若者を狙った闇バイトの被害が、毎日のようにニュースで報道されています。
警視庁の発表によると、2024年に入ってから10代から20代の被害者が急増しており、特に問題なのは求人を装った巧妙な手口です。
大手求人サイトやSNSなど、普段よく利用するサイトにまで闇バイトの誘いが紛れ込んでおり、被害件数は昨年の1.5倍にまで膨らんでいます。
この記事では、闇バイトの具体的な手口と見破るためのポイントについて詳しく解説していきます。
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インターネット掲示板の闇バイトとは
闇バイトの勧誘は、もはや裏サイトだけの問題ではありません。
警察庁の発表によると、2024年3月時点で確認された闇バイト関連の投稿数は、前年同期比で約2倍に増加。手口も巧妙化し、一般の求人情報に紛れ込むケースが急増しています。
ここでは、インターネット掲示板で募集されている闇バイトの見分け方を解説します。
高額報酬を謳う投稿に要注意
「日給10万円」「短時間で高額収入」など、魅力的な報酬額をうたう投稿には要注意です。
警察庁の統計によると、闇バイト求人の90%以上が、一般的な時給の5倍以上もの報酬を提示していました。
最近の手口として、「日払い」「即日払い」といった文言で、お金に困っている方々を狙う傾向が強まっています。
警視庁の調べでは、被害者の70%が「すぐに現金が必要だった」と答えており、即座に現金が手に入るという誘いが冷静な判断を妨げているようです。
「報酬額が高すぎる」という単純な点こそが、最も重要な警戒サインと言えます。
警察庁の担当者は、正規のアルバイトで時給1万円を超えることはほとんどなく、特殊なスキルが必要な仕事でも時給3000円程度が相場だと指摘しています。
曖昧な仕事内容を提示
「荷物を運ぶだけ」「受け取るだけ」といった単純な作業を強調する投稿にも注意が必要です。
警察庁の分析では、闇バイト求人の95%が具体的な仕事内容を明らかにしていませんでした。
「ホワイト案件」「簡単作業」など、甘い言葉で誘う投稿が目立ちますが、実際の仕事内容は応募後まで説明されません。
警視庁の調査によると、被害に遭った方の80%が「事前に仕事の内容を聞かされていなかった」と話しています。
2024年に入ってからは、「データ入力」や「事務作業」を装った投稿が急増しているそうです。
一見すると普通の事務の仕事に見えますが、実際には他人のクレジットカード情報を入力させられるなど、知らないうちに犯罪に巻き込まれてしまうケースが報告されています。
匿名アプリでのやり取りを要求
闇バイトの勧誘では、TelegramやSignalなどの匿名アプリでの連絡を求められることがほとんど。
通常の求人では使わないアプリを指定される点が、闇バイトを見分ける重要なサインとなります。
連絡を始めると、本名や住所、身分証明書の写真など、様々な個人情報の提出を迫られます。警視庁の発表では、最近では家族構成や普段使っている銀行口座の情報まで要求されるケースが増えているとのことです。
2024年には新たな手口も確認されました。女性をターゲットに、プライベートな画像の送信を求め、それを材料に闇バイトへと勧誘するケースが報告されています。
闇バイト募集が行われている主なプラットフォーム
警察庁の2024年3月の発表によると、闇バイトの勧誘は従来の裏サイトから、一般的なプラットフォームへと移行。大手求人サイトやSNSでの被害が急増しています。
ここでは、注意すべき闇バイト募集が行われている主なプラットフォームを解説します。
SNSでの募集手口
「高額バイト」「簡単な仕事」といった言葉を使った投稿が、X(旧Twitter)やInstagramで急増しています。
警視庁の分析によると、SNSでの闇バイト関連の投稿は毎日約1000件のペースで増えているそうです。
さらに最近では、DMやメッセージを使った直接的な勧誘も増えています。
警察庁の統計では、SNSを通じた勧誘の60%がDMによる個別の声かけだったとのこと。
気をつけたいのが、知人を装った勧誘。警視庁が2024年に行った調査では、なりすまし勧誘の40%が、実在する知人のアカウントを乗っ取って行われていたことが分かりました。
なお、闇金など違法金融を利用し支払いができないと闇バイトに勧誘されるケースもあります。SNS以外にも闇バイトに注意すべきです。
大手求人サイトでの偽装求人
Indeed(インディード)などの大手求人サイトにも、闇バイトの投稿が見つかっています。
警視庁の発表によると、2024年に入ってから配送の仕事を装った闇バイト求人が前年の3倍にまで増えているそうです。
最近の手口は非常に巧妙で、一般企業の採用手順をそっくりまねて、正規の求人のように見せかけています。
警察庁の調査では、大手求人サイトに掲載された闇バイト求人の70%が、実在する企業の名前を無断で使用していました。
さらに「研修制度あり」「社会保険完備」といった文言まで記載され、一見しただけでは本物の求人と区別がつかないほどです。
掲示板サイトでの募集
ジモティーのような地域の掲示板サイトでも、闇バイトの被害が広がっています。
警察庁の分析では、2024年1月から3月までの掲示板を介した被害報告が、昨年の同じ時期と比べて2.5倍にも増えました。
特徴的なのは、地域に密着した求人を装って安心感を与えようとする手口です。
「地元での簡単作業」「近所での軽作業」といった言葉で、警戒心を和らげようとします。
また掲示板サイトでは、近所の小さな店舗の名前をかたって「パート募集」を装うケースも見つかっています。
なお、掲示板に「お金が欲しいから何でもやります」とご自身で書き込むケースもありますが、犯罪に巻き込まれる可能性があるためやめましょう。
闇バイトに応募した後の危険な展開
警察庁の最新統計によると、闇バイトに応募した後、約95%の被害者が何らかの被害に遭遇。一度応募すると、長期に渡る被害に発展するケースが大半です。
ここでは、闇バイトに応募した後の危険な展開についてお伝えします。
個人情報の提出を強要
闇バイトに応募すると、真っ先に個人情報の提出を求められます。
警視庁の調査によると、被害に遭った方の90%が身分証明書の写真を無理やり提出させられていたそうです。
さらに住所や家族構成など、プライベートな情報まで詳しく聞き出されてしまいます。
2024年に入ってからは、スマートフォンの中身を確認させられたり、LINEなどのSNSアカウントへのアクセス権を要求されたりするケースも増えているとのことです。
断れない状況に追い込まれる
警察庁の分析によると、闇バイト被害者の85%が「もう断ることができない」と感じるような状況に追い込まれていました。
個人情報を握られてしまうと、家族に危害を加えるような脅し文句を受け始めるのです。
犯罪組織は「逃げられない」という言葉を使って、被害者を精神的に追い詰めていきます。
警視庁の調査では、被害に遭われた方の75%が「常に見張られている」という恐怖に苛まれていたと話しています。
報酬が支払われないケース
警察庁の統計によると、闇バイト被害者の98%が「約束された報酬を一度も受け取れなかった」と答えています。
実際には逮捕されるまで使い捨てにされてしまうのが現状。
さらに深刻なのは、個人情報を握られているために警察に相談することもできず、犯罪組織から見捨てられた後も苦しい状況が続くことです。
闇バイトに巻き込まれないための対策
闇バイトに巻き込まれないためには、予防と早期発見が被害を防ぐ鍵となります。
ここでは、具体的に闇バイトを見分ける方法や、危ないと思った時にできることを解説していきます。
怪しい求人の見分け方
闇バイトを見分けるポイントは、まず異常に高い報酬額です。
警視庁の分析では、時給1万円以上の求人はほぼすべてが闇バイトだったことが分かっています。
また、仕事の内容がはっきりと説明されない求人も要注意です。
警察庁の調査によると、正規の求人では98%以上が具体的な業務内容を明確に示しているとのこと。
「簡単な作業」「すぐに稼げる」といった曖昧な表現だけで具体的な説明がない場合は、注意が必要です。
応募前に確認すべきこと
アルバイトに応募する前には、まず募集している企業が本当に存在するのか確認することが大切です。
警視庁の発表では、闇バイトの被害を防げた方の80%が「企業の存在を確認したときに不審な点に気付いた」と答えています。
安全な求人探しのために、ハローワークや大手求人サイトの公式ページを利用してください。
警察庁によると、これらの正規のサイトから応募した場合、闇バイトの被害はほとんど報告されていないそうです。
すぐに警察に相談を
少しでも不安を感じたら、すぐに警察庁の専用窓口「#9110」に相談してください。
2024年の統計では、早めに相談することで90%ものケースで被害を防ぐことができたそうです。
警察に相談するのをためらう必要はまったくありません。
警視庁の担当者も「相談された内容の秘密は必ず守ります」と話しています。一人で悩まず、まずは相談してみましょう。
まとめ
誰もが巻き込まれる可能性がある闇バイトの被害。警察庁の統計が示すように、一度被害に遭うと長期化してしまう傾向があります。
お金に困って闇バイトを考えている方は、まず債務整理などの方法を検討してみませんか。
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