昔は携帯の分割審査を受けて通れるかどうかを気にする必要はあまりなかったのに、最近はかなり厳しくなって契約もできなくなっているケースがあると聞いたことがあるでしょうか。
携帯をそろそろ買いたいと思っていたのに、このような噂を聞くとためらってしまうでしょう。
審査の事情は最近ではどのようになっているのでしょうか。この記事ではその事情を踏まえて、携帯電話の審査を一発で通れるようにするための最新情報をお届けします。
国が認めた「債務整理」という手続きを活用すれば、月々の返済額を減らしたり、日々の取り立てを止めたりすることができます。手続きはカンタンなので、まずは債務整理に強い専門家に無料相談してみましょう。
携帯電話の分割審査は昔より厳しくなったってホンマでっか?最新事情をチェックするで!
携帯電話を購入するときに分割払いをするにはかなり大変だという噂が流れています。
スマートフォン全盛期の現在では確かに審査は厳しくなっていますが、昔より厳しくなったのかどうかをまずは近年の携帯電話やスマートフォンの事情から理解を深めておきましょう。
どのような背景があって厳密な審査が行われるようになったのでしょうか。
そもそも審査なんてあったんか?
そもそも昔は分割払いに審査がなかった!
昔、携帯電話を購入したときにはそもそも審査があったのかなと振り返ってみると疑問に思う人もいるでしょう。
実は記憶がないのも当然で、以前は携帯電話の購入時に審査は行われていなかったのです。
審査をしなくても特に問題がなかったのはなぜなのかと疑問に思うかもしれません。
これは販売奨励金制度が整備されていたからでした。販売奨励金制度によって販売店は契約期間の縛りがある契約をユーザーにしてもらえればキャリアから報奨金をもらうことができたのです。そのため、キャリアとしては契約期間が長ければ利益を得られるので報奨金を与えるのに問題はありませんでした。
当時は「機種代0円」なんて当たり前やったから、そもそも分割払いなんてする必要なかったんや!
スペック向上とともに値段も上がる
近年の事情として、スマートフォンの価格があまりにも上がり過ぎているという印象を持ってはいないでしょうか。
0円携帯も市場から撤退してしまい、ハイスペックなスマートフォンの普及により携帯電話の価格が高騰しています。高いものでは20万円前後になっているので、到底一括では支払えないという人も多いでしょう。
これは国によって携帯電話やスマートフォンのユーザー獲得のために端末価格を格安あるいは0円にしている状況の是正を求められたからです。結果として0円携帯やワンコイン携帯は消滅してしまい、一括払いか分割払いで購入する仕組みが定着しました。
そら当然、一括払いなんか無理やわ、無理!!
ローン契約により審査落ち続出!←今ここ
分割払いはどのような仕組みなのかが気になる人もいるでしょう。
分割払いとは「割賦販売法」に基づいて行われる契約で、信用に基づく取引という意味で実質的にはローン契約と同じ扱いになります。
そのため、分割払いをするときにはローン契約と同様に個人信用情報の調査が行われるのが原則です。個人信用情報を照会したときに問題が発覚したときには審査を通ることはできず、分割払いでは携帯電話やスマートフォンを購入できないという結果になっています。
このようにローン契約と同等の位置付けになる分割払いでの購入という選択肢が浮上したことによって、今までの審査の仕方であれば契約できていた人も審査落ちの憂き目に遭っているのが現状です。
携帯の分割審査ってどんなやねん?契約時の審査について解説したる!
このように分割払いで携帯電話やスマートフォンを購入するときには審査を受けなければならなくなっています。
ただ、携帯電話の購入のときに行う審査では何を見られるのかがわからず、本当に通れるかを判断できない人もいるでしょう。ここでは審査の内容と基準を解説するので、概略を知って通りやすくするための対策をしましょう。
契約時の審査①:契約審査
契約をするときに実施される審査としてまず挙げられるのが契約審査です。
- 新規契約
- MNP契約
- 機種変更
いずれのケースでも契約審査は実施されていて、キャリアが独自の審査基準を設けています。
目的は携帯電話の利用料金を契約に基づいて支払えるかどうかを判断することです。そのため、内容としては過去に携帯電話の支払いで滞納をしたり、強制解約になったりしたことがないかが主なものになっています。
端的に言ってしまえば、料金の支払い能力があって、キャリアから信用を失うような行為をしていないことが重要なポイントです。
契約時の審査②:分割審査
分割払いで携帯電話を買おうとしたときに行われるもう一つの審査が分割審査で、先ほど説明した審査落ちの原因として大きいと言われているものです。一括払いをするときには分割審査は行われず、契約審査だけで契約の可否が判断されます。
目的は携帯電話の本体を分割払いしたときに毎月正しく期日を守って払い続けられる支払い能力と信用があるかどうかを見極めることです。
一般的には10万円以上の端末料金になるかどうかで審査の機微さが異なると言われています。10万円未満ならキャリアが信用情報機関から情報を取得して審査をしていますが、10万円以上になると信用情報機関によって本格的な審査を行う仕組みにしているからです。
審査基準はキャリアで違うってホント?
キャリアによって審査基準が違って厳しかったり甘かったりするという噂を聞いたことがある人もいるでしょう。
これ、昔っからよう聞く話やな~。
実際にはどのキャリアも審査基準に大きな違いはなく、きちんと支払えるかどうかを分けるポイントは各社が共通認識を持っているからです。
ただし、申込先のキャリアにおける利用歴がある場合には優遇される可能性があります。機種変更のときには特に支払いを続けてきた実績があるので「お得意様」と判断されるでしょう。
このようにキャリアが独自に持っている情報によって審査の判断が変わることもあります。しかし、前提条件を覆すような大きな違いは生じることはまずありません。
【全キャリア共通】携帯の分割審査で落とされやすい7つのパターンを徹底解説や!
携帯の審査事情がわかったところで、いかにして契約したら良いかが悩みになってきたでしょう。分割審査を通るのが大きな課題なので、まずは失敗者に学ぶのが大切です。
ここでは分割払いでよくある審査落ちのパターンを詳しく紹介します。もし一つでも当てはまるところがあるなら、審査を申し込む前に適切な対処しておくことで審査に通りやすくなるでしょう。
①過去に携帯電話料金を滞納したことがある or 現在滞納中
携帯電話料金の支払いを少しでも滞納してしまったことがあるでしょうか。昔に滞納した場合でも、たった今も滞納している場合でも、携帯の分割審査を通れることはほとんどありません。
滞納をしていると支払えない状況になっているのは明らかなので、分割払いをできるようにしても払ってくれないでしょう。そのため、滞納が確認された時点で即審査落ちというのが一般的です。
なお、大抵のキャリアは一般社団法人電気通信事業者協会(TCA)でユーザーの不払いに関する支払い状況を共有しているので、他のキャリアで滞納があってもわかってしまいます。他のキャリアで滞納をした経験がある場合にも分割審査を通れることはほとんどないと考えましょう。
②過去に強制解約をくらったことがある
これまで携帯電話を利用していてトラブルを起こし、携帯電話料金を踏み倒して強制解約になったことはないでしょうか。強制解約をされたことがあったとしたら、やはり分割審査は取れることはありません。
強制解約は支払うべき料金の滞納をしていて、さらに督促状が届いたにもかかわらず未払いのままにしてしまったときに行われる措置です。キャリアとしては料金をどうしても支払えないか、支払う気がないと判断してやむを得ず強制解約を実行しています。
強制解約になると利用料金を踏み倒すことになりますが、強制解約になった回線に端末の分割代金を組み込んでいるとその支払いもなくなります。その結果として個人信用情報にも記録が残るので次の審査は通れないことになるのです。
こっから放置してると、いかついオッサンの声で連絡きたりすんねんな~。
③短期間のうちに契約・解約を繰り返したことがある
携帯電話を契約してから短期間のうちに解約し、また契約するといったことを繰り返した経験がないでしょうか。短い期間しか契約せずに解約する行為を何度も行っていた経歴がある場合には審査の通過が困難になります。
何が問題なのかが疑問になる人もいるでしょう。実は新規契約をしたり、MNP契約をしたりしたときにキャッシュバックをするキャンペーンを実施しているキャリアがたくさんありました。その時期に特典をもらいたいという考えで短期間のうちに契約・解約を繰り返していた人もいます。
このような不正行為をしていた人は契約外にしたいと考えるのはもっともなことでしょう。本当にその意図があったかどうかにかかわらず分割審査を申し込んでも審査落ちになるのが通例です。
今の若い子は知らんかもしれんけど!
④同一名義で複数の回線を契約している
キャリアと別回線で何度も契約して同一名義で今も複数の回線を持っていることはないでしょうか。複数の回線を契約していても問題ないと思うかもしれませんが、実際には数が多いと審査が厳しくなります。
複数の回線を持つこと自体には決して問題があるわけではありません。ただ、支払いと続けられる経済力があるかどうかを慎重に見なければならなくなるのです。
回線契約数が多いと基本料金だけでもかなりの負担になります。さらに携帯電話の購入代金も分割払いしていると毎月の支払額が大きくなりがちです。
契約数というより利用料金がどれくらいかかっているかが問題になる点ですが、収入に見合った金額でないと審査を通さないキャリアが大半を占めています。
④クレジットカードの利用状況に問題がある
クレジットカードを持っている場合に、その利用状況に何か問題がないでしょうか。
携帯電話の料金の支払いをクレジットカードにするケースも増えていますが、支払いに使用するかどうかにかかわらず問題があれば審査は通れない場合がほとんどです。
支払いが遅れたことがあったり、現在も滞納していたりする場合には個人信用情報に傷が付いているので審査を通れる可能性は極めて低くなります。
しかし、クレジットカードを持っていても使っていないというのも問題になるので注意しましょう。クレジットヒストリーがあると支払えるとわかりますが、スーパーホワイトと呼ばれるクレジットヒストリーがない状況ではその判断ができません。
「クレカ持ってない=金ない」みたいに思われて疑いの目で見られてまうんや!
⑤収入が著しく低い or ない
自分の今の収入を見たときに問題と感じられる点はないでしょうか。
分割払いをするには毎月安定した収入を得ていなければならないと考えるのが基本です。そのため、収入が低いあるは全く収入がないときには分割払いをしたときに支払えるような能力がないと考えられてしまうのです。
専業主婦や学生、無職の人は親権者や扶養者に収入があれば大丈夫なこともあります。しかし、パートやアルバイトの場合は収入が安定していて給料も支払い金額に見合ったものでないと断られがちです。
安定して働いて稼いでいるパートやアルバイトの人なら審査通過できる可能性がありますが、思い立ったときに少しだけ働いているような自由気ままなワークスタイルの場合には厳しいでしょう。
⑥直近5年間で債務整理を行っている
今までに実は債務整理をした経験があるということはないでしょうか。
10年を越えて遥か昔のことであれば問題になることはあまりありませんが、直近5年以内だったらほぼ確実に審査は通れません。債務整理はどの方法を選んだとしても金融事故として信用情報機関に登録されてしまうからです。
金融事故の記録が抹消されるまでには5年~10年がかかりましゅ。少なくとも5年以内に何かしらの債務整理を行った方は分割審査に通れましぇん。これがいわゆる「喪中」ってやつでしゅね!
いつ債務整理をしたのかを忘れてしまっていて、今は個人信用情報がきれいになっているのかどうかを知りたいという人もいるでしょう。その場合には信用情報機関の一つとして知られるCICに情報開示請求をすれば確認可能です。
【結論】携帯の分割審査を一発クリアするための絶対条件とは
ここまで様々な角度から分割審査を通るための条件を説明してきました。携帯電話やスマートフォンを分割払いで購入するためには、このような絶対条件を全て満たしていなければなりません。
基本的には、以下の2点を満たしていることが大前提です。
自身の経済状態に問題がないこと
携帯料金の滞納をしたり、強制解約になった経験があったりすると信頼を失うのは明らかです。まだ未払いがあるなら審査を申し込む前にきちんと払っておくのは必須でしょう。
また、クレジットカードの滞納や債務整理などの金融事故を起こしていると当面は審査を通過するのは難しいですが、あまりにも信用情報がないのも信用の可否がわからないので問題になります。クレジットヒストリーも作って経済状態に問題がなく、支払い能力があって信用できることを示せるようになりましょう。
いつまでもピュアなままじゃいられへんのや。
せやな、オフホワイトくらいがちょうどエエわ!
【さんば秘伝】携帯の分割審査に自信がないキミ!ブラックでも使える携帯Getの裏技教えるで!
携帯の分割審査を受けても通れなさそうだと思っている人も、秘伝の裏技を使えば携帯を買って契約できる可能性があります。
ブラックになってしまっていても携帯を手に入れている人は決して少なくありません。やり方を知っていれば誰でもできるものもあります。
ここでは分割審査をうまく回避しつつ携帯を手に入れる秘策を紹介するので試してみましょう。
自分以外の名義で契約する
自分以外の名義で携帯電話の購入を申し込んで契約するのが秘策の一つです。
自分の名義でないと契約できないのではないかと思うかもしれませんが、他の人に頼んで契約をしてもらえば解決できます。自分の個人信用情報や経済状況などは影響しないので、厳しい状況下にある人にとって魅力的な解決策です。
しっかりとした信頼関係がある家族や友人に依頼して契約してもらい、料金を立て替えてもらうという方法があるのです。今まで説明してきた審査に落ちるパターンに当てはまらない人に頼んでみましょう。
オトンでもオカンでもエエけど、人選ミスったら厄介やから気ィつけや!
料金の支払いについて十分に協議して互いに納得する形にする必要がありますが、快く引き受けてくれる人が見つかればすぐにでも携帯をもつことができます。
型落ちの安い機種を選ぶ
購入する携帯電話やスマートフォンは最新モデルにこだわらず、型落ちの安い機種を選んで契約を試みるのも有効な打開策です。
最新のスマートフォンは10万円以上になってしまっているものがほとんどですが、型落ちを選んだり、海外の格安なスマホにしたりすれば10万円未満に抑えることができます。少しでも安くした方が審査は通りやすくなりますが、せめて10万円未満になる機種を選びましょう。
上で説明したように10万円未満ならCICによる審査ではなくなり、キャリアが審査してくれるので分割審査を通過できる可能性が飛躍的に高まります。
特にこだわる理由がないんやったら、もっとマイナーなOS選んどいだらエエで!
機種代金を一括で支払う
機種代金を分割払いにせずに買うときには一括で支払うのも可能であれば検討してみましょう。
本当に現金がなくて困っている状況では一括払いは難しいのは確かです。しかし、10万円や20万円は用意できなかったとしても、3万円や4万円なら工面できると言うこともあるでしょう。
携帯電話やスマートフォンの価格はピンからキリまであるので、安い機種なら分割せず現金一括で購入できる可能性があります。一括払いなら分割審査を受ける必要がないので、契約審査さえ通れる状況なら携帯を持てるようになります。
後から支払い方法を変更すれば、分割払いにできるで~~!!
三大キャリアへのこだわりを捨てる
審査落ちをする懸念を減らすためには三大キャリアで審査を受けるのは諦めるのも効果的です。
安心感があるのは確かかもしれませんが、格安SIM業者にすれば審査に通りやすくなることが知られています。
格安SIMではクレジットカードでの契約が基本になっているのが審査が比較的緩やかと言われる理由です。仮に滞納をされてしまったとしてもクレジットカード会社から支払いを受けられるので、キャリアが料金を取り損ねるリスクがないからです。
また、格安SIM業者の中にはデビットカードや口座振替で申し込みが可能なところもあります。クレジットカードを持てないような状況の人でも利用可能なので前向きに格安SIMを使うことを考えてみましょう。
まとめ
携帯電話やスマートフォンを購入するときには分割払いをするための審査が厳しくなっていることを考慮した対策を練ることが大切です。
ブラックになってしまっている人でも打開策はあるので諦めないようにしましょう。特に格安SIMを選ぶのは長期的に見てもプラスになる魅力的な対策です。
クレジットカードを持てない状況の人でも契約できる可能性が十分にあるので、対応してくれそうな格安SIM業者を選んで契約を申し込んでみましょう。
審査がユルい格安sim業者は以下の記事で解説しています。
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