- 性別:男性
- 年齢:35歳
- 職業:会社員
- 借金:180万円
- 対象方法:個人再生
妻と2人の子供に恵まれた会社員である私。一生懸命に仕事をしすぎた結果、毎日夜遅くまで残業を繰り返すことに。
女として見られなくなった妻の不満に気づいた頃には、妻は不倫をして男性と駆け落ちをしてしまいました。
突然始まった2人の子を育てながらのサラリーマン生活。
ついにはうつ病を発症し、うまく働けなくなった私は、生活費の補填のために借金を繰り返します。
180万円もの借金をした私が、住宅ローンで購入した自宅を失わずに借金を完済した個人再生という債務整理方法についての体験記をお話しします。
お話しする順序は次の通りです。
国が認めた「債務整理」という手続きを活用すれば、月々の返済額を減らしたり、日々の取り立てを止めたりすることができます。手続きはカンタンなので、まずは債務整理に強い専門家に無料相談してみましょう。
子供が出来たことがきっかけで住宅を購入!一家の大黒柱として身を粉にする働き
大学を卒業して、地元に戻って会社員として就職した私。同じ地元の高校を卒業して会社員をしていた妻と知り合って結婚。
2人の子供を儲けたことをきっかけに住宅ローンで住宅を購入。
特別な才能を持っているわけでもなく、すごく仕事ができるわけではないので、あまり大きな家ではありません。
しかし、前に住んでいたアパートから、2人の小さな子を連れて自宅を見上げた時には、この家の大黒柱として働いていく…そんな自覚が芽生えました。
上の子は3歳・下の子はまだ1歳、妻は専業主婦をしていたこともあり、私は毎日夜遅くまで残業を繰り返していました。
家に帰るのは22時以降、帰ってきたら子どもの寝顔を見て、妻が用意してくれるビールと料理を食べて寝る。こんな毎日が続くと思っていました。
妻の様子がおかしい?気が付いた時にはすでに不倫をしていたなんて!
自宅を購入してから1年くらいたってからでしょうか、妻は何やら話したそうにしていました。
このころ私は社内でも出世したこともあり、かなりハードワークとなっていました。
夜遅くにかえってまで妻の話を聞く気にもなれず、時には「疲れているんだよ!」と声を荒げてしまうこともありました。
後で分かったことなのですが、妻はこのころママ友同士の関係に悩み始めていたようで、専業主婦として自宅に居ることが多くなって誰にも話しができずに、かなりストレスをためていたようです。
夕食を用意して待っていてくれた妻も、自宅に帰るとすでに眠っていることが多くなります。香水の匂いがする、服装が派手になっている。
女性のファッションに興味を持っているわけではないので、そういった変化に気づいたときには、あまり妻とも目を合わせなくなります。
家族で地元のショッピングセンターにみんなでご飯を食べに行っていたのに、妻がママ友の誘いがあると私が一人で子供の面倒を見ることも多くなりました。
そう、この時にはすでに不倫をしていたのです…。
そんなこととも知らずに、私は仕事に没頭する日々を続けます。
妻が家を出て行って子育てに仕事に!私の体に徐々に異変が
ある日、たまたま私は20時くらいの早い時間に自宅に帰ることができました。自宅に帰ると鍵がかかっており、子どもたちはすでに寝ている。
しかし、妻がいないのです。
すぐさまSNSでどこにいるのか聞きます。返事もありません。
1時間後自宅に妻が帰ってきました。香水の匂い…タバコ臭い…派手な格好。
妻に何をしていたのか、どこにいたのか、なぜタバコ臭いのか、矢継ぎ早に質問を浴びせました。
子どもが起きてきてしまったので、私も一度お風呂に入りました。
落ち着け…。
お風呂から上がると妻は疲れていたのかすぐに子どもと眠ってしまっています。
次の日の朝、重苦しいだけの雰囲気が流れます。
次の日はなんとか仕事をまとめて、早く帰ってくるので話し合おうということを伝えました。
焦る気持ちを抑えて自宅に戻ったところ、妻は手紙を置いて荷物を持って家出をしてしまいました。
好きな人が居て、頻繁に会ってます、昨日も夜に会いに行っていました、とのことでした。
気が動転する中、残された子が「おなかすいた…ママは?」というので、まずは近所の好きなファミレスに連れていきました。
子どもたちは喜んでいましたが、私はそれどころではありません。
明日からどうしよう…。
次の日から、子どもを保育園に送って、急いで会社に出社。
会社には、妻が体調を崩して寝込んでいるので、しばらく子の送り迎えがあると伝えてなんとかやりくりをします。
夜遅くまで預かってくれるところだったので助かりました。寝ている子供を抱えて自宅に帰宅。
洗濯ものをまわして、子どもを風呂に入れ、寝かしつけたら家に持ち帰った仕事をする。こんな日々が続きます。
徐々に、朝起きられない、洗濯物をたためない、お風呂に入れない、頭痛がする、体に次々と異変が発生します。
もう働けない…異変を察した両親が助けてくれて私は個人再生を
保育園の代金や生活費を稼ぐために、私は体調不良を押して働き続けました。
しかし、周りには徐々にそんな変化が伝わってしまいます。
常に頭を抱えている、ひげをそっていない、会議中にもぼーっとしている…
ついに私は会社を休みがちになり、自宅で伏せていることも増えました。
ギリギリで住宅ローンを返済していたのでろくな蓄えもなく、貯金はあっという間に底をつき、ある日、母親から自宅に電話がかかってきたのです。
私は電話に気づかずにいると、子どもが電話に出ました。
「ばあばからお電話だよ」と子供が話しかけても私は頭が痛くて返答もできなかったのです。
子どもが「ばあばおなかすいた」と話したそうです。
この日子どもの夕飯の支度すら失念していたのです。このことを聞いた母親が妻を出すように激高しています。
実は私は妻が出て行ったのを話していませんでした。
子が「ママいないよ」といったらしく、次の日母親が私の自宅に来ました。
部屋はゴミ屋敷、子どもが食べているのはスナック菓子、布団の中でうつろな私。
全てを察した母親は、すぐに心療内科の予約をとり、部屋を掃除して子供に食事を与えてくれたそうです。
心療内科でうつ病と診断され、職場を休職することになります。
退職後契約社員として働いていた父も、仕事をやめて私の自宅に引っ越してきてくれて、両親が自宅に泊まってくれることになりました。
こうして、自宅に届く督促状の山から、借金があると判断した両親が、弁護士事務所にも連れて行ってくれました。
かろうじて住宅ローンの滞納はないものの、借金は180万円にも上りました。
幸い、休職後に復帰してくれればよい、と職場も打診してくれたこともあって、私は個人再生をして、住宅を維持したまま借金返済を目指すことになりました。
弁護士に個人再生を依頼してから
両親が自宅に来てくれて子の面倒を見てくれた上で、私は仕事を休んでうつ病の治療に専念することができたので、2ヶ月程度の治療で体調は回復しました。
もともとたくさん稼ぎたいからと、重要な仕事を複数掛け持ちさせてもらっていたのですが、なるべく負担を減らす方向で復職をさせてくれました。
幸い真面目な勤務ぶりを買っていただいており、会社の中でも最も重要なプロジェクトにのみ専念することで、無理なくまた仕事の面での自尊心を傷つけることなく復職することに成功しました。
手続き自体は弁護士と両親がうまくすすめてくれて、私は必要な書類を集めるために、時折会社にお願いする程度でした。
債務整理、借金を帳消し、裁判所に申し立てをする手続き、というと面倒で手間がかかって…ということを想像する人も多いかもしれません。
しかし、私のようにうつ病にり患しながら働く人間でも無理なくできるようにサポートをしてもらえます。
妻とは協議離婚をして、両親と同居をしながら、みんなで子育てをするようになって、みんなに笑顔が戻ってきました。
私のケースでは、住宅ローンの滞納がなかったこと、仕事にきちんと復職できたのが成功のもとでした。
ですので、私と同じような状況に悩んでいる方は、借金が大きくなって住宅ローンの滞納をする前に、仕事ができなくなる前に、弁護士に相談してみましょう。
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