Tinder（ティンダー）で詐欺に遭ったときは？急増中の詐欺3選と対処法

Tinder（ティンダー）で出会った相手とやり取りをしているうちに、違和感を持ったことはありませんか。

素敵な出会いがあればと思っていたのに、いつの間にかお金を要求されると不安を感じるかと思います。

今回は、Tinder（ティンダー）における代表的な3つの詐欺事例を詳しく紹介していきます。

対処法も紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。

Tinder（ティンダー）での詐欺事案が急増中

マッチングアプリとして代表格である「Tinder（ティンダー）」は、2012年にアメリカで開発され、2015年頃から日本でも若者を中心に流行しています。

気軽に出会える人気のティンダーですが、実は詐欺の温床になっているという指摘もあります。

当サイトにもティンダーでトラブルに巻き込まれたというご相談が後を絶ちません。中には高額な被害に遭ったというケースもあります。

本来ティンダーは健全なサービスであり、決して悪いものではありません。ティンダーの運営側は、不正なやり取りがないか24時間365日パトロールを実施しています。それでも残念ながら悪用する人物がいれば問題になります。

出会いや恋愛に熱心な人たちの心理につけこみ、金銭を騙し取ろうとする詐欺師や悪徳集団が存在することも事実です。

Tinder（ティンダー）でよくある詐欺3選

ティンダーでよくある詐欺は以下の3つです。

心当たりの特徴があれば、詐欺である可能性が高いでしょう。

順番に紹介していきます。

1.出会い系サイトのポイント詐欺

出会い系サイトのポイント詐欺とは、課金制の出会い系サイトへと誘導し、課金分を騙し取る手口のことです。

出会った相手から「ティンダーは普段使わないので、いつも使っているサイトからメッセージを送りますね。そこでもっとお話できると嬉しいです」などと言われ、別のサイトへと誘導されるケースが多いでしょう。

誘導先の出会い系サイトが課金制となっており、メッセージのやりとりに有料のポイントを消費させる仕組みです。

金額としてはさほど大きくありませんが、使い続けるにつれて数万円～10万円以上の被害に遭うケースも報告されています。

この手口では、相手が複数アカウントを所持しており、複数人でグループを組んでいることも多くみられます。個人の詐欺師というよりは、詐欺師が徒党を組んでいると思った方がよいでしょう。

マッチングしてすぐに、ティンダー以外の連絡先を交換しようと持ちかけられたら、注意してください。

2.国際恋愛ロマンス詐欺

国際恋愛ロマンス詐欺とは、容姿端麗な外国人を装い、日本の異性をターゲットにして金銭を騙し取る手口のことです。古くからある手口ですが、最近はマッチングアプリ界隈でも爆発的に広がっています。

国際恋愛ロマンス詐欺の特徴は、「写真が美男、美女」であること、「出会ってすぐに親しくしようとする」ことです。

使用されている写真は本人ではない可能性が高く、運営事務局も詐欺対策として本人認証ツールを設けています。プロフィール欄に青いチェックマークがあれば本人認証確認済みという印なので、一度確認してみましょう。

ティンダーは世界的なマッチングアプリのため、外国人も数多くいます。外国人の恋人に憧れる日本人が、外国人ならではの情熱的なアピールを受けて心を奪われてしまいます。

以下は、当サイトが独自に入手した某グループのマニュアルを日本語訳したものです。

恋愛関係になることを目的とし、紹介する投資詐欺へ誘導されるケースが多いです。

また、「結婚するのだから家族を助けて欲しい」「一緒に住むマンションの頭金を払って欲しい」などと言って、金銭を騙し取ろうとする古典的な結婚詐欺の事例もあります。

3.投資詐欺

投資詐欺とは、「必ず儲かる」と謳って投資の話を持ち出し、資金を騙し取る手口です。有名な手法にはポンジスキームがあります。

最近では海外FX投資や仮想通貨投資などを舞台とし、「仮想通貨」「海外FX」「ビットコイン」を題材にした投資詐欺が急増中です。

背景には、SNSやマッチングアプリの普及が挙げられます。

投資詐欺の特徴は、「知り合いの投資家がすごい情報を持っている」「仮想通貨投資で儲かった。運用方法を教えるから一緒にやってみないか」などと言って勧誘することです。

贅沢な暮らしぶりや、自身の成功体験を日常的に語り、あたかも本物の投資家だと思わせます。

初めのうちは儲かっているように見せかけてくるので、まさか詐欺に遭っているとは気付きません。多額の資金を騙し取られたまま、相手と音信不通になってしまいます。

Tinder（ティンダー）で詐欺をされた場合の対処法

ティンダーで詐欺被害に遭った場合の対処法は、以下の5つです。

詐欺に遭ったと気付いたら、パニックになるでしょう。家族にも相談できず、途方にくれるのではないでしょうか。まずは落ち着いて、これ以上被害が拡大しないように対処していきましょう。

順番に紹介していきますので、目的に合った対処法を見つけてください。

カード会社へ連絡する

クレジットカードで詐欺師に入金してしまった場合は、すぐにカード会社に連絡しましょう。

クレジットカード会社のモニタリングセンターや不正利用窓口に連絡をし、詐欺被害に遭ったことや状況を詳細に伝えてください。

多くのカード会社では、緊急性の高い事案については24時間365日対応の窓口を開いています。

ただし、状況によっては不正利用認定されず、自己責任として請求が来るケースも多いので注意が必要です。

警察に相談する

詐欺に遭ったことを警察に相談することで、被害届を出すことができます。

ただし、警察は証拠が揃わないと動いてくれません。また、民事不介入の原則により詐欺師に返金要求ができないため、逮捕されたとしても返金される可能性は低いでしょう。

警察には相談電話「#9110」というサービスがあります。どのような被害に遭っているのか、被害額や今の状況などを伝えることで、適切な窓口を案内してもらえます。

相談先の1つとして利用をおすすめします。

出典：警察に対する相談は警察相談専用電話 「＃9110」番へ | 暮らしに役立つ情報
| 政府広報オンライン

国民生活センターに相談する

国民生活センターに相談するのも良いでしょう。

国民生活センターは土日、祝日でも対応しています。専門の相談員が内容を聞き取ってくれ、解決するためのアドバイスをしてくれます。

消費者ホットライン「188」は全国どこからでも繋がる窓口ですので、利用してみてください。

出典：どうしよう？困ったときは、消費者ホットライン188番にご相談を！ |
暮らしに役立つ情報 | 政府広報オンライン

民間の調査会社に調査を依頼する

探偵社や興信所など、民間の調査会社に調査を依頼するのも対処法の1つです。

警察と違い捜査権限がないため、あくまで調査のみの対応がメインです。

しかし、詐欺師を特定するための独自ルートがあったり、今後のアクションプランを一緒に考えてもらったりと様々なサポートを受けられます。

また、情報や証拠を集めた上で警察へ相談すると、被害届が受理されやすくなります。

詐欺師の身元を突き止めたり、返金交渉するための材料を揃えたりできるのは調査会社の強みでしょう。

弁護士に相談する

詐欺に遭った場合、1番のおすすめ先が弁護士への相談です。

詐欺被害に強い弁護士に相談することで、返金請求や交渉、損害賠償請求なども的確にアドバイスしてもらえます。

また、詐欺師との間に入ってくれるため、直接のやり取りをする必要もなく、警察へ同行してもらえる可能性もあります。

自分だけでは取り合ってもらえなかった被害届についても、法的な観点から話を進めてくれるでしょう。

【注意】弁護士事務所は慎重に選ぼう

詐欺被害は時間が経つにつれて返金が難しくなるため、できる限り早く弁護士に相談することをおすすめします。

しかし、弁護士事務所の中には詐欺事案に消極的であったり、解決事例が乏しかったりする事務所も存在します。

例えば、「交通事故を特化して扱っている事務所だと詐欺事案に関しては専門外」というケースです。

詐欺事案は、詐欺被害やIT詐欺関連に強い弁護士事務所に依頼するのが確実といえるでしょう。

当サイトでも頼れる事務所を紹介していますので、チェックしてみてください。

まとめ

今回はティンダーでよくある3つの詐欺をご紹介しました。ティンダーでは主に出会い系サイトでよく使われる詐欺手段が使われていることが多く、特に国際恋愛ロマンス詐欺が近年増加しています。

基本的にティンダーは健全なサービスであり、決して悪いものではありません。利用時は十分に気をつけることが大切です。

当サイトには今回のようなマッチングに関するトラブルについてのご相談が多く寄せられています。関連記事も掲載していますので、ぜひ参考にしてください。

詐欺被害に遭ってしまった場合には、以下で紹介している詐欺被害に強い弁護士事務所に相談してみましょう。