特別定額給付金はいつ貰える？多重債務者の差し押さえはある？

今回の一連の騒動の中で、多重債務者や借金を抱える人達にとって、とても嬉しいお知らせがありました。

特別定額給付金です。
10万円です。

このお金はいつもらえるのでしょうか？
多重債務者は、このお金も差し押さえられてしまうのでしょうか？

ここでは特別定額給付金についてご紹介します。

多重債務者でも定額給付金はもらえる？誰でも貰えるもの？

定額給付金は誰でも貰えます。

「誰でも」の定義は、2020年の4月27日の時点で住民基本台帳に登録されている人物です。

このため、日本国籍がなくても、住民基本台帳に登録されていれば外国人でも貰うことができます。

また、政府は、いったんは海外に長期間滞在している日本人には支給しない方針をとりましたが、一転して、現在は支給する方向で検討しています。（※本稿執筆時）

定額給付金は住民基本台帳に登録されている人に支給されますが、ひとりひとりが独立して受け取れるわけではありません。

生後10日の赤ちゃんが銀行口座を持っているわけがありませんし、自分でお金を受け取りに行けるわけがないですよね。

このため、実際に定額給付金を受け取るのは世帯主です。

たとえば5人家族であれば、5人分の定額給付金を世帯主が受け取ることになります。

（・・・もらえません。人間のみです。あと、今の若い子はツェージューマンって言ってもわかりません。）

サラ金から借りまくってても、特別定額給付金はもらえる？

アコムやプロミスなどからどれだけお金を借りていても、絶賛踏み倒し中であっても定額給付金は貰えます。

なぜなら、定額給付金の給付対象者に多重債務者には給付しませんとは一言も書かれていないためです。

多重債務者も貰える定額給付金はきっちりいただいておきましょう。

※後日詳細記事アップ予定。続報を待て！

特別定額給付金の差し押さえって存在するの？

特別定額給付金の差し押さえは存在します。

しかも、民事で判決をもらっていて行われる差し押さえと、行政から税金滞納やその他公共サービス利用料の差し押さえを食らっている場合、ダブルパンチで差し押さえられる可能性があります。

そうなると、給付金を受け取るのは非常に難しくなります。

しかし、せっかく頂戴した特別定額給付金。
どうせなら何とかして手に入れたいもの。

というわけで、ここからは特別定額給付金が差し押さえにならないための対処法をご紹介します。

もしも借金を返せず、”裁判所から”あなたの財産を差し押さえますよという「仮執行宣言付支払督促」や「判決」が出ていたり、税金を滞納していつ差し押さえられてもおかしくない状態なら、給付金を受け取る口座には細心の注意を払いましょう。

差し押さえが決まると口座は凍結させられてしまうので、お金を下ろせなくなってしまいます。

正確には入った瞬間にお金が差し押さえられるので、引き出せるお金がなくなります。

（※差し押さえの種類にもよりますが、今回は口座凍結という前提で話を進めます。）

また、直前にお金を口座から引き出した記録があると、どこにあるかの説明を求められます。

その結果、家族の口座に入っていることが判明して、差し押さえの対象とされてしまうこともあります。

民事で判決をもらっている場合、以下のような口座を給付先として申請するのは避けておきましょう。

可能であれば、ネット専業銀行の口座を新たに開設して、それを給付先として申請するくらいの慎重さが求められます。

また、相手が民間ならまだなんとかなりますが、極めて厄介なのが自治体です。

例えばお住まいの地域の税金を滞納していたり、水道代金を長期間払っていなかった場合、給付先の口座を申請すると同時に自治体が給付先の口座に対して差し押さえを行う可能性があります。

これについては、国の方から、

みたいな内容でお達しが出ているのですが、状況によっては、市役所の方が偶然にも何らかの別の方法で給付金の申請口座を知ることがあり、さらにたまたま何かしらの偶然が重なって差し押さえを実行してしまった、というケースもあります。

差し押さえられる債務がある場合には、とにかく給付前に自治体に対して差し押さえがないかどうか確認をし、やばそうなら先に泣きつきましょう。

特別定額給付金を差し押さえから守る方法まとめ

特別定額給付金、出来る限りもらえるものはもらっておきましょう。