ハッピーメールでの詐欺被害にお悩みではありませんか。
ハッピーメールを悪用した詐欺の被害報告が増加しているため、利用には注意が必要です。
多発している詐欺手口と卑劣な相手に騙されないための方法を紹介します。詐欺に遭ってしまった場合の相談先もあわせて確認しておきましょう。
ハッピーメールで多発する詐欺手口
ハッピーメールで多発する詐欺手口は、次の4つです。
- ぼったくり店と共謀
- 業者による勧誘
- 投資詐欺
- 詐欺サイトへの誘導
ハッピーメールに潜む詐欺師は、特定の人物に対して時間をかけるというよりも、使い慣れた手口で簡単に騙されてくれる相手をターゲットにします。ハッピーメールでは詐欺が増えていることから、利用する際は相手を疑う気持ちも必要です。
ぼったくり店と共謀
ハッピーメールでは、ぼったくり店と共謀した詐欺が多発しています。
ハッピーメールを個人的に利用し出会ったように見せかけて、デート先をあらかじめ手を組んだぼったくり店に設定しお金を騙し取る手口です。次のような場合は、ぼったくり店と共謀している可能性があるため、注意しましょう。
- デートの場所を執拗に指定
- 会う約束を当日や翌日などの近い日に限定
- 別の連絡ツールへ誘導
ぼったくり店と結託する手口では、代金を払うまで帰らせてもらえず高圧的に責め立てられるケースが大半です。一度入店してしまうと逃げられない状況に追い込まれます。一回の食事で10万円以上の高額請求をされたという被害もあるため、少しでも怪しいと感じた相手とは会わないでください。
業者による勧誘
ハッピーメールで増加している詐欺手口の一つは、業者による勧誘です。
お金を奪うために集客目的でハッピーメールを悪用する業者は、不正利用者として公式サイトでも注意喚起されています。
悪徳業者は、一般ユーザーを装って近づいてくるため警戒が必要です。ハッピーメールには次のような目的の業者が潜んでいると報告されているため、注意してください。
- 個人情報の売買
- 援助交際を斡旋
- 宗教勧誘
日本で多くの利用者を誇るハッピーメールは、詐欺の勧誘の場として悪質な業者の間で重宝されていることを覚えておきましょう。
投資詐欺
ハッピーメールでは、投資詐欺が多発しているため注意が必要です。
儲け話を持ちかけてくるパターンだけでなく、投資系商材やツールの販売、セミナーへの勧誘などでお金を騙し取ります。お金を預けたあとに相手と連絡が取れなくなったり、購入価格とは釣り合わない精度の低いツールであったりする場合が大半です。
詐欺師は「必ず儲かる」「元本保証」などと謳い、持ち物や職業でお金持ちをアピールするという特徴があります。「頻繁にやり取りし、信頼していたから大丈夫だと思った」という被害者の声が多く、ハッピーメールで会った相手を安易に信用しないようにしましょう。
近年、投資詐欺が増えているため、ハッピーメールでの儲け話には乗らないことをおすすめします。
詐欺サイトへの誘導
ハッピーメールでは、詐欺サイトへ誘導しお金を騙し取る手口が頻発しているため警戒してください。
「メッセージ機能の調子が悪いからほかのツールで話そう」と詐欺サイトのURLへ誘導する手口が代表的です。
詐欺サイトに登録することで、個人情報の抜き取りや高額な利用料金を請求される被害が報告されています。登録は無料でも、退会費用が高額である悪質なケースもあるため注意が必要です。
悪意のない一般ユーザーであれば、ハッピーメール内の機能で事足りるため、ほかのツールが必要になることはありません。別のサイトに誘導されても、クリックせず連絡を断ちましょう。
ハッピーメールで詐欺に遭わないためには
ハッピーメールで詐欺に遭わないために、以下の5つを確認してください。
- すぐに会いたがる人には警戒する
- ハッピーメール内でやり取りする
- 自己紹介文を確認する
- 写真は複数確認する
- 金銭の要求には応じない
詐欺師は手口がパターン化していることが多く、大勢の相手に同様に仕掛け、騙せそうな人物をターゲットにします。詐欺に遭わないためのポイントを確認しておきましょう。
すぐに会いたがる人には警戒する
ハッピーメールで詐欺に遭わないために、すぐに会いたがる人には用心してください。
ハッピーメールで頻発しているぼったくり店と詐欺師が共謀する手口の場合、すぐに会える人をターゲットにする傾向があります。
ハッピーメールでは複数の標的を簡単に見つけられるため、特定の相手に時間をかけることはほとんどありません。すぐに会おうとする相手は、詐欺師の特徴に当てはまるため注意が必要です。
詐欺師からすると、実際に会うことで信頼関係を築いたように見せかけて、騙しやすい状況に持ち込めます。出会い系サービスのハッピーメールを利用して見知らぬ相手と会う際は、常に警戒心を持たなければなりません。
ハッピーメール内でやり取りする
ハッピーメールで詐欺に遭わないためには、公式サイトのメッセージ機能を使うことが重要です。ハッピーメール内でのみやり取りすることで、詐欺サイトからの高額請求や個人情報の抜き取り被害を防げます。
ハッピーメールでは定期的に不正利用者のパトロールが行われており、詐欺被害に遭う可能性を下げられることも安心できるポイントです。
万が一詐欺に遭ってしまった場合、ハッピーメール内でのやり取りであれば、被害回復のために必要な相手の情報を教えてもらえる可能性があります。詐欺被害に遭うリスクを下げるためにも、やり取りはハッピーメール内に留めておきましょう。
自己紹介文を確認する
自己紹介文を確認することは、ハッピーメールで詐欺に遭わないための大切なポイントです。マッチングサービスを利用する際は、相手に以下のような不審点がないかを確認してください。
- テンプレートそのままのプロフィール
- 自己紹介文がないもしくは適当
- 日本語に違和感のある文章
詐欺師は騙すことが目的であるため、プロフィール作成に時間をかけないケースが大半です。本来の使い方である出会いを目的としていれば、知り合う相手を見つけるために、ある程度しっかりと自己紹介文を記載します。
ハッピーメールにおけるプロフィールは、素性のわからない相手を理解できる貴重な情報源の一つです。ハッピーメールを安全に利用するために、自己紹介文の確認は必ず行なってください。
写真は複数確認する
ハッピーメールで詐欺に遭わないために、プロフィール写真を複数確認しましょう。
ハッピーメールに潜む詐欺師は、無断転載した外見の良い写真を使用しているケースが多く報告されています。魅力的な写真を使用することで、より大勢の相手と出会えてターゲットを物色できるためです。
プロフィールに無断転載画像を使用している詐欺師は、別角度や違う服を着た写真を撮れません。関係を深めたい相手には、別の写真を送ってもらうよう頼んでみましょう。
ほかの写真を見せることを嫌がる人物とは、詐欺の可能性も考え、関わらないほうが無難です。
金銭の要求には応じない
金銭の要求には応じないことが、ハッピーメールで詐欺に遭わないために最も重要です。本来出会いをサポートするハッピーメールで、金銭の要求がある時点で不自然だと言えます。
詐欺師のなかには高圧的な態度や、執拗な連絡を行う者もいて、個人では対処に困るケースがあることも事実です。自身での対処に限界を感じた際や、トラブルになってしまった場合は、専門機関への依頼をおすすめします。
ハッピーメールでは詐欺が急増していることを踏まえ、慎重に利用しなければなりません。親しくなった相手から金銭の要求があっても、決して応じないようにしましょう。
ハッピーメールで詐欺に遭った際の対処法
ハッピーメールで詐欺に遭った際の対処法は、次の3つです。
- 運営会社へ通報
- 消費生活センターに相談
- 調査会社へ依頼
ハッピーメールでの詐欺の多くは、相手の素性がわからず、被害回復が難航します。専門機関の力を借りて、迅速な被害回復を目指しましょう。
運営会社へ通報
ハッピーメールで詐欺に遭った際は、運営会社へ通報してください。運営会社へ連絡することで、被害回復のために必要な相手の特定をサポートしてもらえる可能性があります。
被害回復を支援してもらうためには、不正利用や詐欺の証明が必要です。相手とのやり取りは必ず保存しておいてください。
ただし、個人情報保護の観点から運営会社にできることは限られる可能性もあります。完全に詐欺師の身元を特定するためには、ほかの専門機関をあわせて相談することが有効です。
消費生活センターに相談
ハッピーメールでの詐欺被害は、消費生活センターへ相談してみましょう。
全国各地に設置されている消費者生活センターでは、生活のさまざまなトラブルについての相談を受け付けています。必要機関の斡旋も受けられるため、ほかの専門家とあわせて検討することで、より迅速な被害回復が可能です。
消費生活センターに寄せられた相談を統括している国民生活センターのホームページでは、SNSをきっかけとする詐欺に関して注意喚起がされています。同様の被害相談が寄せられている可能性が高く、過去事例から解決の糸口を見つけられるかもしれません。
参考:SNSをきっかけとして、著名人を名乗る、つながりがあるなどと勧誘される金融商品・サービスの消費者トラブルが急増|国民生活センター
ハッピーメールでの詐欺被害にお悩みの方は、消費生活センターへの相談も検討してみましょう。
調査会社へ依頼
ハッピーメールで詐欺に遭った際は、調査会社への依頼がおすすめです。調査会社へ依頼することで、身元特定のプロが相手を見つけ出してくれます。
被害回復のためには加害者の特定が必要不可欠です。詐欺師は犯行後、姿を消してしまうケースがほとんどで、日本で多くの利用者を誇るハッピーメールでは、個人での特定は不可能に近いと言えます。返金請求を弁護士に依頼したい際も、相手の情報が必要です。
被害金回収を検討している方や、相手と連絡が取れずに困っている方は、調査会社へ相談しましょう。被害から時間が経つほど相手の手がかりが少なくなってしまうため、早めの依頼がおすすめです。
ハッピーメールでの詐欺被害は調査会社へ
ハッピーメールでの詐欺被害には、身元特定の専門家である調査会社へ相談してください。被害回復のためには、詐欺師の素性調査が必要不可欠です。東京中央信用調査には、身元特定調査専門家が在籍しています。
弁護士事務所と提携している東京中央信用調査は、金銭トラブルに特化しており、ハッピーメールでの詐欺にも対応可能です。電話やメール、LINEから無料相談を受け付けています。
詐欺師に姿を消されて身元特定を諦めてしまった方は、東京中央信用調査へ相談してみましょう。