借金の返済に追われる日々から抜け出したい。でも新たな借金の誘惑に負けてしまう…。そんな悩みを抱える人にとって、貸付自粛制度は有効な選択肢となります。
貸付自粛制度とは、金融機関からの借入を自ら制限する仕組みです。最長5年間にわたり、ほぼすべての金融機関からの借入が不可能になります。借金の誘惑から自分を守り、新たな人生をスタートさせるためのセーフティーネットとして機能します。
本記事では貸付自粛制度の仕組みから具体的な申請方法、さらには制度活用のポイントまで詳しく解説しましょう。
国が認めた「債務整理」という手続きを活用すれば、月々の返済額を減らしたり、日々の取り立てを止めたりすることができます。手続きはカンタンなので、まずは債務整理に強い専門家に無料相談してみましょう。
貸付自粛制度で借金を断ち切る仕組み

金融機関からの借入を完全に断ち切りたい。そう決意した時、貸付自粛制度が強い味方となります。
日本貸金業協会または全国銀行個人信用情報センターへの申告により、最長5年間という期間、原則としてすべての借入が制限される制度です。
一度申告すると最初の3ヶ月間は撤回できず、強制力を持った借金ストップの仕組みとして機能します。
貸付自粛制度の基本的な仕組み
貸付自粛制度は借金の連鎖を断ち切るための公的な仕組みです。日本貸金業協会または全国銀行個人信用情報センターのどちらか一方に申告することで、加盟金融機関からの新規借入が原則として不可能になります。
制度の主な目的は、浪費癖やギャンブル依存症による借金の抑制です。自分の意思だけでは借金を止められない人が、制度の力を借りて新規借入を防ぐ手段として活用できます。

本人による申告が基本となりますが、状況に応じて法定代理人による申告も可能です。
申告から借入制限までの流れ
申告された情報は、JICCや日本貸金業協会、全国銀行個人信用情報センターといった3大信用情報機関(信用情報を管理する機関)に登録されます。
登録された情報は各機関に加盟する金融機関で共有され、新規の借入申込みがあった際にチェックされます。貸付自粛の申告が確認されると、原則として借入は認められません。
申告から3ヶ月間は撤回することができず、確実に借金を止めるための期間が設けられています。
申告できる人の条件
貸付自粛の申告は本人が行うのが基本です。自らの意思で借金を断ち切る決意をした人が申告できます。
成年後見人などの法定代理人による申告も可能です。本人に意思能力がない場合などは、法定代理人が本人に代わって申告することができます。
特定の条件下では、親族による申告も認められていますが、本人の同意や特別な事情の証明が必要です。
貸付自粛制度の具体的な申請方法

貸付自粛制度の申請方法は申告先によって異なります。手続きを確実に進めるため、必要書類や手順を事前に確認しましょう。
日本貸金業協会での申請手順
日本貸金業協会では、窓口での直接申請とWeb申請の2つの方法が用意されています。窓口では職員による丁寧な説明を受けられ、不安な点をその場で解消できるでしょう。
本人確認書類2点の提示が必須となります。運転免許証や年金手帳、マイナンバーカードなど、氏名、住所、生年月日の記載がある身分証明書が必要です。
申請に費用は一切かかりません。経済的な負担なく手続きを進められます。
全国銀行個人信用情報センターでの申請手順
全国銀行個人信用情報センターでは郵送での申請のみ受け付けています。申請書類一式を郵送し、後日電話での本人確認が行われるという流れです。
申請には本人確認書類2点のコピーと460円分の切手が必要です。切手は申請書類の返送用として使用されます。
申請後、センターから電話による本人確認があります。申告内容や本人の意思を確認する重要な手続きとなりますので、確実に連絡がとれる状況にしておきましょう。
必要書類の準備
まず貸付自粛申告書の記入が必要です。申告書には申告理由や個人情報などを正確に記入します。
本人確認書類は2点必要です。氏名、住所、生年月日の記載がある箇所は必ずコピーが必要です。なお「通知カード」は本⼈確認書類にあたりません。
貸付自粛に係る承諾事項は、内容を必ずすべて読み、承諾する場合は依頼日と氏名を記入しましょう。押印も忘れてはいけません。
貸付自粛制度のメリットとデメリット

貸付自粛制度には確実な借金防止効果がある一方で、日常生活への影響も考えられます。メリット・デメリットを理解した上で申告を決断する必要があるでしょう。詳しく解説します。
借金抑止の効果
新規借入が原則として不可能になるため、衝動的な借金を防ぐ強い効果があります。意思の力だけでは抑えられない借金の衝動から自分を守れるでしょう。
特にギャンブル依存症対策として高い効果を発揮します。借金できないことでギャンブルの資金を得られず、依存症からの回復を後押しするでしょう。
将来の借金リスクを事前に防ぐセーフティーネットとして機能します。5年間という期間で借金の習慣を断ち切り、健全な金銭感覚を取り戻す機会となるはずです。
ギャンブルを原因とする貸付自粛はこちらの記事でも解説しています。

生活への影響
クレジットカードの分割払いが制限されるかもしれません。高額商品の購入時には一括払いか現金での支払いが必要になる可能性があります。
5年間は原則として新規の借入ができないため、住宅ローンなど、将来的に必要となる借入も制限されます。ライフプランに大きく影響する可能性が否めません。
既存のローンについては継続して返済可能です。貸付自粛は新規借入を制限するものであり、既に契約しているローンには影響しません。
制度の限界
3ヶ月経過後は申告の撤回が可能です。強い意志を持ち続けないと、簡単に制度から抜け出せてしまう仕組みとなっています。
信用情報機関に加盟していない金融機関からは借入可能であるため、闇金などの非正規の借入先に走るリスクも否めません。
最終的な判断は各金融機関の裁量に委ねられます。
貸付自粛の申告があっても、金融機関の判断で借入が認められる場合もあるようです。
借金問題の根本的な解決方法は?

貸付自粛制度と併せて、専門家による支援を受けることで借金問題の根本的な解決が可能になります。詳しく解説しましょう。
司法書士・弁護士への相談のメリット
専門家に相談すると、債権者からの取立てを止めることができます。法律に基づく対応により、心理的な負担を軽減できるでしょう。
さらに、借金状況に応じた最適な解決策を提案してもらえます。専門的な知識と経験に基づき、状況に合った方法を選択できるので安心です。
法的な保護を受けながら解決を進められる点や、債権者との交渉や手続きを専門家が代行してくれる点など、安心感があります。
債務整理による解決
任意整理では将来の利息が免除されます。毎月の返済額を軽減し、計画的な返済を実現できるのです。
個人再生では財産を保持したまま債務が削減されます。給与所得者や事業者が、生活基盤を維持しながら債務整理を進められます。
自己破産では借金が全額免除に。返済が不可能な状況での最終的な解決手段として機能します。

専門家に相談するタイミング
返済が滞り始めた時点での相談がおすすめです。早期の対応で問題の深刻化を防げます。生活費の確保が難しくなった段階での相談も有効です。家計の立て直しを含めた総合的な解決ができるでしょう。
債権者からの督促が増えてきた時も要注意です。心理的な追い込まれ状態を解消し、冷静な判断を取り戻せます。
貸付自粛制度活用の注意点

貸付自粛制度を有効活用するためには、申告前の十分な検討と申告後の生活設計が重要です。ここからは制度を利用する際の注意点を解説します。
申告前の確認事項
5年間という制限期間の重みをしっかり理解しましょう。長期間にわたり借入が制限されることを念頭に置いた決断が求められます。既存の借入状況を確認しましょう。返済計画に影響がないか、事前にチェックが必要です。
生活への具体的な影響を検討します。収入や支出のバランス、将来的な資金需要なども考慮に入れます。
申告後の生活設計を見直す
収入に見合った支出計画を立てましょう。無理のない生活設計で、借金に頼らない生活を実現します。また、住宅ローンなどどうしても必要な借入の代替手段を検討しなければなりません。急な出費への備えや、将来的な資金需要への対応策も考えておきましょう。
家計管理の見直しも重要です。収支のバランスを整え、貯蓄習慣を身につけることで、健全な金銭感覚を養いましょう。
専門家への相談を併用するのがおすすめ
法律の専門家によるアドバイスは心強い味方となります。債務整理を含めた総合的な解決策を提案してもらえます。
債務整理との併用も検討しましょう。既存の債務を整理しながら、新規借入を防ぐ二段構えの対策が可能です。
専門家の支援を受けながら総合的な解決策を練ることで、確実な借金問題からの脱却が期待できます。
まとめ

貸付自粛制度は借金の連鎖を断ち切る有効な手段です。5年間という期間で新規借入を制限することで、借金依存からの脱却を図れます。
借金でお悩みの方は、当サイトで紹介している借金問題に強い司法書士事務所・弁護士事務所への相談をおすすめします。まずは一人で悩まず、専門家に相談してみてはいかがでしょうか。
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