三井住友銀行やプロミスなどの借入れを滞納していると、ある日突然「SMBC債権回収株式会社」から連絡が来ることがあります。連絡を受け取ると、多くの人が不安や焦りを感じるでしょう。
SMBC債権回収は三井住友銀行グループの債権回収会社で、借入れの滞納が続くと回収業務が委託、もしくは債権が譲渡され、連絡が来るようになります。多くの場合、一括返済という形で連絡が来るため、返済の見通しが立たず途方に暮れる人も少なくありません。
しかし、SMBC債権回収会社から連絡があっても、必要以上に焦ることはありません。冷静に対応すれば問題解決の糸口は見つかります。連絡を無視し続けることが最悪の選択肢です。本記事では、SMBC債権回収についての基本情報や対応方法、そして返済が困難な場合の解決策について解説します。
国が認めた「債務整理」という手続きを活用すれば、月々の返済額を減らしたり、日々の取り立てを止めたりすることができます。手続きはカンタンなので、まずは債務整理に強い専門家に無料相談してみましょう。
SMBC債権回収とはどんな会社なのか

SMBC債権回収は、法務省の認可を受けた正規の債権回収会社であり、三井住友ファイナンシャルグループの一員である三井住友銀行の子会社として活動しています。
単なる取立て業者ではなく、金融機関から正式に債権回収業務を委託された企業なので、連絡があった場合は真摯に対応する必要があります。
SMBC債権回収の基本情報
SMBC債権回収は本社を東京都中央区築地に、大阪本部を大阪市中央区南久宝寺町に置く債権回収会社です。2007年に「SMBCビジネス債権回収」と「SMBCローン債権回収」が合併して発足しました。
国内銀行系サービサー(債権回収会社)第1号として設立された歴史ある会社で、三井住友銀行グループの債権回収を担う会社です。長年の実績があり、債務者との交渉や支払計画の策定においても専門的なノウハウを持っています。
法務省の認可を受けており、債権回収業務を適法に行う資格を持った会社なので、違法な取立て行為をすることはありません。
SMBC債権回収が扱う債権の種類
SMBC債権回収が扱う主な債権は、三井住友銀行のローンやSMBC信託銀行、SMBCコンシューマーファイナンス(プロミス)の債権です。
また、三井住友カードや三井住友ファイナンス&リース、そしてSMBCファイナンスサービス(セディナ)、SMBCモビットなどの債権も取り扱っています。
プロミスや三井住友銀行グループのいずれかの金融サービスを利用していて返済が滞っている場合、SMBC債権回収から連絡が来る可能性があるでしょう。

債権回収会社の仕組み
債権回収会社は、債権者(お金を貸した側)から回収業務を委託されるか、もしくは債権そのものを譲渡される形で業務を行います。以後は元の債権者に代わって、債務者(お金を借りた側)に対して残金の回収を行います。
法務省の認可を受けており、暴力団との関わりがないことなど厳しい条件をクリアしているので、違法な取立て行為を行うことはなく、法律に則った適正な債権回収を行う会社と判断出来るでしょう。
なぜSMBC債権回収から連絡が来るのか

突然SMBC債権回収から連絡が来ると、不安になる人は少なくありません。なぜ元の金融機関ではなく債権回収会社から連絡が来るのか、理由について知っておくことで適切な対応が可能になります。
基本的に金融機関での返済が滞ると、一定期間後に債権回収会社に回収業務が委託されます。SMBC債権回収の場合、三井住友銀行グループの金融商品に関する滞納債権を扱っているからです。
連絡が来るタイミングと方法
SMBC債権回収から連絡が来るのは、滞納期間が2ヶ月以上に及んだ場合が多いようです。金融機関での返済が滞り、内部での回収努力が難しくなった段階で債権回収会社に業務が委託されます。
自宅にSMBC債権回収から電話やメール、郵便物での督促が行われ始めます。郵便物には債権譲渡されたことを知らせる通知や残額の一括請求が多く含まれているので捨てないようにしましょう。
連絡方法は基本的に制限されており、深夜や早朝の電話、勤務先への執拗な連絡などの行為は禁止されています。SMBC債権回収は正規の債権回収会社として、法的制限を守って連絡を取ってくるでしょう。
一括請求される理由
SMBC債権回収から一括請求されるのには明確な理由があります。約束通りに返済しなかったことで「期限の利益」を喪失している可能性が高いためです。期限の利益とは、債務者が約束した期限まで返済を待ってもらえる権利のことです。
「期限の利益が喪失する」ということを簡単に言うと「契約どおりに返済しなかったので、残りの返済を今すぐ一括でしなさい」という意味になります。
身に覚えがない請求への対応
SMBC債権回収からの請求に身に覚えがない場合、まず冷静になって状況を確認することが大切です。SMBC債権回収は法務省認可の正規債権回収会社であるため、基本的に架空請求ではありません。
三井住友銀行グループの金融商品(カード・ローンなど)の利用履歴を確認してみましょう。過去に利用したクレジットカードや借入れを忘れている場合もあります。また、名義貸しをしていないかも思い出してみてください。
請求内容に不明点がある場合は、SMBC債権回収に直接問い合わせて確認するのが最善の方法です。納得のいく説明が得られなければ、弁護士や司法書士に相談することも検討しましょう。
返済が困難な場合の解決策

SMBC債権回収からの請求に対して返済が難しい場合、いくつかの解決策があります。放置することは問題をさらに悪化させるだけなので、早めに行動を起こすことが大切です。
無理な返済計画を立てても長続きしないため、自分の収入と生活状況に合った解決策を選ぶことも重要です。状況によっては債務整理という選択肢も、検討する価値があるでしょう。
債務整理という選択肢
返済が難しい状況に陥った場合、債務整理を検討する価値があります。債務整理には任意整理、個人再生、自己破産の3つの方法があり、それぞれ特徴が異なります。
任意整理は、債権者と交渉して分割払いや利息カットを行う方法です。裁判所を通さない手続きで、依頼をした弁護士や司法書士が債権者と交渉します。将来の利息がカットされることで返済負担が軽減されます。他の債務整理と比べ、任意整理は一番費用を抑えられて、早く問題を解決してくれる方法です。
個人再生は、借金を大幅に減額して、原則3年(事情次第で5年)で返済していく方法です。裁判所を通じた手続きで、借金が最大で5分の1から10分の1程度まで減額されます。住宅ローンがある場合でも、住宅を手放さずに債務整理できる可能性があります。ただし、個人再生は、手続きそのものが複雑で、時間や費用がかかるので注意しましょう。
自己破産は最も強力な債務整理方法で、原則として借金が全額免除されます。ただし、一定価値以上の財産は処分されるため、状況に応じた選択が必要です。

弁護士・司法書士への相談
SMBC債権回収からの請求に対して返済が困難な場合、法律の専門家に相談することをお勧めします。お近くの弁護士・司法書士事務所や法テラスにて相談することが可能です。初回相談が無料の事務所も多いので、積極的に利用してみてください。
弁護士や司法書士に依頼すると、本人への直接の取立て行為を止めたり、以後の交渉を代行してもらえます。法的な知識を持った専門家が間に入ることで、より適切な解決策を見出せる可能性が高まるでしょう。
早めに相談することで、訴訟や強制執行といった厳しい状況を避けられる可能性が高まります。問題が長引くほど解決は難しくなるため、返済に行き詰まりを感じたら迷わず専門家に相談しましょう。

ブラックリスト回避のコツ
債務の返済が遅れると、個人信用情報機関に事故情報として登録される可能性があります。いわゆる「ブラックリスト」に載ると、新たなローンやクレジットカードの審査に通らなくなります。
滞納に気づいたらすぐに金融機関に連絡し、返済可能な時期を伝えることが大切です。滞納の理由と今後の返済計画を説明すれば、対応してもらえる可能性があります。
また、返済計画を立て、無理のない範囲で継続的に返済することも重要です。
滞納期間が61日未満であれば、信用情報への登録を避けられる可能性があります。
一度ブラックリストに載ると、情報は5年程度は残るため、滞納初期の対応が重要です。
まとめ

SMBC債権回収からの連絡は、三井住友銀行グループの金融サービスにおける返済の滞納が理由です。連絡を無視せず、早めに対応することが問題解決の第一歩となるでしょう。
どうしても返済が困難な場合は、自分で対応しようとせず、弁護士や司法書士などの専門家に相談することが重要です。債務整理という選択肢も視野に入れ、自分の状況に合った解決策を見つけましょう。
SMBC債権回収からの連絡に悩んでいる人は、当サイトで紹介している債務整理に強い司法書士事務所・弁護士事務所に相談してみる選択肢もあります。一人で悩まず、専門家のアドバイスを受けることで、必ず解決の道は開けます。どんなに難しい借金問題でも適切な対応をすれば、必ず解決できるのでご安心ください。
債務整理おすすめ事務所10選!弁護士・司法書士費用を比較
【債務整理におすすめ】当サイト人気の弁護士・司法書士

- ①【迷ったらココ】司法書士法人ライタス綜合事務所
→相談無料・最短即日対応・30年以上の豊富な実績など借金に困ったら最初に相談したい当サイト人気NO.1の司法書士事務所
(相談はこちらをタップ) - ②街の灯法律事務所
→弁護士歴が30年以上あり、闇金対応などの借金問題の経験と実績が豊富な弁護士事務所 - ③真下博孝法律事務所
→任意整理をはじめ時効援用や信用情報回復など幅広い分野で対応可能な弁護士事務所