3万円→360万!?20年間の借金生活を過ごした41歳男性の体験談

20年ほど前、当時18歳だった俺は就職をしてすぐに念願の車をローンで購入。

毎月の給料は安かったのですが、少ない給料の中でもローンだけは毎月遅れずに返済していました。

就職してから２年たったある日のこと、俺が務めていた会社が倒産するという噂を聞き、次の仕事を探す前に会社を辞めました。

「次の仕事は辞めてから探せばええわ…」

当時20歳と若かった俺は、そんな軽い気持ちでいました。今となってはこの時の軽率な行動をとても後悔しています。

今となっては当時の甘い考えや軽率な行動が20年間も俺を苦しめることになるとは想像もしていませんでした。

今でも借金の完済はできていませんが、この20年間の借金生活をについてお話しようと思います。

最初はたった3万円の借金だった・・・

思い切って仕事を辞めた後、パチンコやスロットにハマってしまい、某大手消費者金融から３万円を借金。

「スロットで大勝ちすればすぐに返済できるだろう」という甘い考えで借りたのが始まりでした。

最初に借りた三万円はスロットで使い果たしてしまったのですが、また違うところで借りて勝ったら一気に返せるだろうと甘い考えを持っていました。

借金ではあるのですが、こんなに簡単に現金が手に入るのかと、自分の預金のような感覚になっていたのです。

最初に三万円を借りた消費者金融から１０万円を借りて、またスロットで負けて・・・。

気づいた時には、その消費者金融からの借り入れが100万円を越えていました。

どんどん膨れあがっていく借金

借り入れの総額が100万円を越えていても「スロットで勝って返済すればいい」という気持ちは消えず、違う消費者金融からも借り入れをするようになります。

借りてはスロットで負けての繰り返しで、自転車操業になり気がついたときには借金の総額が360万円を越え、月々の支払いは20万円以上。

当時は利息制限も総量規制もなかったので、複数の消費者金融から借り入れができた時代なので、いつのまにか借金は膨れあがっていました。

もちろん貯金はすべて使い果たしていたので返済できずに毎日督促の電話が鳴るようになりました。この時は電話を見るの嫌になったことを今でも覚えています。

ついに裁判所から給料差し押さえの通知が・・・

借金の滞納を続けていると、電話での督促だけでなく自宅に郵送で督促状が送られてくるようになり、会社を辞めておいてよかったと思いました。

それと同時に、倒産するまで勤めていれば少しは退職金をもらうことができたのではないかと、後悔している自分もいました。

しばらく借金の滞納を続けていると、裁判所から給料を差し押さえるという通知がきて、裁判所へ足を運ぶことに。

月に３万円ずつ返済するという条件で和解をしたのですが、やはり滞納してしまう癖は抜けていませんでした。

３万円返済に当てるお金があるのであれば、スロットで増やして一気に返してしまおうという気持ちが先行してしまい結局また滞納状態に。

スーパーブラックでも作れるクレジットカード

この時には既に金融ブラックになっているので、ローンが通らない状態だったのですが、何年かしてどうしてもお金が必要になった時にインターネットでとある記事を見つけました。

その記事は”スーパーブラックでもクレジットカードを作ることができる”という内容。

願ってもいないチャンスだと思い、すぐに審査してもらってから2週間後、見事に審査を通過することができました。

何十年ぶりかの審査通過で、限度額も30万円使える。喜びも束の間、また悪い癖が再発してしまいます。

スロットで勝って返済しようという癖が抜けずに、30万円も一気に使いこんでしまい、滞納状態になったので任意整理をお願いしました。

その後、数ヶ月間は返済をしていたのですが、任意整理の支払いも滞納するようになり、現在はブラックでも作れるプリペイドカードや後払いでなんとか過ごしています。

昔の借金は時効援用することを考えています。

20年間の借金生活で感じたこと

すべては20年前の3万円がきっかけで、それまでは借金もしたことなかったんですが、あの時に3万円を借りてしまったばっかりに20年以上スーパーブラックから抜け出せずにいます。

今になって、あのときなんで借りて借りてしまったんだろうとか、仕事を辞めるときももう少し計画的になってもよかったのではないかといろいろ考えますが、もう使ってしまったものは返ってこないのでこれからどうするかまた色々考えたいと思います。

ギャンブルで一発逆転して返済することも考えたのですが、ギャンブルでは勝つことはできないですね・・・。

たかが3万円ですけど、されど3万円です。

俺の20年間の借金生活で学んだことは、金融ブラックはかなり厳しいってことです、。

好きな時に好きなものが買えないのですから。。。

もし、緊急の入用でお金が必要になったらと思うと、今でもぞっとします。

これからは時効援用をして、数年後にはローンが組める生活になったらと考えています。

もし20年前に戻れるなら・・・

もしも20年前に戻れるなら、次の仕事を探してから仕事を辞めていると思います。

自分にとって、20歳のときが人生の分岐点だったのかもしれません。

それともあの20歳の時に、パチンコやスロットで大勝ちしていれば、高級外車や高級住宅など豪遊しすぎて転落していたかもしれません。

どっちにしてもコツコツ積み上げていくのが良いかもしれませんね！

みなさんもお金を使う時は、このお金で何が買えるのかをもう一度深呼吸をして考えてみてください。

お金は使い方を間違えれば本当に怖い生き物です。

もう人生の半分以上過ぎたので、これからはお金をどういう風に使っていくかを見つめ直す機会だと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。また近況が報告出来たらと思います。次は、競馬や競艇にしますか？冗談です。続きは、WEBで。