KATY CAPITALは返金可能？怪しい点と被害の相談先

KATY CAPITALに出資したものの不審に感じ、返金を希望していないでしょうか。

KATY CAPITALには被害の口コミや注意喚起のサイトが多く、投資詐欺を行なっている可能性があります。

KATY CAPITALが詐欺だと疑われる理由と二次被害例を紹介します。適切な専門家に相談して返金請求しましょう。

KATY CAPITALとは

KATY CAPITALとは、SNSやマッチングアプリで紹介されることの多い投資会社ですが、返金されない詐欺の疑いがあります。

公式サイトでは日本株や新規公開株式などの取り扱いを謳っています。しかし、肝心な取引に関する記述は、口座開設の流れのみです。「世界有数の投資銀行会社」と名乗っていますが、投資会社なのか銀行なのか判断できません。

KATY CAPITALの会社情報や商品内容に怪しい点がないか、しっかり確認しましょう。

基本情報

KATY CAPITALの基本情報は、以下のとおりです。

会社名	KATY CAPITAL INVESTING PTY LTD
所在地	米：200 Clarendon St, Boston, MA 02116
	英：110 Bishopsgate, London, EC2N 4AY
	豪：19 135 King St, Sydney NSW 2000

各国の所在地をインターネットで検索しても、不動産広告がヒットするのみで会社が実在しているのか確認できません。会社名の「PTY
LTD」はオーストラリアの株式非公開会社を指しますが、ライセンス情報の記載もなく、信頼してお金を預けられるか疑問です。

商品内容

KATY CAPITALで取引できる商品は、以下のとおりです。

新規公開株式（IPO）は、企業が新たに株式を上場するとき資金調達のために発行されます。「短期間で利益が得られる」と誘われお金を騙し取られる被害が発生しており、取引を検討する際は注意が必要です。

参考：LINE広告で誘われ1千万円詐欺被害｜神戸新聞NEXT

大口取引は、1銘柄あたり5,000万円を超える売買を、金融商品取引所のような公開市場を介さず行う取引です。生命保険会社や信託銀行といった機関投資家が行う金額の大きな取引で、一般投資家が利用する機会は少ないでしょう。

KATY CAPITALは、取り扱い商品が怪しく詐欺のおそれがあります。

KATY CAPITALの詐欺が疑われる理由

KATY CAPITALが返金されない詐欺だと疑われる理由は、以下の3つです。

KATY CAPITALの怪しい点を把握し、被害を回避しましょう。

SNS型投資詐欺の手口と同一

返金請求が難しいSNS型投資詐欺と同じ手口を使う点は、KATY CAPITALが詐欺を疑われる理由の一つです。

SNS型投資詐欺とは、SNSの広告やDMでターゲットを集め、指定したツールや偽の取引所で売買を行わせて金銭を騙し取る手法です。

詐欺師はSNSで「簡単に稼げる」「絶対に儲かる」といった甘い言葉でKATY CAPITALでの取引を求めます。ターゲットを信用させるために、利益が出ているように装う場合もあるでしょう。

SNS型投資詐欺で指定される取引所や商品は実在しないことが多く、KATY CAPITALも実体はない可能性があります。SNSやマッチングアプリでKATY CAPITALを紹介されても、信用して安易に取引しないでください。

基本情報・口座名義に不審点

KATY CAPITALが返金請求困難な詐欺だと疑われる理由には、基本情報や口座名義に不審点があることがあげられます。

KATY CAPITALの公式サイトは、会社概要に具体的な内容は書かれていないばかりか、翻訳機能を使用したような怪しい日本語が使われています。

投資資金の振込先を、個人口座や関連のない日本の法人に指定されたという報告もあり不審です。KATY CAPITALは海外の証券取引所の可能性が高く、入金先の口座名義が日本名であることは個人・法人を問わず考えられません。

基本情報や口座名義に不審点の多いKATY CAPITALは、詐欺だと判断してください。

注意喚起のサイトが多数存在

KATY CAPITALが返金請求が難しい詐欺と疑われる理由の一つは、注意喚起のサイトが多数存在することです。

KATY CAPITALをインターネットで検索すると、「詐欺サイトである」「出金できない」といった悪評が目立ちます。被害を訴える口コミは複数ある一方、利益が出たという意見は見当たりません。

詐欺検証サイトscamdocで、「very bad」評価を受けていることからも、KATY CAPITALは怪しいと判断できます。

多くのサイトで詐欺を疑われているKATY CAPITALの利用は控えましょう。

KATY CAPITALの二次被害例

返金されない詐欺の疑いがあるKATY CAPITALには、以下のような二次被害のリスクがあります。

KATY CAPITALに投資資金を奪われるだけではなく、登録した情報を悪用される危険性があります。二次被害のリスクを把握し、利用は慎重に判断しましょう。

個人情報の流出

返金請求が難しいKATY CAPITALの二次被害例の一つは、個人情報の流出です。

KATY CAPITALに登録した名前や住所、電話番号などの個人情報は流出や悪用される危険があります。連絡先や住所が流出した際は、特殊詐欺のターゲットとして狙われるリスクがあり、被害拡大が懸念されます。

個人情報は盗まれたことに気づきにくいため取り扱いに注意してください。個人情報を入力する前に、登録元が信頼できるかどうか確認しましょう。

クレジットカード・ネットバンキングの悪用

クレジットカードやネットバンキングの悪用は、KATY CAPITALの二次被害例の一つです。

クレジットカード番号やネットバンキングの情報が流出すると、不正利用による金銭的な被害が生じたり、悪用されても返金を断られたりするおそれがあります。盗まれた情報が架空請求詐欺に利用されるリスクも懸念されます。

クレジットカードやネットバンキングの不正利用は、発覚までにタイムラグがあるため、被害が大きくなる可能性があるため注意が必要です。自身の取引明細をチェックし、不審な出金があった場合はただちにカード会社や金融機関に連絡してください。

KATY CAPITAL被害の返金相談先

KATY CAPITAL被害の返金相談先は以下の5つです。

KATY CAPITALに入金した際は、すみやかに専門家に相談しましょう。専門家によって対応できる役割が異なるため、適切な相談先の選択が有効です。

金融機関

KATY CAPITALの被害に遭い、返金を求める際の相談先の一つは、金融機関です。

詐欺師が現金を引き出す前に送金した金融機関や警察に相談すると、振り込め詐欺救済法により、被害回復分配金を受け取れる可能性があります。被害回復分配金の受け取りには被害者からの書類提出が必要です。

クレジットカードで決済した場合は、支払停止制度の利用を検討してください。信販会社では詐欺に遭った際、要件を満たせば代金引き落としの停止が可能です。

KATY CAPITALの詐欺被害に気がついたときは、すぐに金融機関に連絡しましょう。

消費生活センター

消費生活センターは、KATY CAPITALの被害に遭い、返金を希望する際の相談先の一つです。地方公共団体が設置する機関である消費生活センターは、誰でも利用可能な相談窓口を設けています。

全国共通番号の消費者ホットライン「＃188」に連絡すると、最寄りの消費生活センターにつながり専門相談員がアドバイスをくれます。返金対応はできませんが、必要に応じて適切な専門家の紹介も可能です。

KATY CAPITALが詐欺かどうか確証がないケースでも対応してもらえるため、心配な方は消費生活センターでアドバイスをもらうといいでしょう。

警察

KATY CAPITAL被害に遭い、返金を望む場合の相談先の一つとして、警察があげられます。

警察が捜査に乗り出すと、運営会社や詐欺師の逮捕や返金交渉の際にも有利に働く可能性があります。しかし、警察には民事不介入の原則があるため、相談する際は注意が必要です。返金請求や、被害の相談だけでは民事と判断され対応を断られるかもしれません。

KATY CAPITALに入金してしまい悩んでいる場合は、警察相談専用窓口「＃9110」を利用するといいでしょう。専門職員が話を聞き、相談内容に応じ適切なアドバイスや対応策を提案してくれるため、警察への連絡は不安解消にも有効です。

司法書士

司法書士は、KATY CAPITALからの返金について相談できます。

認定司法書士は、被害額が140万円以下の事案で返金交渉ができ、依頼者の代理人として簡易裁判所で訴訟を起こせます。投資詐欺に力を入れている司法書士であれば、被害者に寄り添いKATY CAPITALからの返金にむけて尽力してくれるためおすすめです。

返金請求や裁判を起こすには証拠が重要です。KATY CAPITALに投資を勧められたいきさつや金銭の支払証明書など、証拠や情報をできるだけ多く集め、迅速に司法書士に相談しましょう。

司法書士は成功報酬制度を採用している法人が多いうえ、無料で相談できる事務所も存在するため、金銭的な負担が少なく済むというメリットがあります。KATY CAPITAL被害の回復にむけて、司法書士の利用を検討してください。

弁護士

KATY CAPITAL被害に遭い返金を希望する際の相談先は、弁護士がおすすめです。

弁護士は法律の専門知識を活かしてKATY CAPITALの被害者救済に尽力します。弁護士であれば被害金額にかかわらず返金請求が可能で、訴訟を検討する場合も法的手続きを一任できます。法律の専門家によるサポートで、被害者のさまざまな負担も軽減されるでしょう。

警察や金融機関に相談が必要な際に同行してもらうと、一人ではうまく対応できるか不安な方も被害の状況を的確に伝えられます。無料相談や、オンライン契約に対応している事務所もあるため、気軽に問い合わせてください。

KATY CAPITALの被害に遭い返金を求める場合は、すみやかに弁護士に相談しましょう。

KATY CAPITALの返金は専門家へ

KATY CAPITALの返金を望むのであれば、司法書士や弁護士への相談がおすすめです。

被害者の代理人となって詐欺業者に返金請求できる専門家は限られています。司法書士や弁護士による法律の専門知識を活かしたアドバイスで、スムーズに被害回復を目指せるでしょう。

司法書士や弁護士のなかには、無料で相談できる事務所もあります。KATY CAPITALに関する悩みごとはぜひ一度専門家へ連絡してください。