結婚詐欺

結婚詐欺の成立要件とは?本当に結婚する気があるのか見極める方法

結婚詐欺の成立要件とは?本当に結婚する気があるのか見極める方法
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交際相手の言動に不安を覚えていませんか。本当に結婚を考えているのか、それとも結婚詐欺なのか、煮え切らない相手の気持ちを確かめる方法はあるのでしょうか。

本記事では、結婚詐欺の成立要件と、本当に結婚する気があるのか見極める方法を紹介します。

結婚詐欺とは

結婚詐欺とは
結婚詐欺とは、相手の恋愛感情を利用して、金銭や財産を騙し取る犯罪行為です。

結婚詐欺師は、理想的な人物になりきってターゲットに近づき、誠実な態度で接して、結婚を匂わせます。信頼関係ができると、急な出費や結婚資金のためなど、さまざまな理由をつけてお金を要求してきます。

被害者は愛情や結婚への期待から、金銭の要求に応じてしまいますが、心に深い傷を負うことになりかねないため、注意が必要です。

結婚詐欺にあたらないケース

結婚詐欺にあたらないケース
金銭の受け渡しがあっても、結婚詐欺にあたらないケースは以下のとおりです。

  • お金や財産に対する実害がない
  • 相手がお金を要求していない
  • お金を貸しているが、相手が逃げておらず返済の意思がある

結婚詐欺は騙すつもりで近づき、金銭を要求し搾取する行為のため、お金の被害がなかったり、自発的に渡したりしている場合は該当しません。お金を借りていても返す意思がある場合は、詐欺とは言えませんが、なかなか返金しないようなときは返済計画を話し合ったほうが良いでしょう。

結婚詐欺師が詐欺罪に問われる成立要件

結婚詐欺師が詐欺罪に問われる成立要件
結婚詐欺で詐欺罪が成立するためには、以下の4つの要件が揃っている必要があります。

  • 欺罔(ぎもう、相手を騙す行為)
  • 錯誤(さくご、嘘に騙されること)
  • 交付行為(相手に金品を渡す行為)
  • 財産移転(金品が加害者や第三者に移ること)

結婚詐欺の場合、「結婚しよう」という嘘や「家族が病気で手術が必要」という口実でお金を引き出そうとします。愛情から、相手の要求を受け入れてしまいますが、金銭のやり取りは慎重に判断しましょう。

結婚詐欺の手口

結婚詐欺の手口
結婚詐欺師は、ターゲットからお金を騙し取るためにさまざまな手口を使います。

マッチングアプリや婚活パーティーなどでターゲットとなる相手を探し、社会的地位を偽って接近します。結婚をほのめかし、信頼関係ができたあとは、少額のお金を借りるようになりますが、最終的に大金を要求してくるため注意が必要です。大金を受け取ったあとは、なにかと理由をつけて返金には応じなくなります。

結婚への期待から、金銭の要求に応じてしまいますが、安易なお金のやり取りは危険です。

社会的地位を偽る

結婚詐欺師は、高学歴や一流企業で働くエリートであると偽り、相手に信頼と魅力を感じさせようとするため、注意しましょう。

社会的地位を偽ることは警戒心を薄れさせる効果があり、結婚詐欺師は経済的余裕を見せ、理想的な相手を装って近づいてきます。将来性があると思われるよう、ターゲットの趣味や価値観に合わせた言動で信頼を得ます。

魅力的な相手に思えても、真実を語っているとは限らないため、本当かどうかは必ず確認するようにしましょう。

結婚をほのめかす

結婚詐欺師は、ターゲットからお金を騙し取るために、結婚をほのめかして信頼関係を築こうとするため注意が必要です。

結婚の話をすることで、将来のビジョンを描かせて、関係をより早く進展させます。信頼関係ができると、結婚式や将来の具体的な計画を持ち出し、お金を要求することもあるでしょう。

しかし、あまりにも早い段階で結婚の話題が出た場合は、慎重に対応する必要があります。焦らずにまずは相手の言動をしっかりと観察し、周囲に相談して、本当に信頼できるのかを確かめることが重要です。

少額のお金から借りる

結婚詐欺師は、信頼関係を築いたあと、少額のお金を借りて必ず返金すると信用させてから大金を奪い取ろうとします。

結婚詐欺師は、距離を縮め、結婚を意識した交際へと発展させてからお金を要求します。初めのうちは少額を借り、きちんと返してくれるため、信用してしまいますが、ターゲットを安心させるための罠です。

お金を貸すハードルを下げさせ、事業資金や借金返済など大金を要求しやすくします。返済を要求しても理由をつけてかわされるため、渡したお金は返ってきません。

お金の要求が少額で、相手を信頼していても、金銭のやり取りには応じないことが賢明です。

結婚詐欺の事例

結婚詐欺の事例
婚活アプリで出会った男性による結婚詐欺の事例です。

結婚詐欺師の男は、高学歴・高収入と偽り、交際直後から結婚を匂わせてさまざまな理由で金銭を要求していました。本当に結婚を考えていると思った女性は350万円を渡しましたが、男に結婚の意思はありませんでした。

裁判所は、男が妻子持ちであったことからも「婚姻を前提とした誠実な交際の意思がなかった」と詐欺の故意を認定し、506万円の賠償を命じました。

結婚詐欺か本当に結婚するつもりか見極める方法

結婚詐欺か本当に結婚するつもりか見極める方法
結婚詐欺か本当に結婚を考えているのかを見極めるには、相手の行動と言動に注目することが重要です。

結婚を急かしたり、経済的な問題を打ち明けてきたりして、金銭を要求する場合は結婚詐欺の可能性があります。相手の身元や背景が曖昧で、交友関係も明かされない場合は、一旦立ち止まって考えることも必要です。

結婚をほのめかすものの、具体的な進展がないようであれば疑いを持ったほうが良いでしょう。

相手の言動や態度に注意する

相手の言動や態度をしっかり観察することは、本当に結婚を考えているか結婚詐欺かを見極めるための重要なポイントです。

結婚詐欺師は、誠実な態度でターゲットに合わせた理想の未来を語り、信頼を得ようとします。しかし、言動には矛盾が生じることがあるため、違和感を覚えた際は、注意して観察したほうが良いでしょう。結婚を急かす一方で、具体的な計画や家族との接触を避けるような場合も注意が必要です。

言動や態度に不自然さを感じるようであれば、冷静に対処し、ほかの人に相談することが大切です。

金銭の要求は慎重に判断する

結婚詐欺師は、少額から金銭を要求してくるため、慎重に判断しましょう。

信頼関係ができたあとにお金を借りたいと言ってくるため、本当に結婚を考えている相手を助けてあげたいという気持ちが働いてしまいます。金額が少額であれば、ハードルは低く、つい貸してしまいますが、次第に大金を要求される可能性もあるため注意が必要です。

たとえ少額でも金銭を要求された場合は、安易に応じないようにし、第三者に相談して冷静になりましょう。

短期間での親密な関係への発展は警戒する

結婚詐欺師は、短期間で親密な関係を築こうとするため、本当に結婚を考えているかどうかの見極めは慎重さが必要です。

結婚詐欺師は、信頼を早く得ようと、誠実で思いやりのある理想的な人物になりきって近づいてきます。交際開始直後からプロポーズをしたり、同居や資産の共有を提案したりするケースもあります。時間をかけずに、すぐに親密な関係になろうとする裏には、お金を騙し取ろうとする思惑があると考えられるでしょう。

相手のペースに巻き込まれないようにし、親密な関係になるまで、ある程度時間をかけて、よく知ることが大切です。

相手の身元を確認する

結婚詐欺なのか、本当に結婚をする気があるのかを見極めるには、相手の身元を確認することが非常に重要です。

結婚詐欺師は個人情報を明かさず、別の人物になりきって近づいてきます。自分の経歴や職業、家族構成にいたるまで嘘で塗り固められているため、話している内容を鵜呑みにすることは危険です。相手が話していることがどこまで正しいのかは、実際に調べないとわかりません。

相手の身元を確認するには、第三者に相談するか、必要に応じて探偵に依頼することも考えましょう。

結婚詐欺に遭った際の相談先

結婚詐欺に遭った際の相談先
結婚詐欺に遭った場合の相談先として、以下の機関が挙げられます。

  • 警察
  • 弁護士
  • 調査会社

それぞれ特性や対応できる範囲が異なるため、事件解決のためにも、自分の状況に合った機関にできる限り早く相談することが大切です。

警察

本当に結婚を考えていた相手が結婚詐欺師で、刑罰を求める場合は警察に告訴状を提出できます。

告訴状が受理されるためには、結婚詐欺行為を証明するための証拠が十分に揃っていることが重要です。加えて、警察に被害の詳細をきちんと説明することも必要になります。告訴状の提出に備えて、必要な情報の保全が大切です。

告訴状が受理されると、結婚詐欺師の逮捕に繋がる可能性が高まりますが、提出のための十分な事前準備が必要になるため、注意しましょう。

弁護士

結婚詐欺に遭った際は、弁護士へ相談することも有効です。

弁護士は法的アドバイスを提供し、金銭的被害がある場合は損害賠償請求を代行できます。特に被害額が140万円を超える場合、弁護士のみが直接交渉や法的手続きを依頼者に代わって行えるため、役割は不可欠です。

ただし、被害金の回収のためには、詐欺の証拠や被害状況、相手の身元情報が必要です。結婚詐欺師は証拠を残さないことが多く、身元も不明なケースがあるため、調査は別途必要になります。

法的支援と調査の専門知識を組み合わせることで、より効果的な解決策を見出せる可能性が高まります。

調査会社

結婚詐欺被害を解決に導くためには、調査会社への依頼が非常に有効です。

慰謝料請求に必要な詐欺師の個人情報は、弁護士や警察では入手困難なケースが多いため、調査機関が重要な役割を果たします。詐欺の証拠収集や相手の身元特定に長けている調査会社は、解決への糸口を提供する重要な存在です。

結婚詐欺師は身元を偽っていることが多く、逃亡してしまうと、個人での特定は難しくなってしまいます。しかし、調査会社へ依頼することにより、結婚詐欺師の身元や住所が判明する可能性が高くなるため有効な手段です。

結婚詐欺師は自分の身元を巧妙な手口で隠すため、個人での証拠収集は危険をともないます。まずは調査会社に相談することを考えましょう。

結婚詐欺を疑ったら東京中央信用調査へ

結婚詐欺を疑ったら東京中央信用調査へ
結婚詐欺の疑惑がどうしても拭えない場合は、一人で悩まず、早めに調査会社に依頼することが重要です。結婚詐欺師かもしれない相手の身元調査は東京中央信用調査の無料相談がおすすめです。

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