アルファ債権回収からの督促状が突然届いて、びっくりした方は多いのではないでしょうか。アルファ債権回収は、SBI新生銀行グループの正規の会社です。
主にローンやクレジットカード、奨学金の滞納債権を扱っています。今回は、アルファ債権回収の詳細と、連絡が来る理由、無視したらどうなるのかについて詳しく解説します。
国が認めた「債務整理」という手続きを活用すれば、月々の返済額を減らしたり、日々の取り立てを止めたりすることができます。手続きはカンタンなので、まずは債務整理に強い専門家に無料相談してみましょう。
アルファ債権回収とはどんな会社なのか?

アルファ債権回収は、SBI新生銀行グループに属するサービサー(債権管理回収業務を行う会社)です。2006年に法務大臣の許可を受けた正規の債権回収会社であり、法律に基づいた正当な手続きを踏んでいる会社なので、怖がる必要はありません。
本社は東京都中央区新川一丁目28番23号 東京ダイヤビルディング5号館14階にあります。SBIグループ企業や提携企業から委託を受け、債権の回収業務を行っています。
ローンやクレジットカード、奨学金などの滞納債権を扱っている、いわば「債権回収のプロフェッショナル」です。
アルファ債権回収の基本情報
アルファ債権回収は、SBI新生銀行が100%出資する子会社であり、資本金は5億円と経営基盤は安定しています。
債権管理回収業務だけでなく、債権回収コンサルティング事業も展開しており、金融機関の債権管理業務を幅広くサポートしています。2005年12月の設立以来、金融業界で確固たる地位を築いてきたようです。
2017年には新生債権回収&コンサルティング株式会社と合併し、事業規模を拡大しました。業界での信頼も厚く、多くの金融機関から債権回収業務を委託されています。
アルファ債権回収が扱う債権の種類
アルファ債権回収が主に扱うのは、アプラスやレイク(新生フィナンシャル)などSBIグループ企業の債権です。消費者金融やクレジットカード会社の債権回収を中心に、グループ内の債権回収を専門としています。
日本国際教育支援協会、神奈川県、千葉県などの奨学金債権の回収も担当しています。奨学金の返済が滞っている場合、アルファ債権回収から通知が届くのはこのためです。
東京スター銀行、静岡銀行、みちのく銀行、琉球銀行など、全国の地方銀行の債権も取り扱っています。住宅ローンや事業性融資など、幅広い種類の債権回収を手がけています。
サービサー(債権回収会社)とは何か
サービサーというのは、債権管理回収業に関する特別措置法(サービサー法)に基づき、法務大臣の許可を受けた債権回収会社のことです。正式には「債権回収会社」と呼ばれ、法的な権限を持っています。
1999年に「サービサー法」が施行されるまでは、弁護士や弁護士法人のみが債権を回収していました。しかし、バブル崩壊後に不良債権問題が増加し、スピーディに処理しなくてはいけなくなりました。
こうした背景もあって、民間企業による債権回収が認められるようになったのです。サービサーは法務大臣の監督下にあり、当然ながら、違法な取り立ては禁止されています。
アルファ債権回収から連絡が来るのはなぜか?

主に支払期限を過ぎた債務がある場合に、アルファ債権回収から連絡が来ます。たとえば、ローンやクレジットカードの支払いが滞っていると、その回収業務をアルファ債権回収が担当することに。正規の督促なので、内容に思い当たる節があるはずです。
SBIグループのアプラスやレイクなどの債権、さらには地方自治体の奨学金の回収も手掛けているため、「昔借りた奨学金のことだった!」なんてことも珍しくありません。
回収業務のみを委託されている場合と、債権そのものを譲り受けている場合があります。委託の場合は元の債権者に代わって回収業務を行い、譲渡の場合はアルファ債権回収自体が債権者となります。どちらに当てはまるかは、督促状に記載された内容から確認可能です。

消費者ローンやクレジットカードの滞納
消費者ローンやクレジットカードの支払いが延滞している場合、アプラスや新生フィナンシャル(レイク)、新生パーソナルローン、ニッセン・クレジットサービスなどの債務が原因で督促が届くことがあります。
支払いが数ヶ月滞ると、通常の督促からアルファ債権回収による対応に移行します。
督促があるにも関わらず放置すると、連絡の頻度や強さが増しかねません。最初は電話や書面での連絡が中心ですが、長期間無視していると法的手続きに発展することもあるので、できるだけ早めに対応するのが大切です。
奨学金の返済滞納
奨学金の返済が滞っている場合も、アルファ債権回収から連絡が来ることがあります。日本国際教育支援協会や神奈川県、千葉県などの奨学金を借りていて返済が滞っていると、回収業務が委託されることがあるのです。
2020年3月31日以前に借りた奨学金の時効期間は10年なので、長期間返済がない場合でも、まだ請求権が消滅していないことがあります。
もし返済が難しい状況なら、早めに返還期限猶予制度や減額返還制度などの救済制度を利用することをおすすめします。直接、奨学金団体に相談してみるのも一つの方法です。
銀行ローンなどその他の債務
銀行ローンの滞納が原因で、アルファ債権回収から連絡が来ることもあります。東京スター銀行、静岡銀行、みちのく銀行、琉球銀行などの地方銀行で、住宅ローンやカードローンを利用し返済が遅れている場合、督促の対象になることも。
地方自治体への未払い債務がある場合も、アルファ債権回収が回収を担当することがあるのです。地方税の滞納や公営住宅の家賃未払いなど、公的機関に対する支払いも督促対象となることがあります。
もし、まったく心当たりがない請求が届いた場合は、詐欺の可能性もゼロではありません。まずは督促状に記載されている情報をしっかり確認し、アルファ債権回収の公式サイトなどで正規の連絡先と照らし合わせてみましょう。
不安な場合は、消費生活センターや弁護士・司法書士に相談するのも一つの手です。
アルファ債権回収からの連絡にどう対応すべきか?

アルファ債権回収からの連絡は無視せず、身に覚えのある債務なら冷静に対応し、もし心当たりがなければ、詐欺の可能性も考えなくてはいけません。
支払いが可能な場合は、できるだけ早く返済に応じるのが理想的です。返済ができない場合は、分割払いができるか相談してみましょう。
連絡を無視し続けると、最終的に訴訟や財産の差押えにつながる可能性があります。
債権回収会社も、債務者が無理なく返済できるよう基本的に柔軟に対応するので、誠実に話し合いを進めてみましょう。
詐欺との見分け方
アルファ債権回収を装った詐欺にも注意が必要です。特に電話での請求には警戒し、公式サイトに記載された連絡先と一致するか確認しましょう。
身に覚えのない借金を請求された場合は、公式サイトの窓口に問い合わせると安心です。詐欺業者は架空の債権を請求することがあるため、借入れの事実がなければ毅然とした態度を貫きましょう。
個人情報や口座情報を安易に伝えず、不審な点があれば警察や消費生活センターに相談することをおすすめします。アルファ債権回収は無理な支払い要求はしませんし、脅迫をともなう取立ても行いません。
支払い交渉の進め方
もし返済が難しい場合は、分割払いを交渉してみましょう。アルファ債権回収も、債務者の状況に応じて分割案などを提案してくれることが多いようです。
まずは現在の経済状況を正直に伝え、無理のない範囲での返済プランを提案しましょう。毎月いくらなら確実に支払えるかを、自分から伝えることが大切です。
焦って無理な約束をしても、結局支払いが続けられなくなってしまっては意味がありません。現実的に支払える金額で、返済できる計画を立てましょう。

債務整理の検討
どうしても返済が厳しい場合は、任意整理、個人再生、自己破産などの債務整理を考えてもいいかもしれません。借金の総額や収入状況によって債務整理の方法は異なりますので、専門家に相談して状況に合った方法を選びましょう。
債務整理の方針は、客観的な返済能力と主観的な価値観に基づいて決めます。保有財産や今後の収入見込み、家族への影響なども考えたうえで、総合的に判断するとよいでしょう。
専門家(弁護士や司法書士)に相談することで、具体的なアドバイスを受けられます。法律の専門家は債務整理の経験が豊富なため、あなたにぴったりの解決策を提案してくれますよ。一人で抱え込まず、早めに相談することが大切です。

まとめ

アルファ債権回収から督促の連絡を受けたら、まずは落ち着いて、詐欺かどうかを見極めましょう。正規の請求であれば、支払いが可能かどうかを冷静に判断し、請求通りに対応する必要があります。督促を無視しても問題は解決せず、むしろ状況が悪化する恐れがあるので、できるだけ早めに動かなくてはいけません。
支払いが難しいときは、分割払いの交渉や債務整理を検討しましょう。一人で悩まず、弁護士や司法書士といった専門家の力を借りることをおすすめします。
もし、アルファ債権回収から督促を受けてお悩みの方は、当サイトで紹介している債務整理や債権回収問題に強い司法書士事務所・弁護士事務所に相談してみてはいかがでしょうか。
どんなに難しい状況でも、解決への道は必ずあります。焦らず、一歩ずつ前に進んでいきましょう。
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