闇金からの取り立てが続くと、「なんとかして返済しなければ」と思い焦ってしまいます。
しかし、実は闇金に対しては返済する義務はありません。
そこで今回は、闇金の返済義務がない理由や、安全かつ合法的に闇金業者を踏み倒す方法とその手順について徹底解説します。
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闇金への返済義務が無い理由
よく「借りた金は返せ」という言葉を耳にしますが、そもそも闇金業者がしている事は合法なのでしょうか？
また、「返済義務はない」と言っても、その根拠は一体どうなっているのか気になります。
これらの疑問を3つのポイントに分けて説明していきましょう。
利息がそもそも違法だから
1つ目は、闇金の利息がそもそも違法であるということが挙げられます。
利息制限法で定められた利率上限は18%です。それに対し闇金業界で用いられる代表的な金利計算法には、トイチ、トサン、トゴ等があります。
これはどういうことなのかというと、以下を参考にしてみて下さい。
ex）10万円の借り入れをしたときの利息
【一般金利】100,000×0.18＝18,000 (10日分に換算すると約493円)
【闇金金利】
・トイチ→10日間毎に1万円の利息が付く
・トサン→10日間毎に3万円の利息が付く
・トゴ→10日間毎に5万円の利息が付く
上記の通り、闇金業界は少なくとも通常の20倍以上の利息を取っており、とんでもなく高い利息だということがわかります。
存在自体が違法だから
2つ目は、闇金の存在自体が違法であることです。
闇金の存在が違法なことは、本人たちももちろんわかっています。
本来、貸金業者は貸金業法に準ずる業者でなくてはいけません。しかし、闇金業者は貸金業法に定められていないのです。
・・・その上、貸金業法には、「貸金業登録をしていない者が業として不特定多数に金銭を貸し付け、利息を取る行為は禁止する」とあります。
しかし闇金業者というのは、通常利息どころか規定に反する高利息を請求しています。
よって闇金業者は全てにおいて違法であることが分かるはずです。
最高裁判決が出ているから
3つ目は、最高裁の判決が出ているからです。
これは、かなりの威力があります。どんなに凶悪な闇金業者でも判決には勝てないからです。
最高裁では、「闇金に関しては一切払う必要がない」という判決が出ており、返済義務がないことの1番の理由と言えるものです。
1度最高裁判決が出ると、その後の判決はそれを準拠とする仕組みになっています。そのため、判例を踏まえて弁護士に間に入ってもらうことで、解決に繋がりやすいのです。
闇金業者は「弁護士に相談しても意味ない」という発言をよくするものですが、これは相談されると困るからそうさせないように仕向けているだけであり、実際には意味がないという事実はありません。
闇金を安全＆合法的に踏み倒す方法まとめ
上記の理由から闇金への返済義務はないことはお判りいただけたと思います。
しかし、闇金業者に取り立てられるという恐怖と隣り合わせの状態で日常生活を送ることは困難に近いものです。
そこで、闇金問題を安全かつ合法的に対処するおすすめ方法を下記にまとめましたので紹介します。
警察に相談する
闇金問題に困っている場合、警察に相談しようと考える人は多いです。
しかし、警察というのは民事不介入であるためすぐに介入してもらうことは難しいのです。
※暴力行為等があった場合には別の話になります。
大事件を山ほど抱える警察は、闇金トラブルに対して積極的とは言えないというのが現状です。
警察でも闇金に関する注意勧告は行ってはいます。闇金業者は貸金業法に違反しているので取り立て方法も違反である場合が殆どです。
ですから、警察への被害申告は可能です。
しかし、仮に逮捕ができたとしても高確率で別業者から手を回されてしまいます。警察での解決は一時的である可能性が高く、終結は容易ではないのです。
警察に闇金相談をしたことが業者にバレてしまい、脅迫が悪化するケースもあります。そのため、被害申告よりも法的措置をとることがおすすめです。
司法書士に相談する
1番のおすすめは、司法書士に相談することです。
「闇金解決＝弁護士」というイメージがついていますが、司法書士でも解決することは可能です。
認定司法書士の資格を所持し、闇金トラブルを得意とする先生も在籍している事務所も多いです。
司法書士なら、弁護士に比べ費用が安い場合も多く、対応も比較的スムーズな印象を受けます。
ただし、注意が必要なのは司法書士では訴訟はできないということです。
訴訟を予定しているのであれば弁護士に相談する必要があります。
弁護士に相談する
2番目におすすめするのが、弁護士に相談することです。
弁護士というのは、解決イメージがついているだけあって信頼度は高いです。
最近では、電話やメールだけではなく、LINEでも問い合わせ可能な事務所が増えています。
弁護士事務所への訪問はハードルが高いという人にも気軽に相談ができるのでおすすめです。
女性専用窓口を設置している弁護士事務所も増えてきているので、安心して相談ができる環境が整っています。
ただし、悪徳弁護士や偽弁護士には注意が必要です。見極めのポイントは下記に記載したので参考にしてください。
①土日祝問わずに対応可能か
闇金は平日より土日祝のほうが活発に動く傾向です。自動的に闇金業者の活動も盛んになります。
土日祝に加え、24時間365日対応してくれるところであればなお安心です。
②闇金トラブルの解決実績はあるか
闇金問題は、事務所によって得意不得意が分かれやすいジャンルです。
被害者側での事前の情報収集が大切になります。事務所の得意ジャンルや実績などは事前にしっかり確認しましょう。
HP上で解決実績が公開されていれば、それだけ自信がある証拠ですので参考にしてみて下さい。
③闇金の借入額の返済・和解を提案しないか
弁護士や司法書士が闇金業者とグルになっている可能性もあります。その事務所に頼んでも安全かどうかの見極めはとても重要になってきます。
見極め方のポイントは、次の通りです。
- 間違いなく資格を持っているか
- 闇金返済を促してこないか
- 依頼人にとって不利な提案をしてこないか
- 闇金業者から紹介された司法書士・弁護士ではないか
- 設定費用が高額でないか ※相場は1社当たり5万円程度
これらのポイントについてしっかりと確認するようにしましょう。
④アフターフォローがしっかりしているか
一度解決したと思っても、再び闇金業者からの嫌がらせが始まるケースもあります。
万が一のことに備え、そういった場合にも対応してもらえるかを事前に確認しておくと何かあった時でも安心です。
【闇金解決】弁護士＆司法書士に相談した後の流れまとめ
闇金問題について一人で悩むのは絶対NGです。
そこでここでは、相談開始から解決までの流れをわかりやすく説明していきます。
１．無料相談
まずは、被害者から弁護士または司法書士に相談します。電話やメール、もちろん直接でもOKです。・LINEで相談できる事務所も増えてきています。
費用は、相談段階までであれば無料のところが多いです。不安があれば事前に確認することを推奨します。
そして、闇金に関する情報をなるべく細かく提示することが大切です。情報不足だと、適切な対処ができないといった事態があるのでそういったことをなくすためです。
闇金業者の住所(web上の場合はサイト)、電話番号、氏名、借りた金額等の契約内容詳細、こちらが開示した情報等、闇金業者の情報や契約に関わることは全て伝えるようにしましょう。
２．委任契約
専門家と面談や打ち合わせを実施し、双方が納得した時点で契約へと進みます。不明点は契約を結ぶ前にある程度潰しておくようにしましょう。
資金の用意はこのタイミングがおすすめです。必要に応じて後払いや分割払いについても相談してみましょう。
３．専門家から闇金へ連絡
契約後に専門家から闇金業者へ「受任通知」を送信します。これは、問題解決のため、専門家が介入したことを知らせるものです。
闇金業者は住所を持たない場合も多いですが、電話通知が一般的なため問題はありません。
受任通知の受領後は、闇金業者が被害者本人に直接連絡をすることは禁じられています。
※家族や職場への連絡も同様です。
弁護士や司法書士は、プロとして嫌がらせや取り立てを辞めさせるノウハウを身に着けているため安心です。また金融機関と連携し、口座凍結やの対応も可能です。
４．取り立ての停止＆返済終了
そして、専門家から闇金業者との和解が成立した旨の連絡がきます。
「和解＝解決」となるため、その後の返済は一切不要になります。返済不要という内容の交渉を結んでくれている状態になるからです。
もし万が一嫌がらせが再発した場合のことを事前に相談しておくのもおすすめです。
５．解決
ようやくこれで闇金との縁が切れることになります。闇金業者から追われることもない平穏な暮らしが戻ってくるのです。
勇気を出して相談することに十分価値はありますので、困っている方は専門家への相談をおすすめします。
まとめ
闇金への返済義務はないこと、安全で合法に踏み倒す方法について解説しました。
闇金自体が合法ではないため返済は不要であることがお判りいただけたと思います。闇金トラブルで困っている方は専門家（司法書士や弁護士）への相談がおすすめです。
当サイトでは、闇金トラブルに強い専門家を紹介しています。闇金問題に困っている、すぐに解決したいという場合には、是非参考にしてみて下さい。
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