ジェイリースという大手家賃保証会社を利用している人や、これから利用を検討している人にとって、「ジェイリースからの連絡がきた」「滞納したらどうなるのか」といった不安は少なくありません。
実際のところ、家賃滞納時にどのような連絡が来るのか、また詐欺に注意すべき点や、万が一滞納してしまった場合の対処法について詳しく解説します。家賃支払いに関する正しい知識を身につけ、トラブルを未然に防いでいきましょう。
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ジェイリースはどんな家賃保証会社なのか

家賃保証会社とは、賃貸契約時に入居者の連帯保証人の代わりとなり、家賃滞納時には大家さんに立替払いをする会社です。ジェイリースはそんな家賃保証会社の中でも特に規模が大きく、上場企業として信頼性が高い会社と言えます。滞納時の対応の厳しさなど気になる点もありますが、まずは基本情報から見ていきましょう。
ジェイリースの基本情報
ジェイリースは東京都新宿区及び大分県大分市に本社を置き、全国36拠点に展開している大手家賃保証会社です。2004年に大分県で創業し、2016年に東証マザーズ上場、2018年には東証一部上場を果たした信頼性の高い企業として知られています。
家賃保証サービスの申込時には、自社のデータベースやLICC(全国賃貸保証業協会)の情報を活用した高精度な審査を実施します。大手企業であるからこそ、データに基づいた精密な審査が可能となっているのです。
上場企業としての信頼性から、多くの不動産管理会社や大家さんから選ばれており、利用している入居者も全国に多数います。審査の精度が高いことで、家主側にとっては安心感があり、物件の選択肢を広げる効果もあるでしょう。
ホームページにはコンプライアンスやサステナビリティへの取り組み、反社会的勢力との関係絶縁宣言も書かれており、利用者に信用されやすいと分かります。

ジェイリースの審査基準と厳しさ
ジェイリースはLICC(全国賃貸保証業協会)に所属しており、協会内で家賃の滞納情報を共有するシステムを持っています。そのため、過去に他の加盟保証会社を利用した物件で滞納履歴がある場合は、その情報が審査に影響してしまうでしょう。
特に過去5年以内に家賃滞納履歴がある場合、審査に通りにくい傾向があるとされています。一度でも滞納履歴があると、リスクの高い入居者と判断される可能性が高まるのです。
保証会社の審査厳しさは一般的に独立系が難しいと言われ、その次にLICC系、最後に信販系の順と言われています。ジェイリースはLICC系に属するため中間程度の厳しさと考えていいでしょう。
完全な独立系の保証会社よりは審査が通りやすい可能性がありますが、信販系と比べるとやや厳しい傾向があります。
ジェイリースはどんな会社?
ジェイリースは上場企業としての信頼性がある一方で、滞納者への対応が厳しいという評判も少なくありません。法的措置を含めた厳格な対応で知られており、家賃滞納に対しては厳正に対処する姿勢を持っています。
しかし保証料が他社と比較して安いプランがあり、初回保証料が家賃の30%程度、更新料も比較的リーズナブルであり、コスト面で入居者にとってメリットがあると言えるでしょう。
ジェイリースがやばいと言われる理由とは

ジェイリースが「やばい」と言われる主な理由は、家賃滞納時の対応の厳しさにあります。
家賃を滞納した場合、どのような流れで対応が進み、どのような事態に発展する可能性があるのか、詳しく見ていきましょう。
家賃滞納時の対応の流れ
家賃滞納をしていると、まず管理会社から電話や郵便で支払い確認の連絡が来ます。滞納1週間以内は延滞料金が発生しないケースが多く、すぐ支払えば問題が深刻化することはほとんどありません。ただし、滞納事実は記録されるため、頻繁に繰り返すと信用問題に発展する可能性があります。
家賃の支払いが遅れそうだと分かった場合は、すぐに不動産会社に連絡や相談をするのがおすすめです。既にジェイリースが立替払いをしている場合、ジェイリースから電話やSNSで連絡があります。着信があった場合、折り返しをするのがおすすめです。
もし連絡が取れない状態が続くと緊急連絡先に連絡されてしまい、滞納している事実が知られてしまうかもしれません。
ジェイリースからの連絡は詐欺?
ジェイリースを名乗る不審な電話があるということが報告されており、公式ホームページでも注意喚起がされています。
詐欺グループがジェイリースの名前を使って金銭を要求する場合があるため注意が必要です。
正規の連絡であっても、滞納時には高圧的な態度で対応されたという口コミが複数見られます。法的措置を前提とした厳しい対応が行われることもあり、精神的なプレッシャーを感じる人も少なくありません。
身に覚えのない請求や不審な連絡を受けた場合は、詐欺の可能性を考慮し、一度公式窓口に確認することが重要です。正規の連絡かどうか判断がつかない場合は、契約時の書類に記載された、公式の連絡先に問い合わせるようにしましょう。
2ヶ月以上滞納するとどうなるか
2ヶ月以上滞納が続くと代位弁済が行われ、立替え費用などが発生します。この時点で支払い義務は大家さんからジェイリースに移り、より厳しい対応が始まるでしょう。
法的措置を取られる可能性も高まり、訴訟からの強制退去といった厳しい対応が行われる可能性があります。3カ月以上になると強制解約の可能性も高くなるので注意が必要です。
また信用情報に傷がつき、今後の賃貸契約や各種ローンの審査に悪影響を及ぼします。
家賃滞納の記録は各種信用情報機関に登録され、約5年間保持されるため、新たな住居を借りる際の障壁となる可能性があるでしょう。
家賃滞納時の対処法とジェイリースとの付き合い方

家賃滞納を未然に防ぐことが最善ですが、万が一滞納してしまった場合や、ジェイリースの審査に落ちてしまった場合の対処法についても知っておくと安心です。また、どうしても支払いが困難になった場合の最終手段も把握しておきましょう。
家賃は生活の基盤となる住まいに関わる重要な支出です。計画的な家計管理と、万一のときの対応策を事前に考えておくことで、安定した賃貸生活を送ることができます。
家賃滞納を防ぐための対策
家賃滞納を防ぐ最も基本的な対策は、収入に見合った家賃の物件を選ぶことです。
一般的には、収入の約3分の1以内の家賃が適切と言われており、この範囲内で物件を選ぶことで無理なく支払いを続けられる可能性が高まります。
家賃の引き落とし日に合わせて、口座に入金しておく習慣をつけることも重要です。給料日と引き落とし日にずれがある場合は特に注意が必要で、家賃分は必ず最優先で確保しておくようにしましょう。
また急な出費に備えて、数ヶ月分の家賃を貯金しておくことも効果的です。病気やケガ、失業など予期せぬ事態が発生しても、貯金があれば滞納を防ぐことができます。最低でも3ヶ月分程度の家賃相当額を、緊急用のお金として確保しておくことをお勧めします。

ジェイリースの審査に落ちた場合の対処法
ジェイリースの審査に落ちた場合は、別の保証会社で再審査してもらえないか不動産会社に相談しましょう。同じ物件でも、保証会社を変更するだけで審査に通ることが出来るかもしれません。
また、審査のゆるい独立系の保証会社が使える物件を探すという方法もあります。独立系の保証会社は、大手と比べて融通が利く場合もあり、過去の滞納歴などがあっても審査に通りやすい傾向です。
親族に代理契約を頼むという選択肢もあります。親や兄弟など信頼できる親族に契約者になってもらい、実際の入居者は別途居住者として登録する方法です。ただしこの場合、契約上の責任は代理契約者にあることを理解しておく必要があります。
支払いが困難な場合の最終手段
どうしても支払いが困難な場合は、弁護士に相談し、家賃滞納分の債務整理を検討することも一つの選択肢です。債務整理によって将来利息のカットや分割返済の合意が得られる可能性があります。
債務整理では、無理のない範囲での分割返済が認められるケースもあり、現在の収入状況に合わせた返済計画を立てることができます。債務整理には信用情報への影響など様々なデメリットもあるため、専門家としっかり相談をすることをおすすめします。

まとめ

ジェイリースは東証一部上場の大手家賃保証会社として信頼性がある一方で、滞納時の対応が厳しいという特徴があります。家賃滞納は単なる支払い遅延にとどまらず、法的措置や信用情報への影響など様々な可能性をもたらします。
家賃滞納を防ぐには、収入に見合った物件選びや計画的な家計管理が重要です。万が一滞納してしまった場合でも、早めに対応することで問題が大きくなるのを防ぐことができます。
家賃保証会社との問題でお悩みの人は、当サイトで紹介している債務整理に強い司法書士事務所・弁護士事務所に相談してみる選択肢もあります。専門家のアドバイスを受けることで、状況に合った最適な解決策を見つけることができるでしょう。
一人で悩まず、早めに相談することで道は開けます。家賃問題は放置するほど状況が悪化するため、困ったときはプロの力を借りることも大切です。
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