『ソシャゲ「放置少女」に課金しまくり気がついたら借金300万以上！督促の嵐を救った任意整理』

ここでは、私が人気ソシャゲ「放置少女」にハマり膨大な借金地獄に陥ったこと、それを救ってくれた任意整理についての体験談を紹介したいと思います。

過酷な労働環境で逃げるように退職

私は以前、介護職の職員として真面目に働いていました。

この仕事を求人サイトで見かけたとき募集概要に「未経験でもOK、仕事しながら資格取得も可能」と書かれていたので、それに釣られて応募したら即採用となり、翌日から働くことになったのです。

しかし、職場の労働環境は私の想像を絶する過酷なものでした。

拘束時間の長さ、職員同士の喧嘩やパワハラ、入居者の横暴な態度などにより、私は心身ともに疲弊してついにギブアップ、退職を決意したのです。

失意のなか出会ったソシャゲ「放置少女」

退職後は、心身を休めるために働かずにわずかな貯金で生活、生活費が尽きたら日雇いのアルバイトを始めました。

希望を持って働きだした介護の仕事を挫折してからの再起でしたが、特にやる気もなくなんとなくその日暮らしをする日々。

特にこれといった趣味もなく友達もいない私は、働いて寝るだけの生活を送っていました。

そんななか、偶然にも見つけたのがソーシャルゲーム（以下ソシャゲ）の「放置少女」だったのです。

誰でも気軽に始めることができるこのソシャゲが、これほど心に潤いを与えてくれるとは、そして、その後に生活を圧迫する原因になるとは、この時点では夢にも思いませんでした。

「放置少女」とは

出典：「放置少女」Twitter公式アカウントより

放置少女とは、三国志のストーリーと美少女育成ゲームをミックスした、ユニークな世界観のソシャゲで、正式名称は「放置少女〜百花繚乱の萌姫たち〜」といいます。

三国志の登場人物である劉備、孔明、関羽、曹操といった武将たちが、この世界では可愛い女の子の姿で登場します。

また、他の人気ゲームのキャラクターもコラボという名目で登場して、賑やかな展開を見せるのが特徴です。

このような戦国武将（見た目は女の子）たちが多数登場するので、当然、武将同士がバトルして経験値を稼ぎ、それによって成長します。

でも、このソシャゲの特徴は、タイトル通りゲームをプレイしていない放置の状態であってもキャラクターたちは経験値を積み上げて育成できる点です。

どんどん女の子たちが育成されていくので、四六時中スマホに向き合う必要がありません。

　

放置少女の魅力にハマる

出典：Google Playより

放置少女に限らずソシャゲは「無料で楽しめる！」とうたっているところが多いです。実際に登録してからしばらくは無料で楽しめるので、これは嘘ではありません。

あとでわかったことですが、無料でゲーム開始がしやすく入り口が広いというのが、ソシャゲの魅力のひとつといえるでしょう。

また、スマホが手元にあればいつでもどこでも簡単にできるので、仕事の休憩時間でも電車内でも、気軽にできるお手軽さも魅力といえます。

そして、私が放置少女にハマった最大の魅力は、承認欲求・自己肯定感の充足です。

先に述べたように、以前の私は介護職の過酷な労働環境で、毎日心身ともに疲弊して、あげく退職、それによりすっかり自信をなくしていました。

職場では「そんなこともできないのか！」とパワハラを連日のように受けて、それまであった自尊心は完全に削られたといえます。

しかし、放置少女を始めてからは、自己肯定感が復活してきたのです。

放置少女のおかげで承認欲求が満たされる

出典：Google Playより

人間としての自信を取り戻した理由、それはSNS内にいる仲間たちのおかげといえます。

放置少女を始めた当初、他のプレイヤーはどうやってこのソシャゲを進めているのだろう、と思い、Twitterで検索してみました。

すると、私と同じく放置少女にハマった人たちがたくさんいたのです。そんな人たちをフォローして、私はどんどん仲間を増やし、情報交換や感想を連日ツイート・リプしました。

私が経験値を上げて装備を充実させてレベルアップするたびに、仲間達から称賛のリプをもらえるようになったのです。

介護職の過酷な日々を経験したあまり、すっかり忘れていた楽しい気持ち、自己肯定感がどんどん満たされていって、私は日に日に明るくなっていくのを感じました。

安易に自己肯定感が満たしたいために課金を繰り返し、ついに消費者金融を利用

放置少女にすっかりハマった私は、気がついたら課金をするようになりました。ランキング上位に食い込むためには課金は必須です。

課金はスマホでタップするだけなので気軽にできるのも、メリットといえます。しかし、この気軽さがデメリットでもあるのです。

私はTwitterの仲間達から称賛をもらいたいために、どんどん課金しました。しかし日雇いでその日暮らしの私は金銭的に余裕はありません。

そして、思いついたのが今まで縁のなかった消費者金融の利用です。

私は今まで、借金という行為はなんとなく罪悪感があり、消費者金融とは無縁の人生を送っていましたが、30分〜1時間ほどの手続きで簡単に現金数十万が手に入る消費者金融は、まさに目からウロコが落ちる体験でした。

それからは、借りた金で放置少女に課金、限度額まで借りて借り入れ不可能になったら他社に申し込んで借り入れ、それを放置少女に課金…これを延々と繰り返しました。

その結果、気がついたら4社から借り入れした総額が300万円になってしまったのです。

止まらない督促の連絡

ここまで借金を抱えてしまうともう放置少女どころではなく、ソシャゲどころかスマホ代、家賃、光熱費も満足に払えない始末です。

スマホ代は延滞しながらもなんとか払っていましたが、こうなるとやってくるのは消費者金融会社からの督促の連絡です。

昔のサラ金のような恫喝こそありませんが、冷静な口調でいつ払えるのか、と詰め寄ってきます。もうスマホの通知音が鳴るだけでビクビクする日々が続いたのです。

かといって、もう他社からの借り入れは不可能なので、いっそのこと闇金やネットで見かける個人間融資にでも手を出そうかと考えました。

しかし、ネットで調べると「絶対に闇金には手を出すな」という怖い情報ばかりです。

逃げ道のない日々を送っているとき、ネットで見つけたのが、任意整理という手段だったのです。

　

最後の砦、司法書士事務所に相談

「債務整理」という借金問題を解決できる方法がある、というのをネットのCMで見かけるのを思い出し、さっそく検索して見ると、債務整理は弁護士や司法書士を介して行うことがわかりました。

前から耳にしている自己破産というのも債務整理の一種らしく「これって裁判とかやるやつ？面倒そうだな」と思ったのですが、債務整理の別のパターンに「任意整理」という方法は裁判なしで実施できるとのこと。

そして、この方法だと利子をカットして借入額のみの返済だけでOKということがわかりました。

あっさりと借金減額に成功

そこで、ネットで任意整理を得意としている専門家を調べたところ、司法書士事務所のHPを発見したので、そこに相談することに。

相談は無料、しかも事務所に出向かずにオンラインのみで相談可能なのが、便利で助かりました。

オンラインの相談は3回ほどのやり取りで、こちらの事情をこと細かく伝えると後日必要書類を送るので、それに必要事項を記入して送り返してくださいと言われ、相談は終了しました。

言われた通り書類に記入して返送すると、数日経過したらあれだけ来ていた督促の連絡がピタリと止まったのです。そして、300万円あった借金は約220万円まで減らすことができました。

任意整理で救われた

任意整理をすると金融に関する情報を一括する「信用情報機関」というところに履歴が記録されるらしいです。

私の任意整理は金融事故なので、返済能力がない人間として履歴が記録されて、5年ほどは他社からの借り入れ・クレジットカードの発行・ローン契約などはできないと、司法書士の方に言われました。

しかし、今の状態で借金が可能だったらまた気軽にお金を借りそうなので、これでいいかな、と思います。

あれ以来、もうソシャゲの類は一切やってません。今後は地道に借金返済をしつつ、ソシャゲをやる代わりに就活や何かの資格取得のための勉強をするつもりです。

少し前の私のように借金で苦しんでいる人は、ぜひ司法書士に相談をすることがおすすめです。無料で親身になってこちらの相談を聞いてもらえます。