「闇金から借金をしてしまったが、返せない場合はどうなるの?」
「闇金に借りたお金は返済せず借り逃げしていいって本当?」
闇金からの借金返済に苦しむ方は、このように考えてしまう場合もあるでしょう。そこで今回は、闇金に返済できない場合に起こることや、返済を無視して借り逃げをしてもいいのかを紹介します。
正しい対処法や相談先も紹介しているので、闇金被害に悩まれている方はぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。
「闇金には借金を返さなくていい」と言われる根拠
闇金業者は基本的に違法のため、基本的に返済は必要ありません。ここでは、闇金に借金を返さなくていい理由とともに、実際に最高裁で支払いの義務がないとの判断が下されたケースを紹介します。
違法な闇金への返済義務はない
貸金業を行う場合、貸金業法により、登録を受けなければなりません。闇金は登録を行わず営業しており、貸金業を行うこと自体が違法とされています。
また、闇金はトゴ(10日で5割)やヒサン(日に3割)など、違法な金利でお金を貸しているため、民法第708条の不法原因給付により返済義務がはありません。
最高裁での判例もあり
実際に、最高裁で返済の義務はないと判断された判例もありました。こちらの判例では、利息だけでなく元本も損害として請求できると記載されています。
ヤミ金融業者に係る最高裁判決の概要について
平成20年6月10日、「ヤミ金融業者が著しく高利で貸し付けた場合、利息分だけでなく、支払った元本・利息の全額を損害として請求することができる」旨の判断が最高裁において下されましたので、概要を公表します。
本来、元本が残っている場合でも、闇金は差し押さえや激しい取り立てなどは行えません。
闇金に返済しなくていいなら借り逃げは可能?
闇金への返済が必要ないのであれば、借り逃げをしても良いのでは?と考えてしまう方もいます。しかし、安易に闇金の借金を踏み倒すのは危険です。
正しい手順を踏まなければ、取り立てがエスカレートする場合もあるため注意しましょう。
借り逃げはNG!詐欺罪に当たる可能性も
返済の必要がない闇金からの借金であっても、借り逃げはおすすめできません。借り逃げをする前提で借金をした場合は、詐欺罪に当たる可能性もあります。
より大きなトラブルに発展させないためにも、正しい手順を踏んで対処しましょう。
相応の手順が必要
法的には支払わなくても問題ありませんが、闇金はどんな手を使ってでもお金を回収しようとしてきます。借り逃げをすると自分自身だけでなく、家族や会社などを巻き込んでしまう可能性もあるでしょう。
嫌がらせがエスカレートしてくると、何度も家に来られたり電話をかけられたりして、精神的に参ってしまいます。その後の生活に支障をきたさないためには、弁護士や司法書士への相談がおすすめです。
闇金問題に強い事務所に依頼すれば、最短即日で取り立てをストップできます。また、正しい手順で対応してくれるため、スムーズな解決が望めるでしょう。
闇金に借金を返さないとどうなる?
闇金から借りたお金を返済しなかった場合、激しい取り立てをされたり嫌がらせを受けたりする可能性があります。ここでは、借金を返さないとどうなるのか詳しく見ていきましょう。
法外な利息を請求してくる
闇金に借金を返さない場合、法外な利息を請求してくるケースがあります。ヤミ金融対策法によれば、このような場合は契約が無効になるため、利息についての返済義務はありません。
登録業者・無登録業者を問わず年109.5%を超える利息での貸付契約を行った場合には、当該契約は無効であり、利息については一切支払う必要がありません。
引用元:https://www.fsa.go.jp/ordinary/yamikin/index.html
返済しないからと言って、法外な利息を突きつけられても決して支払わないように注意してください。
厳しい取り立てや悪質な嫌がらせをしてくる
闇金にお金を返さないと、厳しい取り立てや信じられないような悪質な嫌がらせを受ける場合があります。以下で、詳しい嫌がらせの内容を見ていきましょう。
止まらないLINE
借金を返済しないまま放置すると、何度もしつこくLINEが送られてきます。
電話番号さえ分かればLINEが送れるため、しつこくメッセージが送られてくる可能性が高いでしょう。ブロックをしても、別のアカウントから送られてくるので意味がありません。
昼夜問わず鳴る着信
闇金にお金を返さない場合、鬼のように電話がかかってきます。スマホを操作する間もないくらい頻繁に電話がかかってくるため、対処に困ってしまう方も多いはずです。
電話だけなら負担は軽いと思う方もいますが、実は精神的なダメージがとても大きく、「とても辛かった」と語る体験者もいます。
自宅への取立て
貸金業法では、督促行動ができるのは朝8時から夜9時までと定められていますが、昼夜問わず自宅へ取立てに来る可能性があります。
オートロックの部屋でも、ロックをすり抜けて入ってくる場合があるため注意が必要です。
家族・親族にも取立てや嫌がらせを行う
債務者本人にお金を返す意思がないと分かると、家族にまで電話をかけたり督促を行なったりします。
保証人になっている場合を除き、家族や親族に返済の義務はないため、「脅されても絶対に支払わないで」と伝えておきましょう。
職場にまで連絡・嫌がらせが来る
家族や親族だけでなく、職場にまで連絡が来ることもあります。借金をしていると会社にバレるだけでなく、周りから避けられる可能性もあるでしょう。
正当な理由もないのに職場に連絡するのは違法行為ですが、闇金は平気で嫌がらせやしつこい電話をしてきます。
SNSを使って友人にも連絡
家族、職場の次にターゲットになるのが、SNSなどで繋がりのある債務者の友達です。SNSを通して、「〇〇さんが借金を返してくれません」などとメッセージを送りつけます。
闇金で借金をしているとバレれば、友達からの信用も失ってしまうでしょう。
その他嫌がらせ
激しい電話やLINE、自宅への取り立てのほかにも、以下のような嫌がらせを受ける場合があります。
- 頼んでもいない宅配物がたくさん届く
- 周囲にビラをまかれる
- 動物の死骸を送ってくる
- ネット上への個人情報拡散
このような嫌がらせは、自分だけでなく周囲にも迷惑をかける可能性があります。個人情報の拡散や救急車を呼ぶ行為は、本当に悪質なので注意しましょう。
闇金からの借金を返せない時の取り立て対処方法
闇金からの借金を返せない場合に起こる嫌がらせや激しい取り立てを防ぐなら、闇金の言いなりにならず然るべき対処をしましょう。
ここでは、詳しい対処法について解説します。
闇金の言いなりにならない
まず第一に、絶対に闇金の言いなりにならないようにしましょう。
闇金業者は債務者を脅すような言葉をかけてくるため、恐怖で言うことを聞いてしまう方も少なくありません。しかし、言うことを聞いていると闇金業者はつけあがり、さらに高額な手数料や利息を要求してきます。
自宅に来た場合や恐喝・暴力行為には警察を呼ぶ
自宅に取り立てに来た場合や、恐喝・暴力行為があったときは迷わず警察を呼びましょう。警察を呼んだら、到着するまで決してドアを開けないでください。
暴力・脅迫・器物損壊などについては、刑事事件として扱ってくれます。ほとんどの場合、取り立て行為に対する注意喚起をしてくれるはずです。ただし、警察は民事不介入の原則から、闇金業者への借金問題を解決してくれるわけではありません。
闇金業者は違法であり、警察沙汰はできるだけ避けたいと思っているはずです。警察に対処して貰いやすくするためにも、取り立てが激しくなってきたら証拠を確保しておくようにしましょう。映像や音声があるだけでも、有力な証拠になります。
電話には出ない
自宅に来た際にドアを開けないのと同じく、電話にも出ないようにしてください。電話に出ても脅しをかけられるだけなので、出る意味はありません。
ただし、電話を無視し続けると自宅や職場に取り立てに来る場合があります。そのような事態を避けるためにも、できるだけ早く適切な専門家に相談しましょう
闇金問題を解決するための相談先3選
闇金問題を解決するためには、弁護士や司法書士への相談がおすすめです。ここでは、弁護士や司法書士を含めた3つの相談先を紹介します。
【助言をくれる】多重債務ほっとライン
多重債務ほっとラインとは、債務の相談を受け付けて助言をくれる機関です。闇金の勧誘方法をまとめているページもあるため、闇金で困っている方は一度チェックしてみましょう。
多重債務ほっとラインは、秘密厳守で安心して相談できます。借金問題以外に、任意整理・特定調停・個人再生・自己破産の解決方法も記載されているのが特徴です。
実際に率先して問題を解決してくれるのではなく、あくまでも助言をしてくれる機関です。どうしたら良いのか分からないと悩んでいる方は、サイトを覗いてみましょう。
- TEL:0570-031-640
- 平日受付時間:10:00-12:40,14:00-16:40
- URL: http://www.jcco.or.jp/
【暴力などがあった場合】警察
暴力や暴言、器物損壊などがあった場合は警察に頼るのも1つの手です。
ただし、闇金側も警察対応を心得ているため、上手に刑事事件にならないように立ち回ってくることがあります。また、お金の貸し借りは民事扱いのため、警察も深くは介入してきません。
解決に至らず余計に苦しむことになるケースもあるため、刑事事件になるような激しい暴力・暴言などがあった場合は相談してみましょう。
【法的手段で解決】司法書士・弁護士
闇金問題の相談先として当サイトがおすすめしているのが、法律の専門家である司法書士や弁護士です。しかし、司法書士・弁護士といっても数が多いため、どこを選べば良いか分からない方もいるでしょう。
以下で、闇金対応の実績がある、特におすすめの事務所を2つ紹介します。
司法書士法人ライタス綜合事務所
相談受付時間 | 24時間365日受付 |
代表司法書士 | 伊藤 威 神奈川県司法書士会(1203号) 簡裁訴訟等代理認定番号(601412号) |
所在地 | 〒220-0003 神奈川県横浜市西区楠町27-9 横浜ウエストビル 403 |
電話番号 | 0120-961-282 |
費用 | 1社44,000円(最安) ※費用の分割・後払いに対応 |
公式サイト | https://lightus-shihou.co.jp/yamikin/tbs/ |
司法書士法人ライタス綜合事務所は、闇金解決への実績が豊富で費用も安いと評判の事務所です。1社あたり最安だと44,000円で解決してくれます。電子契約書を採用しており、オンラインで全て完結できるのも嬉しいポイントです。
街の灯法律事務所
相談受付時間 | 24時間365日受付 |
代表司法書士 | 笠井 浩二 東京弁護士会(17636号) |
所在地 | 〒103-0004 東京都中央区東日本橋3-2-4 八光ビル5F |
電話番号 | 0120-021-043 |
費用 | 1社44,000円(最安) ※費用の分割払いに対応 |
公式サイト | https://machino-akari.jp/yamilp/ts/ |
街の灯法律事務所は、1社44,000円と最安値クラスで闇金問題の解決が行える事務所です。闇金対応の実績が豊富な司法書士が在籍しており、不安や悩みを解消してくれます。
費用の分割払いなどの相談にも乗ってくれるため、費用に不安のある方にもおすすめです。
まとめ
今回は、「闇金に借金を返さないとどうなるのか」「借り逃げや夜逃げが可能なのか」などを紹介しました。
闇金に借金を返さない場合、しつこい電話やLINE、嫌がらせなどを受けるリスクがあります。借り逃げや夜逃げをしても、追いかけられるだけで解決できません。
お金が返さずに逃げたくなる気持ちは分かりますが、借金が返せず困っているときは弁護士や司法書士事務所に相談しましょう。
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