シリーズ昭和のお時間です。今回は昭和時代から平成初期にかけて流行した昔の消費者金融CMについて、思い出話を多重債務の権化がお送りしていきます。
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昔の消費者金融はエグかったで、ホンマ!
昔の消費者金融は今と異なり、規制もへったくれもなく、CMもガバガバでした。
ということで消費者金融の新規会員を募ろうとするCMも非常にイケイケドンドンなものがありました。
具体的には以下のような特徴がありました。
借金を推奨する内容
とにかく借金を推奨する内容が多かったのが、昔の消費者金融CMの特徴です。
当時はまだまだ自己破産や任意整理といった債務整理関係の法制度が整備されておらず、また利息も高いのが一般的でした。
よって
とまでは言わないものの、とにかく借金でバブリーな生活が送れるようなストーリー構成のCMが多かった印象です。
バブリーな雰囲気
今でも有名タレントを起用したCMは多いわけですが、当時のサラ金のCMは「手軽に使える借入専用カードがあれば、ゴールドカードを持ったのと同じ!」くらいの勢いで、サラ金=お金持ち世界へのチケット!のような訴求が多かったことも記憶に残っている方が多いでしょう。
注意喚起なし
「ご利用は計画的に」というのは今の消費者金融関係のCMでは必ず入れなければならない文言となっています。しかし当時はそのような規制も一切なかったことから、とにかくバンバン使って、後のことはその時考えよう!くらいの勢いで顧客数を増やそうとするCMが多かった特徴もあります。
【年代別】消費者金融CMの変遷を語るで
ここからは年代別に消費者金融CMの変遷について解説していきます。実は消費者金融CMは様々な規制の関係で、年代ごとにイメージや訴求する内容が異なります。
【~70年代】そもそもサラ金CMが規制されていた冬の時代
実は1980年代に入るまで、消費者金融のテレビCMは存在しませんでした。
もう少し正確にご説明すると、1980年代に入るまでいわゆる日本の民放連は、消費者金融業のCMを取り扱わないと定めていました。
つまり民放連がNGを出しているのでCMが出せなかったわけです。
【80年代】爽やか路線でバンバン貸付
バブル全盛時代に入ると、消費者金融に関連する様々な法整備も進み、民放連がOKを出せるようなクリーンな企業が残ることとなりました。
この生き残った企業が広告規制を緩和されることとなり、いよいよ消費者金融CMが全盛時代となっていきます。
この頃はとにかくスポーティーで爽やかで、CMの中で扱われる利用目的もデートに旅行にとバブリーなものが目立ちました。
また時代が90年代に近づくにつれて、おしゃれな生活やDCブランドと呼ばれるような服装を楽しむためには、消費者金融が必要といったCMも目立つようになりました。
【90年代】若者向けへシフトチェンジ+深夜枠へお引越し
まだまだテレビ業界全体がおおらかだった90年代。80年代の勢いに乗ってこの時代、消費者金融は「若者へ向けた営業攻勢」を仕掛けることになります。
起用タレントも人気アイドルやその当時をときめくようなタレントが多数出演するようになり「若者が気軽に利用できる消費者金融」を全面に打ち出していたわけです。
しかしここまでくると返済能力のない人たちが気軽にお金を借りるような状況となってしまい、当時のとんでもない取り立ても相まって様々な社会問題が発生しました。
結果として「ご利用は計画的に」といった文言が入っていないと放送できないなどの条件や規制が入り、さらに放送時間帯も深夜の時間帯に移行するような動きが見られました。
サラ金CMのQ&A
ここからは昔の消費者金融CMについてよくある質問をお届けしていきます。
Q:♪ラララむじんくん~って、どこでしたっけ?
Q:サラ金チワワって、どこでしたっけ?
Q:深夜ローカルCMでやってたサラ金CMはどうなりましたか?
A.おおよそ撤退したか、大手メガバンクに吸収されて当時の会社はなくなりました。
まとめ
今回は少し箸休め的にご覧いただこうと、シリーズ昭和と題して昔の消費者金融CMについてご紹介してきました。
良くも悪くもおおらかだった時代。
この時代は取り立てもえげつないものがありました。
しかし現代も、貸金業に関する様々なガイドラインや規制があるだけで・・・本質的な取り立ては変わっていないと考えられます。
少しでも取り立てにお悩みの方は昔ほどではないものの・・・様々なトラブルに巻き込まれる可能性があります。いち早く任意整理という方法で、昔のおおらかかつ楽しかった時代に戻れるように助っ人を呼ぶようにしましょう。
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