【インスタ】AI(ChatGPT)の「FXのAIトレードで日給1万」広告は偽物かつ詐欺｜見分け方から対処法まで徹底解説

この頃、インターネット上では「日給1万円を稼げる」と謳う、FXのAIトレード広告が目に付くようになりました。AI(ChatGPT)を騙る怪しい広告が、実は詐欺であるという報告が後を絶ちません。

広告が詐欺かどうかの見極め方や、もしもの時の対処法について、詳しく解説していきます。

・・・AIの進化は日進月歩ですが、投資予測にはまだ無理があるのが現実です。

当記事では皆さんが賢明な判断を下せるよう、AIを巧みに悪用する詐欺の手口と、悪事に対する防衛策をご紹介しましょう。

AI(ChatGPT)のインスタ広告は詐欺？根拠まとめ

インスタグラム上で見かける、AI(ChatGPT)の「FXのAIトレードで日給1万」という広告が気になる方も多いはずです。

実際のところ、AI(ChatGPT)を騙る広告は詐欺なのでしょうか。

以下では、疑わしい広告の背後にある事実を解明し、真偽を明らかにしていきます。

①ChatGPT＝まだまだ投資予測は無理

ChatGPTは素晴らしい技術を持つAIです。しかし、現時点のAI技術では投資市場の予測やトレードを自動で行うのは非常に困難です。

市場は複雑で、多くの不確定要素によって動いているからです。専門家でさえも予測が難しい場合が多いのです。

そのため、ChatGPTを用いたとしても広告の「確実に日給1万円を稼げる」という主張は信頼性に欠けるといわざるを得ません。投資にはリスクが伴うことを理解し、実際に取引を行う際は慎重になる必要があります。

②ChatGPTを中心にAIの商標を勝手に使用した類似事案が発生している

実は、ChatGPTをはじめとするAI技術の商標を、無断で使用する詐欺行為が増えています。AIの名声に便乗しようとする不正な業者が後を絶ちません。

彼らはAIの知名度を利用して信頼を勝ち取り、ユーザーを騙すことを狙っています。

不審な広告を見かけた際には出所を慎重に確認し、公式の発表や信頼できる情報源を参照することが重要です。

③こうしたなりすまし事例について警告しているAI会社も多い

AI技術を開発する企業は、自社の名前や技術が不正に利用されることに対して非常に敏感です。多くの企業が公式のYouTubeチャンネルや公式サイトを通じ、注意喚起を行っています。

警告は、消費者が詐欺に遭遇しないようにとの配慮から発せられているもの。

もし疑わしい広告に出会ったら、まずは対象の企業の公式発表をチェックし、安易に信じないよう心がけましょう。公式情報を参照することは、詐欺から自身を守る最も確かな方法の一つです。

そもそもAI(ChatGPT)とは？投資予測ができない理由まとめ

現代社会で急速に注目を集めるAI(ChatGPT)ですが、投資予測には向かないといわれています。その背景には、AIの根本的な構造や現在の技術水準が関係しています。

以下では、AIが投資の未来を予測することが難しい理由について、分かりやすく解説していきます。

①仕組みとしては「高性能な連想ゲーム」をしているだけ

AI(ChatGPT)の基本的な仕組みは、大量のデータからパターンを学習し、結果に基づいて最も可能性の高い回答を提示するというもの。つまり、過去の情報を元に連想ゲームのように答えを導き出しているに過ぎません。

投資の世界では未来の市場の動きを予測する必要があり、過去のデータだけを元にしたAIの出力は、新しい情報や未知の変動要因を考慮できないのです。

AIによる投資予測はあくまで過去のデータに基づいた推測に留まります。よって、現実の市場変動を正確に捉えることはできません。

②2023年前半リリースのAIは軒並みGPT3.5モデルで予測性能は無い

2023年前半にリリースされたAIモデルの中で主流となっているのが「GPT3.5」モデルです。GPT3.5は会話や文章生成においてそれなりの能力を発揮しますが、予測性能に関しては期待できません。

AIは過去の情報を元に答えを生成するため、最新モデルを以てしても新たな情報や未来の出来事に対する予測は根本的に不得手とされています。

「GPT4」や「GPT4-turbo」といったモデルも開発されており、能力は向上しています。ただし両モデルとも実用化されて間もなく、投資予測に関しては適さないというのが現状です。

AIの技術は日々進化しています。しかし、少なくとも現時点では、投資予測をAIに頼ることはリスクが伴います。

③根本的に「まだ」完璧な予測は無理！

AI技術が進歩しても、根本的には完璧な予測をすることは不可能です。

市場は数え切れないほどの要素によって動いており、その全てを予測することはAIにとっても人間にとっても困難です。特に投資市場は、政治的な出来事、自然災害、企業の内部事情など、予測不可能な要素が絶えず存在します。

AIはこれらの突発的な変化に迅速に対応することができず、結果として、正確な投資予測を行うことは現実的ではありません。

投資においては、AIのアウトプットに過度に依存することなく、人間の判断を重視することが重要といえるでしょう。

【危険性解説】AI(ChatGPT)のFXのAIトレードで日給1万と称した広告に申し込むとどうなる？

インターネット上で見かける「AIを使ったFXトレードで日給1万円」といった広告に心を動かされることは、誰にでも起こり得ることです。

しかし、その裏には予想もしないリスクが潜んでいます。以下では、詐欺広告の甘い誘いに隠された危険性について、具体的な事例を交えてご紹介します。

①広告と無関係な謎のツールや情報商材を買わされる

最初に直面する可能性があるのは、広告とは無関係のツールや情報商材を強引に売りつけられるケースです。

これらは高額であることが多く、効果も怪しいものがほとんどです。購入しても期待したような結果は得られず、お金だけが飛んでいくという事態になりかねません。

②ヒアリングなどと称して個人情報を抜き取られる可能性がある

次に警戒すべきは、ヒアリングやカウンセリングを装い、細かい個人情報を聞き出されるケースです。名前や住所、電話番号はもちろん、銀行口座の情報などが漏洩する危険性があります。

一度流出した個人情報は、悪用されるリスクを伴います。

③開発者と名乗る人物（ただしカタコト）と個人LINEでチャットできるが投資を勧誘される

申し込みをすると、開発者と名乗る人物の個人LINEに誘導されるケースがあります。しかし、開発者はカタコトでコミュニケーションが取りにくいことが往々にしてあるものです。

会話の目的はあくまで投資の勧誘です。信頼性に欠けるやり取りを通じて、さらなる投資を促されることになるでしょう。

④最終的に国内未認可の海外FXなどへ勧誘され、投資詐欺被害に遭う可能性が高い

最も懸念されるのは、国内で認可されていない海外FXプラットフォームへの勧誘です。

これらは法律の監視が及ばないグレーゾーンにあり、いわゆる投資詐欺に巻き込まれる可能性が高いです。実際に資金を投じてしまうと、取り戻すことは非常に困難になります。

【考察】AI(ChatGPT)のFXのAIトレードで日給1万を名乗る広告の業者の問題点とは？

インターネット上には、AIトレードで日給1万円を謳う広告が散見されます。

以下では、一見すると魅力的な怪しい広告に隠された問題点を深掘りし、皆さんが安全な投資活動を行えるよう情報を整理していきます。

①結論＝詐欺業者

残念ながら、AIトレードを前面に出して日給1万円を約束する広告を出している業者は、詐欺行為を行っている可能性が高いです。

真っ当な投資方法ではなく、ユーザーを騙して業者が利益を得ようとしている疑いがあります。

したがって、不自然な高収益を謳う広告は、疑いを持って接するべきです。

②情報発信元が不明瞭であり日本語もカタコト

AIトレードを騙る広告の背後には、情報発信元が不明瞭で、日本語の表現に不自然さが感じられることがしばしばあります。

例えば、広告文中に「ロケット」の絵文字が頻繁に使われていることがあります。これは特定のAIシステムが有するクセの表れかもしれません。

実際にはAIが生成した内容に過ぎず、人間の担当者が存在しない可能性もあります。私たち利用者を軽視した行為といえるでしょう。

③勧誘先の投資業者については無登録で営業している危険性あり

詐欺広告から勧誘される投資業者についても無登録で違法に営業している危険性があります。特に海外FXや海外の証券会社は、日本の金融庁の認可を受けていないことが多いため、非常に危険です。

海外バイナリーオプションなどもその一例であり、実際に利益を出すことはほとんどなく、個人情報や料金だけが抜き取られるという事態が発生しています。

さらに恐ろしいのは、抜き取られた個人情報が原因で別の詐欺の被害に遭う二次被害が起こること。したがって投資を行う際には、業者の登録状況や信頼性をしっかりと確認することが重要です。

AI(ChatGPT)のFXのAIトレードで日給1万という広告をタップしてしまった・詐欺被害に遭った時の対処法

インターネット上の魅力的な広告に心を奪われてしまう瞬間、誰にでもありますよね。

特に、「AIトレードで日給1万円！」なんて言葉にはつい期待してしまうもの。しかし、タップした広告が詐欺だった場合、どのように対処すればいいのでしょうか。

以下では、もしもの時のための具体的な対処法をご紹介します。

証拠を保全する

最初にすべきことは、証拠を保全すること。

保全した情報は、後に警察や弁護士に相談する際の大切な証拠となります。心が動揺しているかもしれませんが、冷静に行動することが重要です。

警察に相談する

次に、警察に相談することを考えましょう。

ただし、海外の事案である場合や民事不介入の原則により、警察が取り合ってくれないこともあります。それでも、詐欺の被害に遭ったことを報告することは大切です。

警察が動いてくれない場合でも、詐欺の事実を記録しておくことで将来的に同様の被害を防ぐための情報として役立てることができるでしょう。

金融機関へ相談・報告する

もしも振込をしてしまった場合、または実在する金融機関名や銀行口座を振込先として提示された場合は、すぐに金融機関へ相談・報告しましょう。不正な取引を防ぐための手続きや、被害の拡大を防ぐための対応が可能です。

また、振込先の口座が凍結されることで、他の被害者が出ることを未然に防ぐことにも繋がります。

【おすすめ】IT詐欺被害の回復に強い弁護士へ相談・依頼する

最後に、当サイトでも紹介しているIT詐欺被害の回復に強い弁護士への相談・依頼をおすすめします。

相談料が無料の事務所を厳選してピックアップしていますので、費用の心配をせずに安心して相談することができるでしょう。

プロの手による適切なアドバイスやサポートが、被害の回復に向けた一歩となります。

まとめ

SNSを通じて展開されるAI(ChatGPT)を騙る「FXのAIトレードで日給1万」といった広告は、実際には詐欺行為に他なりません。新しい手口の詐欺は日々進化し、被害者を増やしています。

もしも不審な広告に接触してしまった場合は詳しい法律事務所に相談することで、被害の回復が期待できます。

依頼に際し、まずは証拠の保全が大切です。その後、以下リンクから専門家への問い合わせをおすすめします。

さらに当サイトでは、詐欺の手口や対策についても多くの情報を提供しています。ぜひ他の記事もご覧ください。