消費者金融大手のアコムは、返済ができない場合にどのような取り立てをしてくるのでしょう。
また取り立てだけで終わらずに、裁判や給料差し押さえなどのリスクがあるという情報を耳にしたことのある方も多いのではないでしょうか。
ここでは現実的にアコムの返済できなくなった時、どのようなリスクがあるかについて解説します。また、アコムの返済遅れに関する「もろもろ」を対処していく方法も説明します。
さらに、アコムから連日電話が来ていてどうにもならないという方のために、今すぐにでもできるアコムの取り立て対策方法も徹底紹介していきます。
国が認めた「債務整理」という手続きを活用すれば、月々の返済額を減らしたり、日々の取り立てを止めたりすることができます。手続きはカンタンなので、まずは債務整理に強い専門家に無料相談してみましょう。
【概要】アコムに返済できないとどうなる?
そもそもアコムの返済ができないと、どのようなことが起こるのでしょう。
具体的にはアコムはヤミ金業者ではなく正規の貸金業者なので、違法な取り立ては最低限行わないと言ってよいでしょう。
ただしアコムも消費者金融やサラ金として昭和平成の時代を生き抜いてきた、いわばサラ金のプロと言って過言ではありません。
過去には、違法な取り立てが問題視されたケースもあります。
ということで法律のギリギリの範囲内で最大限の督促や取り立てを行ってくることは、容易に想像できます。
その他、個人信用情報がブラックになったり他社のクレジットカードやカードローンが強制解約になる恐れもあるなど、アコムの返済を放置したり返済できずに日数が経過していくと様々なデメリットがあるわけです。
※むじんくん=1990年代にアコムがCMキャラクターとして起用していた宇宙人キャラ。独特な見た目で当時の子供が多数、CMを見て泣いていたという情報もある
アコムに返済できず滞納した場合の流れ
アコムへの返済を怠り、長期間滞納していると、最初はアコムから返済の催促の電話がかかってきます。しかし、これでも返済が行われないと、一歩一歩事態の激しさが増していき、最終的には裁判に発展してしまいます。
ここではアコムに返済できず、滞納した場合の流れを詳しくステップ順に解説します。
返済期限翌日:電話での軽い督促
意外なことに返済期日の翌日くらいだと、そもそも電話すらこないケースもあります。
例えばアコムと契約してはじめての返済遅れなどであれば、アコム側もいきなり強烈な取り立てを行うことはありません。せいぜい電話がかかってきたとしても「ご入金をお忘れではないですか」程度の話しかされません。
ただし何度も延滞を繰り返している場合は最悪、返済期日の当日から電話の攻撃が始まるケースもあります。
・・・このあたりは債務者とアコムの契約状況によって対応レベルが変わってくるため、例えばギリギリの与信審査でアコムの借り入れができている場合や、今まで何度か延滞している場合には返済期限翌日どころか最悪当日のうちに電話してくるケースもあります。
なおこの段階で初回延滞であっても延滞の常連であっても新規の借入はできなくなります。つまりカードローン残高がまだあったとしても、お金を借りることができなくなります。
数日後:電話+SMS・メールなどの督促
返済遅れが発生してから数日も経過すると、今度は電話に加えてSNSやメールでの督促も始まります。
この段階で返済ができればまだ個人信用情報に傷がつかないといったケースの方が多いものの、現実的にはお金を用意することができないケースがほとんどです。
アコムもそのあたりの事情は分かっているので、ある程度の火力で電話してくることになります。
~1ヶ月経過:連日の電話+手紙での督促状+職場連絡
延滞から一か月を経過すると特に対応を取らない場合、ほぼ毎日電話がかかってくることに加え、今度は手紙での物騒な督促状が届くことになります。
また、これらも全て無視しているとアコムの担当者の裁量によって職場に電話してくる可能性があります。
アコムからの電話は原則非通知で職場にかかり個人名を名乗るため、アコムそのものであるとバレることはまずないのですが・・・雰囲気的にだいたい借金取りからの電話だろうということはバレてしまいます。
また最悪の場合は電話に出た人に「本人確認」と称してその場で生年月日や住所を言わせるケースもあるため、こうなってくると確実に借金取りからの電話であることがバレてしまいます。
~3ヶ月経過:強制解約&一括返済請求
怒涛の電話攻撃に耐え抜き、手紙も完全に無視を決め込んでいると3ヶ月経過あたりで強制解約となります。
これは遅くとも3ヶ月程度ということなので、実際にはもっと早い段階で強制解約になる恐れもあります。
強制解約になると個人信用情報機関に強制解約の情報が掲載されるため、その他の業者に「この人はアコムで強制解約を食らっているから支払い能力に問題がある」と判断されてしまいます。
結果、他のキャッシングやローンも軒並み強制解約になる可能性があります。
おおよそこのくらいの時期になると他のカード会社からも枠の減少の連絡が来たり今後は返済のみの取引になるといった通知がくることがあるのですが、これはアコムの掲載した個人信用情報が影響していると考えて差し支えありません。
3ヶ月以降~:裁判待ったなし&差し押さえ
他のメディアでは3ヶ月以降もまだ裁判は起こらないと書いているケースがあるのですが実際のところ、3ヶ月も滞納を続けると強制解約から訴訟に移行すると思っていただいて差し支えありません。
長年、当サイトに多重債務者として様々な情報提供をくださっているレジェンドサイマーの方からは下記のコメントが寄せられています。
「アコムは息を吸って吐くように訴訟してくるから気をつけや。あとアイツらはガラ交わしても名字変えても住民票変えても追跡してくるで」
・・・ちなみに裁判になるとこの手の事案はほぼ、逆転勝訴はありません。よって裁判も早ければ1ヶ月程度で終結し、強制執行の準備に入られる恐れがあります。
強制執行になるとまず銀行口座が差し押さえられたり、給料の差し押さえについて勤務先の代表に連絡が行くなどかなりの大事になってしまいます。
アコムに返済できない場合の対処法
アコムに返済ができないことは、さまざまなデメリットをもたらします。
しかしアコムに返済しなければならないのはわかっていても、色々な事情で返済ができないというケースも多いのではないでしょうか。
それではどうすれば良いのか、アコムに返済できない場合の対処法を具体的にご紹介していきます。
アコムに返済できない場合の対処法1:電話をする
勇気を出してアコム総合デスクに電話で相談する方法があります。少なくとも、何もしないよりはアコム側の対応が柔らかくなることが想定されます。
この時全額を返済することはできないが、一部利息だけでも支払えるという場合は利息だけの支払いや返済日の変更など相談してみる方法もあるでしょう。
また新型ウイルス感染症の影響で返済できない場合は、特に配慮してもらえる可能性もあるのでまずは相談してみるのが重要です。
アコムに返済できない場合の対処法2:債務整理を検討する
債務整理を検討するのも一つの方法です。
一つ上の項目で「アコムに自分から電話するのがお勧め」とご紹介しておいて大変恐縮ですが、実際の場合はアコムに電話するだけのメンタルが残っていない、また、勇気を出して電話をしてもその場で実質的な解決に至らないケースが多いのも事実です。
上記で解決ができるのは「今すぐにでも支払えるお金がいくらかある状況であり、なおかつ鋼のメンタルでアコム側と交渉ができる場合のみ」というわけです。
ということで債務整理も視野に入ってきます。債務整理は任意整理・個人再生・自己破産と三段階に分かれています。
このうち個人再生や自己破産については裁判所が介入する手続きになることから、官報にその情報が掲載され、最悪の場合は破産者マップのような債務者の情報を掲載する危険なサイトに長期間情報が掲載される恐れがあります。
アコムに返済できない場合の対処法3:任意整理を検討し司法書士に相談する
実際のところあらゆる要素を鑑みて、最もおすすめできるのが「任意整理を検討し、司法書士に相談する」ことです。
それも司法書士の中でも簡裁代理権を持っている司法書士で、かつ借金問題に明るい司法書士の先生を選ぶことが重要です。
というのもアコムに返済できない場合、少なくとも裁判沙汰になるか、お金を返済する交渉を行うかのどちらかしか選択肢がありません。
それであれば今後のコスト面を考えて任意整理でアコム側に少しずつでも返済を行い、将来的に個人信用情報を再びホワイトにできるような手立てを取るのが最善と言えるのです。
また任意整理を検討し、さらに司法書士に実際に依頼をすることにはもう一つメリットがあります。取り立てが最短即日でストップすることです。
というのもアコムは正規の貸金業者であることから、司法書士が受任通知を発送した段階で債務者に直接コンタクトを取らなくなるのです。
これによって督促は即日で停止し、さらに支払いも一旦司法書士とアコム側での調整を行うことになるので一定期間行わなくてよくなります。
具体的には数か月程度は和解交渉まで時間がかかるため、少なくともその間はアコムへの返済は気にしなくてOKです。
まとめ
今回は大手消費者金融のアコムからお金を借り返済できない時に起こりうるリスクについて、詳しく解説してきました。
記事でも触れた通りアコムは一定期間を過ぎると訴訟手続きや、場合によっては強制執行などができるような手続きをとることがあります。
その他、そもそも延滞が発生するとほぼ毎日電話がかかってきたり、最悪は職場まで電話される恐れもあるので十分にご注意いただきたいと思います。
またアコムから督促や取り立てが続いている場合は「そろそろ潮時」という考え方もあります。
借金問題に強い司法書士に相談して任意整理を行うことにより、最短即日でアコムからのあの怒涛のようなしつこい督促や取り立てが全てストップします。一旦連絡をストップして今後の事をゆっくり考えるのも、よいでしょう。
また、任意整理を行うことで一時的に支払いをストップできるため経済的に態勢を立て直す用意をすることも可能です。
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