- 性別:男性
- 年齢:42歳
- 職業:印刷業(一般社員)
- 借金:180万円超
- 対処方法:任意整理
最初は軽い気持ちで借りた10万円だったはずなのに、気が付いたらどんどん借金を繰り返すようになってしまいました。
その後借金は180万円を超え、利子の返済も滞るようになりました。利子の返済が滞るとどうなるのか。待っていたのは毎日のようにかかってくる督促の電話。
かなり精神的に追い詰められた私がとった行動は任意整理でした。任意整理をすることで毎日かかってくる督促の電話から解放され、精神的な負担はかなり楽になりました。
利子も増えることはなくなり、司法書士事務所を通して毎月少しずつ残りの借金を返済しています。
私が救われた体験談を今回お話しようと思います。お話する順番は以下の通りです。
国が認めた「債務整理」という手続きを活用すれば、月々の返済額を減らしたり、日々の取り立てを止めたりすることができます。手続きはカンタンなので、まずは債務整理に強い専門家に無料相談してみましょう。
最初は生活費の補填だった…
私が借金をするきっかけになったのは系列会社への出向で東京都へ引っ越ししたことから始まりました。
特に貯金をしていたわけではないので、引っ越し費用でほとんどお金がない状態になりました。それでも引っ越し費用はあとでもらえるし、給料も上がる予定だったのでカップ麺を中心とした食生活で次の給料日まで何とか凌いでいこうと頑張っていました。
しかし・・・
なんとか頑張っていたのですが、「お金は後で引っ越し費用がもらえるわけだから。少しくらいは借金しても問題ない」という考えが出てきました。
スマホで借金できるか調べてみると・・・
一ヵ月無利子、即入金可能などのキャッチコピーが目に入りました。「無利子なら簡単に返せるな。大丈夫だ。よし、とりあえず10万円借りよう」という思考と行動に出ました。
潤う私の食生活・・・
地方から東京に出てきた人間にとって東京での生活はとても刺激的でした。会社からの帰り道には居酒屋やレストランが立ち並び、どこへ行っても満足の行く味でした。
キャバクラ、ガールズバーで豪遊
給料日当日に私は最初に借りた10万円をきちんと返済しました。引っ越し費用10万円をそのまま当初の計画通りに返済し、これで終わりにしておけば私は借金に追い詰められることは無かったんだと思います。
職場での付き合いで歓迎会やら上司や先輩、後輩とのプライベートでの飲み会が多く行われました。プライベートでの飲み会ではキャバクラやガールズバーに行くことも度々ありました。
後輩がガールズバーの女の子に惚れたけれど一人では行けないから付き合ってくれとか、同僚からキャバクラに行こうと誘われて行くことも楽しかったので、良く夜の街へ遊びに行くようになりました。
だけど・・・
付き合いが良かったせいもあったんですが…後輩の前では見栄を張ってみたり、お気に入りの女の子には高いお酒を飲ませたり。
そんなことをしていたらとても私の給料で賄える金額ではなくなってきました。当然の結果だと思いますが・・・
借金が貯金残高のような感覚に
貯金残高が無くなり、遊びに行くことができなくなりました。
「あれだけ頻繁に顔を出していたのに急に行かなくなったら…それに遊びに行けないのは辛い。そうだ、ボーナスで返せばいいからもう少し借りよう」
この思考が悪夢の始まりでした。
お金を使うとみんないい顔をしてくれます。優越感にも浸れるし、日頃のストレスも吹き飛びます。朝まで飲み続けることもざらでした。
その調子で生活していると借金できる額が自分のお金のような感覚になっていきました。
ほんとに恐ろしい考え方ですよね。
50万円まで借りられたので、それ以上借りられなくなるとまた次のカード会社で口座を作り・・・
3枚目のカードでは30万円までしか借りられなくなっていました。そのお金もすぐに使い切りこの時点で130万円の借金をしていました。さらに現金が無くなってからはクレジットカードで生活していたためクレジットカードの代金を含めて合計180万円の借金をつくってしまいました。
ちなみにこの金額の借金ができるまで1年かかりませんでした・・・
毎日掛かってくる督促の電話で鬱状態に
使えるお金はすべて使い切っていました。会社までは徒歩で通える距離であったため通勤には問題ありませんでした。食事は残りのお金でお米を炊いてふりかけで凌ぐ生活をしていました。最初の生活に逆戻りです。
そして、利子すらも払えない生活が続きます。
滞納しているとどうなるか・・・
督促の電話が毎日のようにかかってきます。ほんとうに嫌になるくらい…電話に出ないと数分置きにかかってきます。
正直な話「払えないもんは払えないから待っててよ。そんなにいやがらせレベルでかけてこないで欲しい」といったのが当時の心境でした。
ドラマや映画の借金取りのような荒々しい口調は無く、淡々といつ返済できるかのやり取りを行います。
利子の支払いとクレジットカードの支払いで給料は0になります。どうやって生活していけばいいのか本当に悩みました。
生きていることが辛い。逆転する方法はないのか・・・
司法書士事務所に相談して任意整理へ
どこかで耳にしたことがあったんですよね。任意整理の話。テレビのCMか車のラジオかなんかで借金の相談が無料でできるとか、借金が減額できるとか、そういうことが弁護士や司法書士に相談するとできるって話を思い出したんですよね。
スマホで調べるとすぐに出てきました。
「もう背に腹は変えられない。どうにかできるんだったらどうにかしてほしい。せめて職場にバレないうちに処理したい」そんな気持ちでいっぱいの状況です。
ネットで調べたところ対応がよさそうな司法書士事務所を見つけることができたので、すぐさまスマホで無料相談の予約をとりました。
この事務所は東京にあるのですが、全国対応していてオンラインで完結できるところがポイントでした。
事務所に行かないといけないとなれば正直面倒くさいですし、万が一知り合いと会ったら嫌じゃないですか・・・。
そして無料相談を含め2回ほどあったやり取りの中でこれまでの事情を説明し、後日郵送されてきた契約書にサインをするとあっさりと借金の問題が解決しました。
任意整理って面倒くさそう…と思っていたのですが、実際はほとんどやることがないくらいです。
そして司法書士の先生に「明日には督促の電話がこなくなりますよ」と言われた時には本当に救われた気持ちになりました。
私の場合借入からの期間がそこまで長くはなかったので、借金が大幅には減りませんでしたが、180万円超の借金が130万円台になりました。
また、弁護士の先生が和解を成立させてくれた日からの利子は一切かからないことはとても助かりました。
借金持ちの方なら分かると思いますが、年利18%程取られていた利子がなくなるだけでも相当楽になるんです。
あと、多分この文章を読んでいただいている方は司法書士費用が気になっているのではないでしょうか?
私がお願いした司法書士事務所の着手金は1件あたり4万4,000円でした。4件の会社に対して和解を依頼したので17万6,000円の費用がかかりました。
この着手金についても一括での支払いではありません。分割で支払いました。
元々着手金は一括で支払わないといけないと思っていたので、分割払いができるのはすごく有難かったです。
しかも、「生活に無理ない範囲での支払いで大丈夫ですよ」と言われたので、月々2万円ずつ支払っていくことになりました。
今思うとなんて馬鹿なことにお金を使ってしまったんだろうと思いますが。これもまた人生かと思います。少しづつ返していって4年程で返しきる予定です。うまく節約できればもう少し早く返しきれるかもしれません。
任意整理後の生活について
任意整理後はブラックリストに登録されるので、カードは使えなくなりました。
ただ、想像よりもどうってことなかったです。
任意整理前は「カードが使えなくなったらどうしよう」とか思ってましたが、クレジットカードは使えなくてもデビットカードが使えるので、周りにバレることなく支払いができています。
それよりもやっぱり「借金が減った」「督促が止まった」ことの方が圧倒的にメリットが大きいと感じています。
あのタイミングで任意整理を決めていなければ、私は今もなお増え続ける借金と止まらない督促に悩み続けていたのでしょう。
私の借金から任意整理までの体験談。同じように困っている方の助けになればいいなと思います。
弁護士や司法書士に相談するのは抵抗があると思いますが、一歩踏み出してみてください。
大丈夫です。そこにはあなたを助けてくれる人が待っていますから。
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