効果的で、月の食費や交際費をプリペイドカードにチャージしておけば、予算管理がしやすくなります。
ただし、プリペイドカードは現金をチャージする手間がかかります。また、チャージ手数料がかかるカードもあるので、選ぶ場合は注意が必要です。
家族カードの利用は可能?
家族カードとは、本カードの所有者(本人)の家族が使えるカードです。本人が審査に通過できれば、家族カードの発行は可能な場合があります。
家族カードのメリットは、本人の信用力を借りて、ブラックリストに登録されている家族でもクレジットカードを利用できることです。また、家族全員の利用履歴が一つの明細にまとまるため、家計管理がしやすくなります。
ただし、家族カードの発行には条件があり、多くの場合、本人と同居している家族に限られ、年齢制限もあります。また、利用限度額は本カードと合算されるため、使いすぎには注意が必要です。
ブラックリストからの回復までの流れ
ブラックリストからの回復は、時間はかかりますが決して不可能ではありません。ここでは、回復までの期間や、回復に向けた流れを解説しましょう。
ブラックリストからの回復にかかる期間
ブラックリストからの回復期間は、登録理由によって異なり、一般的には5年から7年程度かかります。
この期間が経過すると、ブラックリストから情報が削除されます。ただし、これはあくまで目安です。実際の回復には、新たな借り入れや返済を適切に行い、信用を積み重ねていく必要があります。
借金問題に強い専門家への相談の重要性
借金問題は複雑で、一人で対処するのは困難です。そのため、弁護士や司法書士など、借金問題に詳しい専門家に相談することが重要です。
専門家に相談すると、借金の全体像を把握でき、最適な解決方法を見つけられるでしょう。また、債権者との交渉を代行してもらえる上、法的な手続きを適切に進めることもできます。
専門家への相談は有料の場合が多いですが、初回相談を無料で受け付けている事務所もあります。まずは気軽に相談してみるのがよいでしょう。
健全な金融生活を送るためのアドバイス
ブラックリストから回復した後は、再び同じ状況に陥らないよう、健全な金融生活を心がけることが大切です。
まず、収支のバランスを適切に保つため、毎月の収入と支出を把握し、無理のない範囲で生活しましょう。そして急な出費に備えて、少額でも定期的に貯蓄をする習慣をつけてください。
また、クレジットカードを使う場合は、使いすぎると債務が膨らむリスクがありますので、利用額の上限を決めるなど、計画的に使うことが大切です。万が一、どうしても借金が必要になった場合は、返済計画を立てた上で、慎重に検討しましょう。
そして、金融に関する知識を身につけるのもおすすめです。書籍やセミナーなどを活用し、継続的に学習するとよいでしょう。
まとめ
ブラックリストに登録されていても、全てのクレジットカードが作れないわけではありません。デポジット型やノンバンク系のカードなら、作成できる可能性があります。また、デビットカードやプリペイドカードといった代替手段も有効です。
ブラックリストからの回復には時間がかかりますが、努力で解決できます。借金問題でお悩みの方は、一人で抱え込まずに専門家に相談してみると良いでしょう。
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