消費者金融の大手といえばアコムです。
そしてアコムは大手がゆえに、借金ビギナーの方が借り入れを行い、そして返済できなくなるケースの多い業者でもあります。
さらにアコムは返済が焦げ付いた後の取り立てや督促・法的措置が他の大手消費者金融と比べてもかなり厳しいということで、返済額が減らなかったり、そもそも取り立てに悩まれている方が多いことも特徴です。
そこでここでは、アコムの返済額が減らない件について理由から対処法まで分かりやすく解説していきます。
国が認めた「債務整理」という手続きを活用すれば、月々の返済額を減らしたり、日々の取り立てを止めたりすることができます。手続きはカンタンなので、まずは債務整理に強い専門家に無料相談してみましょう。
アコムの利息に関する基本情報
返済が終わらない原因の大きな原因である利息。
まずはその利息についての基本情報をしっかり確認していきましょう。
貸付利息(実質年率) | 3.0%〜18.0% |
利用限度額(※1) | ~800万円 |
※総量規制による年収および審査によって決定
アコムの返済額がいつまでも減らない理由
アコムの返済額が減らない問題。
対処をしようにも、まずは原因を突き止めることが重要です。
ということで、早速アコムの返済額が減らない理由について、それぞれの角度から解説していきます。
金利が高めだから
まずは金利が高いことが挙げられます。
大手消費者金融ではもはや大定番と言えるアコムですが、やはりその金利は銀行カードローンと比較すると非常に高いと言えます。
なお、この角度から見ると大前提として、利息を安く済ませたい場合は「利息を払う回数」を1回でも減らすこと≒返済回数を減らしつつ完済することも重要となります。
返済期限が延長されるケースがあるから
返済期限が延長されるケースもあります。
というのもアコムのカードローンは返済期間が「最終借入日から最長約9年7ヵ月」(1~100回まで)と決まっています。
ということで、仮に一度返してから再度借り入れを行うと、その最新借り入れの日付からまたMAX10年でゆっくり返済できてしまいます。
結果的に支払総額も上がっていきます。
ジャンプが出来るから
本来ジャンプとは貸付主への交渉により、一部の返済額支払いの免除を受けることを言います。
アコムの返済方法は原則元利定額リボということで、元金+利息の合計額を毎月支払う必要があります。
これが出来ない場合、担当者に電話で支払が難しい旨を説明すれば「利息のみ」の支払いでOKとなるケースもあります。
しかしこの場合、元金は全く減らないため返済額は減っていきません。
極度額借り入れで自由に再借り入れ出来るから
一般的な「借金」は、まず上限金額や返済時期を決定し、それを証書に記載→返済時期までに返済をするのが一般的です。
それに対し極度額借入という方法では、利用上限額内であれば自由に借入を繰り返すことができます。
つまり、返せばいいからまた借りようという気持ちになってしまいやすいのです。
アコムの返済額を減らす方法まとめ
次は実際にどうすればアコムの返済額を減らすことができるのかをご紹介します。
いくつかの方法に分けて説明していくので、是非参考にしてみてください。
【正攻法】約定日制での返済に切り替える
まず、アコムの支払方法には以下の2種類があります。
①約定制→自分が決めた所定の日にちに毎月支払う(必ず月1ペースで支払いがやってくる)
②サイクル制→35日ごとに支払っていくサイクル(月1回以下の支払い頻度)
ということで、約定制の方が1回あたりの返済額が下がる傾向にあります。ただし、支払いまでの日数間隔は短くなる傾向にあります。
【NG】ジャンプのみで返済していく
ジャンプは利息のみ支払うことで元本を減らさない返済方式です。貸付主からすれば、やむを得ない場合のみ承諾する応急措置といって良いでしょう。
利息ばかり払い続けていると嫌な顔をされるのは間違いありません。最悪の場合は一括返済を強いられることもあるので、基本NGの方法です。
【意外とNG】「返済額を減らしてください!」とアコムにお願いしてみる
こちらもおすすめはできません。
なぜならアコムは大手消費者金融の中でのサラブレッド的存在であり、今でこそルールが徹底されているとはいえ、昔は相当な取り立てを行っていました。
よって、直談判することで、さらにひどい取り立てを受ける可能性もゼロではないのです。
直接の交渉はなかなかのリスクがありますので、専門家に代理人として介入してもらう方法がよいでしょう。
【絶対ダメ】支払いブッチ+逃亡
これは何が何でも避けたい方法です。
逃げたところで何も解決しないどころか、事態はどこまででも悪化するのです。
【番外編】裁判に持ち込んで支払いを止める
アコムは比較的すぐに裁判を起こす傾向にあります。
よって滞納が長期間にわたると、裁判になる可能性が高いといえます。
ただ、判決が出るまでの約2〜3ヵ月は返済をストップしても問題ないケースが多いのも事実です。
ということで、裁判に持ち込んで支払いを一旦止める方法もナシではありません。
しかし裁判に持ち込んだところで返済から免れることができるのはたった2〜3ヵ月であり、とても現実的とは言えない方法です。
【おすすめ】専門家にアコムと交渉してもらう
これがダントツオススメの方法です。
アコムとの直接交渉を司法書士・弁護士に依頼する方法です。
元々消費者金融のアコムは理論武装がばっちりということもあり、独力で返済額を落としたり返済の猶予について相談するべき相手ではありません。
よって弁護士や司法書士など、借金問題のエキスパートに代理人として介入してもらいアコムと交渉してもらう方法があります。
そして、自己破産や個人再生に至らないまでも支払いの督促をストップしたり現実的な返済金額に交渉をまとめることができるのが、任意整理という方法です。
司法書士・弁護士に任意整理を依頼することによって督促はストップし、支払額も一定程度まで引き下げることが可能となるわけです。
任意整理に関して相談できる借金問題に強い弁護士・司法書士のリストは以下にまとめてあります。
まとめ
今回は消費者金融大手であるアコムからの返済額が減らない件について、その理由や対処法を詳しく解説してきました。
結論から言うとアコムからの借り入れ金額が一定以上になっており、さらに年間を通して返済・完成の目処が立っていない場合は任意整理に踏み切るべきタイミングに来ています。
まずは、現在の状態から抜け出すためにも、当サイトおすすめの司法書士事務所へ相談してみることをおすすめします。
他にも、債務整理でオススメな弁護士・司法書士を紹介していますので、参考にしてみてください。
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