マッチングアプリで投資詐欺？勧誘してくる異性の特徴と対処法4選

マッチングアプリで出会った相手から投資の勧誘をされ、戸惑ったことはありませんか。

素敵な出会いだと信じていたのに、急に投資の話をされたら不安を感じるかと思います。今回は、マッチングアプリで急増している投資詐欺師の特徴を詳しく紹介していきます。

投資の誘いに乗ってしまった場合の対処法も4つ解説していますので、ぜひ最後までご覧ください。

マッチングアプリでの投資勧誘はすべて詐欺

マッチングアプリで声をかけられる投資話は、100％詐欺です。

マッチングアプリは出会いを求める人のサービスなので、投資を勧誘することは本来の目的と異なります。

投資詐欺が増え続ける理由は、コロナ禍による収入減や株価高騰から、自分の資産を形成する必要性が注目され、人々の投資への関心が高まったという背景があります。

マッチングアプリでは、実際に会わなくても相手に好意を抱かせることが可能です。恋愛感情に浸り、警戒心をなくした相手なら簡単に騙せるため、悪用する詐欺師が増えています。

相手に違和感を持ったら、詐欺だと思ってやり取りに注意してください。

マッチングアプリにいる投資詐欺師のプロフィールの特徴

プロフィールで分かる投資詐欺師の特徴は、以下の5つです。

順に解説していきます。

投資で稼いでいるアピール

投資詐欺師は、投資で稼いでいるアピールをします。

豊かな暮らしぶりや自由なライフスタイルを見せつけることで、大勢の興味を惹きつけます。

趣味や休日の過ごし方についても、高級車や豪華なホテルの写真を掲載して、裕福な生活のアピールが得意です。

注意すべきは、「自由業」や「投資家」と書かれた職業欄です。投資詐欺師が偽装するために好んで使用する肩書きのため、怪しい職業を見かけたら投資詐欺を疑いましょう。

プロフィールにLINE IDを記載

投資詐欺師は、プロフィール欄にLINE IDを載せる傾向にあります。

マッチングアプリでは安全に利用できるよう、運営側が厳しく監視しています。アカウントの削除を恐れ、詐欺師は思うように投資話ができません。少しでも早く監視の届かないLINEに誘導し、勧誘するためにLINE IDを載せています。

通常は個人情報の悪用が心配で載せることは控えるのが一般的です。

不特定多数の人が閲覧するマッチングアプリにIDを掲載している人には注意してください。

LINEは便利な通信手段ではありますが、安易にIDからの友達登録はしないようにしましょう。

美男美女の写真を掲載

美男美女の写真を使用しているアカウントは、多くが投資詐欺師です。ビジュアルが良いとマッチング率が高くなり、効率的に騙すことができます。

載せている写真の多くは、実際の人物ではなく、拾ってきたものを無断で使用しています。

最近では、画像検索してもヒットしないよう、巧妙に加工修正をしている場合が多いです。

画像検索でヒットしなかったとしても、美男美女過ぎる相手には注意しましょう。

年齢に不相応な高所得者

投資詐欺師は儲けていることをアピールするため、年収が異常に高いのが特徴です。

一般の平均年収は25歳で360万円、30歳では407万円です。

20代で1,000万円、30代で3,000万円といった、平均年収よりも大幅に高く年齢に不相応な場合は注意してください。

「投資も合わせると年収3,000万」というように、自身が投資の成功者であることをアピールしている場合もあります。

外国人ユーザー

投資詐欺師は中国やシンガポール、韓国などのアジア系外国人ユーザーという共通点があります。

詐欺師が誘導する、偽の投資サイトは中国のものが多いです。

ただし、日本人が外国人になりすましている可能性もあるので、単に外国人ユーザーが詐欺師とは限りません。

マッチングアプリで送られてくる投資詐欺メッセージの特徴

投資詐欺師がマッチングアプリで送ってくるメッセージの特徴は、以下の4つです。

順に解説していきます。

相手から積極的にメッセージを送ってくる

投資詐欺師は早く投資勧誘に移行したいので、マッチングしてからすぐに親密になろうとします。ターゲットに恋愛感情を抱かせて、投資勧誘を断りにくくする手口です。

「あなたのことをもっと知りたい」「運命を感じる」といった、好意を示す内容のメッセージを送ってきます。

ただし、1日に何十件とメッセージが来たり、返信が異常に早かったりする場合、注意が必要です。

マッチングアプリ以外のメッセージツールに誘導する

投資詐欺師は、すぐにマッチングアプリ以外のメッセージツールで連絡を取ろうとします。

アプリ内で投資勧誘を行うと違反行為となるため、詐欺師はアカウントを削除されないように誘導します。

誘導先は主にLINEです。LINEは便利な通信手段としてユーザー数も多く、怪しまれにくいでしょう。

また、個人情報を悪用するため、LINE以外にも誘導してくる場合があります。

メールアドレスや電話番号、メッセンジャーアプリなどは、情報収集目的の可能性が高いです。

指定するツールは、個人情報を入力したりメッセージを送るために課金する必要があったりするので、十分に気をつけてください。

メッセージですぐに告白やプロポーズをしてくる

投資詐欺師は、メッセージですぐに告白してきたり、プロポーズしてきたりします。早く恋愛関係に発展し、投資勧誘をしやすくするための手口です。

まだ会ったこともない状態で「付き合ってほしい」「結婚してほしい」など、展開を急ぐメッセージを送ってきます。

マッチング相手が素敵な異性だったり、外国人だったりすると積極的なアプローチを嬉しく感じてしまいます。

会ったことのない相手からの告白やプロポーズは、すぐに受け入れないように注意しましょう。

メッセージで「会おう」と伝えると拒否される

投資詐欺師と会う約束をしても、実際には会えません。詐欺師のプロフィール情報はすべてデタラメなため、さまざまな理由をつけて会うことを拒否されます。

相手から「あなたと会って話がしたい」「来月なら会えそう」とメッセージを送ってきますが、投資で騙すために関係を保ちたいだけです。

マッチングアプリでの投資詐欺は、一度も会わないまま詐欺に遭うケースが大多数です。

会おうとしないのに投資の話をする相手には、注意してください。

マッチングアプリで投資詐欺に遭った時の対処法4選

マッチングアプリで投資詐欺に遭ったときの対処法は、以下の4つです。

自分では気付きにくいですが、マッチングアプリ経由での投資勧誘は、詐欺と考えて間違いありません。

詐欺に遭ったと気付いたら、まずは落ち着き、正しい対処法をとることが大切です。

順に紹介していきます。

クレジットカード会社に連絡する

既にクレジットカード経由で投資資金を送金している場合は、クレジットカード会社に連絡をしましょう。

カードの利用をストップしてくれるので、更なる被害拡大を防げます。

また、詐欺師にカード番号を知られている可能性もあるため、カードの再発行を検討しましょう。

クレジットカード会社のモニタリングセンターや不正利用窓口に連絡をし、詐欺被害に遭ったことや状況を詳細に伝えてください。

多くのカード会社では、緊急性の高い事案については24時間365日対応の窓口を開いています。

クレジットカード会社が「詐欺による出金だった」と認識すれば返金される可能性もあります。

ただし、状況によっては不正利用認定されず、自己責任として請求が来るケースも多いので注意が必要です。

警察に被害届を出す

詐欺被害として警察に被害届を提出できます。

警察に被害届を出す場合は、犯人の情報や証拠をできる限り揃えてからにしましょう。逮捕できる可能性が低いと、受理されにくいです。

また、返金については民事事件であるため警察は対応してくれません。

警察には相談窓口「#9100」があります。被害状況や被害額を伝えることで、適切な対処法を案内してもらえます。被害届を出す前に、一度利用してみてください。

出典：警察に対する相談は警察相談専用電話 「＃9110」番へ |
政府広報オンライン

調査会社に相談する

調査会社に相談するのも対処法の1つです。

調査のプロである調査会社に相談することで、詐欺師の情報や証拠を集められます。

調査会社は独自のルートで詐欺師の身元を突き止めたり、自分では収集不可能な証拠を掴んだりすることが得意です。お金を取り戻すための民事裁判か直接交渉かといった今後の相談にも乗ってもらえ、解決に向けての様々なサポートを受けられるでしょう。

また、証拠を揃えてから警察に相談すると、被害届が受理されやすくなります。

詐欺師の情報や、返金交渉をするための材料を揃えたい方は、調査会社に相談しましょう。

弁護士に相談する

投資詐欺に遭った場合、1番の対処法は弁護士に相談することです。

騙し取られた分の返金は民事であり、警察は対応してくれません。

弁護士であれば、返金請求や交渉、慰謝料請求などの法的な対処を的確にアドバイスしてもらえます。

詐欺師との間に入ってくれるので、直接やり取りすることも避けられます。

また、被害申告をするために警察へ同行してもらえる可能性もあり、法的な観点から話を進めてもらえるでしょう。

マッチングアプリで投資詐欺に遭ったら弁護士へ相談

マッチングアプリで異性の相手から投資に誘われたら「詐欺」で間違いありません。

投資詐欺に遭ったときは、できる限り早く弁護士に相談しましょう。返金できる可能性が高まります。

無料相談が可能な弁護士も多いので、気負わず相談してください。

ただし、相談する弁護士は慎重に選びましょう。

弁護士にはそれぞれの得意分野があり、詐欺被害には消極的なこともあります。

今回のようなマッチングアプリでの投資詐欺事案については、投資詐欺やIT詐欺関連に強い弁護士事務所に依頼するのが確実といえるでしょう。

当サイトでも詐欺被害に強い弁護士事務所を紹介していますので、チェックしてみてください。