多重債務者の方の中には、投資やFXなどで一発逆転を狙っている方も多くいらっしゃることでしょう。
そんな方に特に注意して頂きたいのが「MT5(meta trader5)』を使った詐欺です。
実際のところMT5は詐欺のツールではありません。
ここではMT5詐欺が急増していることを受け、騙し取られたお金が返金できるのか?などについて解説していきます。
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ご注意ください
マッチングアプリやSNSなどを通じた詐欺被害が拡大中の恋愛詐欺は、詐欺かどうかがわかりにくいのが特徴です。「詐欺か好意か確かめたい」「詐欺相手から返金してほしい」とお悩みの方は、投資詐欺に強い弁護士の無料相談を活用することで解決できる可能性があります。
恋愛詐欺の危険性とは?個人情報流出リスクも
【注意喚起】MT5(meta trader5)を使った詐欺が急増中
実は今「MT5は儲かる」そう持ちかけてくる投資詐欺が急増しています。
最終的に何百万、何千万とお金を失ってしまう可能性があるので注意しておきたいところです。
このような詐欺は、MT5やMT4が何であるか知っている・利用している人にとっては、詐欺であると気付くのは容易です。
しかし、FX・仮想通貨を知らない人や、外国のFX・仮想通貨を知らない場合には、MT5やMT4に関する情報がなく、詐欺であると気付くことができない可能性があります。
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MT5(meta trader5)は安全なツール
注意すべきは、MT5(meta trader5)自体は安全なツールという点です。
MT5は、外国為替などの取引プラットフォームで、日本のFX会社を利用している限り利用することは少ないのですが、海外FX・仮想通貨取引を利用する場合に利用します。
MT5はブラウザ・パソコン・スマートフォンのアプリで利用するもので、海外FXの会社と契約して入金をすると口座に関する情報をもらえるので、その情報でログインをしてMT5上で取引を行います。つまり、海外FXを利用する方にとっては必須なツールで馴染みもあるものであるといえます。
一部の日本のFXの会社もこれを利用していますが、日本のFXの会社は取引プラットフォームは自社のものを開発しているので、多くの日本人には馴染みがありません。
MT5に勧誘されたときに詐欺かどうかを見分ける方法
MT5に勧誘されたときに詐欺かどうかを見分ける方法はあるのでしょうか。まず、MT5はあくまで取引のプラットフォームにすぎません。
つまり、日本のFX会社に申し込んで、その会社が提供している取引プラットフォームを使うのと変わらないです。
そのため、MT5を使って取引をすれば儲かる、というようなことは無いのです。単にその人もMT5が何なのかきちんとを理解していないだけでは?と思うかもしれませんが、MT5が何かわかっていないような人が、FX・仮想通貨取引で利益をあげることは不可能です。
そのため、MT5が儲かるような言い方をしている人は詐欺であると考えて良いでしょう。
また、MT5自体は誰でもがダウンロードできて、デモ口座であれば申込みや入金なく利用できるものです。
パソコンで動かしているところをみせる、スクリーンショットや動画を見せるなどをして金銭を請求するものも、詐欺であると考えて良いでしょう。
詐欺師は常に手を変え品を変え、いろんな対象にアプローチしているので、MT5やMT4を利用した儲け話がおかしくないかどうかは、最新の情報を集めて判断するようにしましょう。
MT5に勧誘して行われる恋愛詐欺の事例
このMT5への勧誘が行われるものの中で、恋愛詐欺というものがあることを知っておきましょう。恋愛詐欺とは、マッチングアプリやSNSで知り合った外国人の異性から受ける詐欺のことをいいます。
詐欺の内容として、
- 日本に送った荷物が没収され取り戻すのにお金が必要
- 日本に向かう途中の空港で拘束されて解放してもらうのにお金が必要
- 日本に行きたいが病気の家族を置いていけない会うためには家族を治す治療費が必要
などと主張して、金銭を請求してくることがあります。
これらのやり方は、恋愛詐欺に対する啓蒙が進んだ昨今では、あまり用いられなくなっています。
その代わりとして、「自分はFX・仮想通貨で儲けていてMT5(MT4)を使ったものは儲かるのでやりましょう」と誘ってくることがあります。FX・仮想通貨を利用するためには、まず入金が必要ですが、入金するとそのまま連絡がとれなくなるのです。
マッチングアプリやSNSを利用して、恋愛関係などを背景に請求するもので、断れずに金銭の支払いをしてしまうことがあるのです。
騙し取られたお金は返金が可能か
結論としては難しいものがあります。というのも詐欺師は「返金しないと捕まる」ぐらいのことがない限り返金をすることはありません。簡単に返金をしていては詐欺師の商売が成り立たないからです。
任意の交渉ができていたとしても、その相手は実際にはどこの誰やらわからないわけです。
相手にお金を返してほしい場合には、相手が日本人だろうが外国人だろうが民事訴訟を起こす必要があります。
とはいえ、民事訴訟をするにあたって、相手の氏名や住所の特定が必要ですが、恋愛詐欺では相手がそもそもどこの国の誰なのかの特定が非常に難しいです。
そのため、民事訴訟を起こそうにも、どこに起こして良いかという時点から困難が伴うため、実際には請求は非常に難しいのです。
自助努力での返金請求には応じてもらえないため、基本的に詐欺被害の回復は難しいと言えるわけです。サイトも一定期間たつと閉鎖してしまい、詐欺被害に気づいた時には関係者に一切連絡がつかない場合も多く見られます。
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騙し取られたお金の返金が難しい理由
騙し取られたお金の返金が難しい理由として以下の3つが考えられます。
- 犯人が日本にいない可能性が高い
- 詐欺被害を立証しにくい
- 警察が被害届を受理してくれない
1つずつ順番に見ていきます。
1.犯人が日本にいない可能性が高い
犯人は外国から詐欺に及んでおり、犯人がそもそも日本にない場合の方が多いでしょう。
その他地域によってはIPアドレスがわかっても、具体的にどの場所から犯行に及んでいたかの追跡が難しいケースが多く、結果的に犯人を捕まえることができないというわけです。
ただ、昨今恋愛詐欺の種類の一つとして、日本語のたどたどしい外国人かと思いきや実は日本人だったということもあります。
この場合、日本に住んでいる人になるのですが、実際には見つからないことが多いです。
2.詐欺被害を立証しにくい
「本当に親切で誘った」「騙すつもりがなかった」と、犯人が証言すれば、詐欺被害にならない、とされることもあります。
この辺りは日本の法律が絡んでくるため、非常に難しいものでもあります。
詐欺被害の構成要件として
- 被害者を欺く意志
- 被害者が錯誤に陥っている
- 財産的処分行為
- 財物の交付または財産上の移転
- 財産的被害
の5つが一般的には必要です。
故意で人を欺く意思が必要、という条件が特に詐欺被害の立件を難しくしているのです。
恋愛詐欺の場合は痴情のもつれとして判断されるケースもゼロではないことから、特に返金に要求が難しいケースが多いのです。
恋愛感情を逆手に取った恋愛詐欺ならではの要素といっても過言ではありません。https://tobashi-shakkin.com/sagi-henkin/romance-pattern/
3.警察が被害届を受理してくれない
警察がそもそも被害届を受理してくれないというケースもあります。
警察は、被害届の提出をする者があったときは、その届出にかかる事件が管轄区域の事件であるかどうかを問わず、これを受理しなければなりません(犯罪捜査規範61条)。
また、上述したような痴情のもつれにすぎない、民事不介入であるという主張をして、相手にしないこともあります。
被害届ですらこのありさまなので、警察に捜査義務が発生する告訴状の受け取りは非常に厳しいものがあります。
どうしても警察へ被害申告を行いたい場合は弁護士に同席してもらい、より明確に警察へ被害を申告するなどの対策が考えられます。
万が一加害者が警察につかまった場合には、刑事事件で起訴されない・起訴されたとしても刑が軽くなるために、被害弁償をしてくることがあり、これによって返金が実現できることはあるので、被害届の提出自体には意味があります。
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被害金を取り返すため対処法は?
被害金額を取り返すための対処法として、証拠の保全と警察、弁護士への相談が考えられます。
証拠を保全
犯人とのやりとりや投資サイトのURL,スクショなど可能な限り証拠を取得しておきましょう。
可能であれば時系列順にまとめておき、状況整理することも大事です。
マッチングサイト・SNS・その後LINEやカカオトークを利用するようになった場合には、そのやりとりも記録します。
なんでもないような写真の背景に、相手の国を特定するヒントがあることがあるので、必要か必要でないか迷う場合には、全部とっておくのが良いでしょう。
警察に相談
警察に被害申告をしましょう。
警察が事件性あり、と判断してくれれば捜査に動いてくれる可能性もあります。
【おすすめ】弁護士に相談
弁護士は民事での返金相談も受けてくれ、警察とも連携してくれる強い味方です。
警察へ被害申告の際も、弁護士同伴だと話を聞いてもらいやすいという側面もあるため、警察より先に弁護士に相談するのがおすすめです。
また、万が一相手が日本人である場合で、詐欺に使われたのが日本の銀行口座である場合には、その口座を凍結した上で、口座の中にある金銭を申告した被害者全員に分配してもらうことが可能な場合があります。
手続き自体は振り込め詐欺救済法に基づくものですが、特殊詐欺の被害にあった場合にはどのようなケースでも利用できるので、相談をしましょう。
さらに、お金を借りて金銭を渡した場合、借金をなんとかしなければならない場合もあるでしょう。この場合には債務整理が必要で、弁護士に依頼する必要があります。
また、弁護士を選ぶ際には「恋愛詐欺に特化した弁護士事務所」を選ぶようにしましょう。
例えば、以下で紹介する弁護士法人 ART法律事務所では恋愛詐欺の返金に成功した事例があります。
例えば、恋愛詐欺の本拠地になることが多いナイジェリアにおいて、現地にある経済金融犯罪委員会(EFCC)・日本大使館を通じて返金をさせることが可能なのですが、ART法律事務所に関してはこのルートでの返金に成功しています。
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まとめ
近年、MT5(meta trader5)による恋愛詐欺が多発しています。
ただ、MT5そのものは特に危険性のあるものではありません。MT5とはFX(外国為替市場)で取引するための取引用アプリで、詐欺サイトではないのです。
このような恋愛詐欺に遭遇しないように、常日頃から警戒して生活しましょう。
また、被害にあってしまった、お金を取り戻したいときは早急に弁護士へ相談してみることをおすすめします。
以下のART法律事務所では恋愛詐欺に関する相談を無料で受け付けているので、まずは相談してみましょう。
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