アイフルはいわゆるサラ金業者であり、主に個人を対象に融資を行っています。アイフルは銀行系カードローンと違い、審査基準が非常に緩いのが特徴です。そのため、多重債務者も多く、社会問題にもなっています。
今回は、そんなアイフルとの債務整理方法を流れとともにまとめ、さらによくある質問についても解説していきます。
ちなみにアイフルでの債務整理は、弁護士や司法書士などの専門家に相談することでスムーズに解決出来る可能性が高くなります。
とくにアイフルは過去にその過激な取り立てから全店舗営業停止処分を受けているほどで、現在はかなりクリーンになっているものの、心配は残るところです。
国が認めた「債務整理」という手続きを活用すれば、月々の返済額を減らしたり、日々の取り立てを止めたりすることができます。手続きはカンタンなので、まずは債務整理に強い専門家に無料相談してみましょう。
【結論】アイフルで債務整理は難しい?
結論から言うと、アイフルの債務整理は非常に難しいです。
なぜなら、そもそもアイフルの金利設定は適法であり、貸金業法に基づいて営業しているからです。したがって、アイフルからの借り入れで返せない=アイフル側に落ち度がないとされるのが一般的な見解です。
よって債務者側としては、正規の手順でアイフル側と交渉をしていくことが重要となります。
ただし、借金問題に強い専門家に相談することで、よりスムーズな解決が出来る可能性はあります。また、債務整理の中でも任意整理は比較的手続きが簡単であるため、難易度は低いといえるでしょう。
とはいえ、やはり素人判断では難しい部分もあるので、まずは専門家に相談してみることをオススメします。以下ではアイフルにおける債務整理方法について紹介しているので、ぜひ参考にしていただきたいです。
アイフルで使える債務整理方法まとめ
では早速、アイフルで債務整理をする方法を紹介していきます。
まず、アイフルで債務整理する場合、以下の3つの選択肢があります。
- 任意整理
- 個人再生
- 自己破産
上記についてひとつずつ解説していきます。
1.任意整理
まずは任意整理について、詳しい情報を見ていきましょう。
任意整理の基本情報
一般的に、任意整理とは債権者(消費者金融など)との交渉により、利息をカットしてもらったり、元本のみを分割払いするといった和解をすることを言います。
任意整理は制度上、個人で行うことも出来ますが、オススメしません。個人がたった1人でアイフルに任意整理を仕掛けることは、トレーニングも練習もなしでいきなり総合格闘技に出るのと一緒です。
理論武装でやり込められる可能性が非常に高いため、専門家に代理人として動いてもらうのが一般的です。
アイフルにおける任意整理のメリット
任意整理は裁判所を通すことなく、直接弁護士や司法書士とやり取りすることになるため、迅速かつ柔軟な対応が可能です。
もちろん弁護士や司法書士への報酬が発生するものの、交渉力の高い弁護士や司法書士であれば、早期に和解に持っていける可能性があります。これは大きなメリットと言えるでしょう。
アイフルの任意整理対応可否は業界の中でも渋い部類に入るため、重要なのは交渉力の高い専門家へ依頼することです。
アイフルにおける任意整理のデメリット
あくまでも任意整理なので、当然ながらアイフルへの返済義務は残り続けることになります。
また、アイフル側が応じなかった場合は強制執行される可能性もありますから、注意が必要です。
2.個人再生
個人再生という方法について、以下に解説していきます。
個人再生の基本情報
個人再生とは、住宅ローンを除いた借金を5分の1まで圧縮し、原則3年かけて返済するというやり方のことです。
例えば100万円の借金がある場合、毎年20万円程度を返済すると考えると分かりやすいでしょう。
また、この方法なら、借金を返済するために新たな借金をしてしまう「自転車操業」に陥る危険性も少ない傾向にあります。
個人再生は一旦裁判所を通す必要があるものの、その後の返済額は大幅に減ることが多いので、借金を大幅に減らすことが出来る可能性も高いのです。
アイフルにおける個人再生のメリット
個人再生の場合は、基本的に借金を減額した上で返済をしていくことになるため、返済総額を減らすことが可能です。
また、借金を減額しつつ毎月の返済額を少なくすることができるため、結果的に経済的に安定するまでの期間を短くすることも可能となります。
アイフルにおける個人再生のデメリット
基本的に個人再生で圧縮、減額できるのは100万円以上の債務がある場合です。
よって、アイフル含めた借金が100万円以下の場合ではそもそも個人再生ができません。
3.自己破産
最後に紹介するのが「自己破産」です。
自己破産の基本情報
自己破産とは、文字通り「自分の財産を全て失ってしまう」ことを指します。具体的には全ての資産を失うことになり、生活に必要な最低限のもの以外は全て失うこととなります。
それと引き換えに原則としてすべての債務が免責となるなど、デメリットも多い一方でメリットも大きいため、慎重に考える必要があります。
アイフルにおける自己破産のメリット
アイフルがどうこうというレベル以前に、すべての債務が原則として免責され、消滅します。
・・・自己破産の場合、基本的には借金がゼロになるので、これによって人生を再出発させることも可能になります。
アイフルにおける自己破産のデメリット
自己破産した場合、官報に掲載され信用情報機関にも事故情報が残るため、クレジットカードを作ったり、新規に借入をしたりすることが極めて難しくなります(※あくまで自己破産後)。
加えて、破産手続中は一定の職業に就くことができないなどの制限を受けることもあります。
アイフルで債務整理を行う流れ
アイフルで債務整理を行う場合の流れは以下の通りです。
ちなみに今回は、債務整理の中でも対アイフルでよく行われる任意整理を中心に紹介していきます。
1.【重要】借金を卒業する覚悟を決める
これは、実は非常に重要なことです。何事も抜け出すにはそれなりに覚悟が必要ですよね。一度でも借りてしまうと、もう一生逃れられないと思っている人が多くいます。しかし、実際にはそんなことはないのです。
確かに法律上は数年間ブラックリスト入りしますが、普通に暮らしている限りは意外と暮らせてしまいます。ということで、債務整理前にはきちんと覚悟をしておくとよいでしょう。
2.相談先を決める
弁護士や司法書士などに相談する場合は、事前に相談先の事務所を決めておくとよいでしょう。というのも、相談先によって得意分野が異なるからです。
当サイトに掲載している借金問題に強い先生方から選ぶのもオススメです。相談料無料、着手金無料の事務所もあるので、確認しておきましょう。
3.相談前に債務状況をまとめておく(他社分も)
相談後に必ず言われることなので、遅かれ早かれまとめることになります。どこからいつ、いくら借りて残債がどうなっているかまとめておくとよいでしょう。
他社についても、同時にまとめておくとスムーズです。
4.相談する
債務整理について相談してみることをお勧めします。
無料相談OKの弁護士事務所や司法書士事務所を選ぶとよいでしょう。近年は、相談方法も電話やメールなど複数選ぶことができます。債務整理に強い弁護士や司法書士は、相談者の状況に応じて最適な債務整理を提案してくれます。
なお、弁護士や司法書士に相談する際は、あらかじめ相談したい債務整理の方向性を決めておきましょう。たとえば、アイフルの債務整理なら、任意整理の他にも個人再生や自己破産など、債務整理の手段は複数あります。
よって、相談する弁護士や司法書士には、自分がどの債務整理を望んでいるのかを明確に伝えると、話がスムーズに進みます。
5.委任契約する
最終的に弁護士や司法書士に依頼することを決めたら、正式に委任契約を結びます。
委任契約を結んだ後は、基本的にすべて弁護士や司法書士に任せる形になるため、自分で動くことはありません。よって、委任契約を締結する前に、ある程度は自分でも調べておいたほうが無難でしょう。
6.アイフルと交渉してもらう&督促ストップ
ここまで来れば、あとは弁護士や司法書士にお任せです。
ちなみに交渉自体は弁護士や司法書士が行うので、自分はとくに何もする必要はありません。督促や取り立ても、このタイミングで完全にストップします。
7.積立金を支払っていく
一般的には、今後の返済は専門家にお金を預けて行います。詳細は専門家に相談しましょう。
アイフルの債務整理についてのよくある質問
ここからは具体的な疑問点について回答していきます。アイフルとの債務整理前に、疑問を解消しておきましょう。
Q:アイフルの債務整理はどれくらいかかる?
A:時間面なら最短即日で督促停止。費用面なら数万円程度です。
時間面
任意整理の場合、最短即日で督促停止となります。交渉に入って結果が出るまで数ヶ月かかりますが、実質的には最短即日で取り立てからは解放されます。
費用面
一般的には、アイフルだからといって特別高い料金がかかることはありません。ただし司法書士、弁護士ともに成功報酬がかかってきます。
借りていた金額によって費用が異なってきますので確認が必要です。一般的には、司法書士なら1件あたり2~4万円程度、弁護士だと5万円程度が相場とされます。
Q:アイフルの債務整理で利息は減額できる?
A:完全に交渉次第です。
これはもう専門家の腕次第なところが大きく、場合によっては利息をカットしてもらえることも十分にありえます。
現時点での利息
交渉次第では可能です。ただ、最近アイフルは利息カットに応じないケースも多くみられます。
将来利息
これは過去の返済状況によって異なります。例えば1発飛びの場合はほぼ絶望的といえるでしょう。
まとめ
今回は、アイフルとの債務整理についてまとめてきました。
アイフルでの債務整理は、弁護士や司法書士などの専門家に相談することでスムーズに解決出来る可能性が高くなります。
また、当サイトには債務整理に詳しい専門家を多数掲載していますので、まずは気軽に相談してみることがオススメです。こちらのボタンから詳細を確認してみましょう。
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