国際ロマンス詐欺師に中国人が多い理由4選！特徴と対処法を紹介

国際ロマンス詐欺は様々な外国人が行っています。特に中国の詐欺グループが大規模犯行に及んでいるようです。

中国人による国際ロマンス詐欺にはどのような特徴があるのでしょうか。

今回は、中国人や中国人を装う外国人による国際ロマンス詐欺の特徴や見分け方、対処法を紹介します。

当サイトでは、中国人による国際ロマンス詐欺の被害に遭った方に向けて、被害回復を相談できる弁護士も紹介しています。参考にしてみてください。

国際ロマンス詐欺に中国人が多い理由

国際ロマンス詐欺師に中国人が多い理由は、以下の4つです。

それぞれ詳しく説明します。

中国人が大規模に詐欺を行っている

中国人による国際ロマンス詐欺が増えている理由は、中国人グループによる詐欺が大規模に行われているからです。

海外を拠点に詐欺を行っていた中国人犯人グループが、帰国後に続々と逮捕された報道を一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。中国人の犯行グループは非常に規模が大きいため、より多くの人が詐欺に手を染めやすくなっていると考えられます。

日本をよく知る中国人が多い

中国人には日本をよく知っている人が多いことも、中国人による国際ロマンス詐欺が増えている理由の1つです。日本と中国は地理的に近くにあるため、情報を得やすいことが影響しています。

国際ロマンス詐欺は、SNSやマッチングアプリでのメッセージのやりとりから始まります。ターゲットである日本人について知っている情報が多いことや土地勘があることは、詐欺を行う上で有利に働きます。

日本人が中国人を騙って国際ロマンス詐欺をする場合もあります。中国人を装っているため、見かけ上でも中国人による詐欺が増えていると感じる要因の1つです。

中国人美女の写真を使う詐欺師が多い

中国人による詐欺が増えていると感じる理由は、中国人美女の画像をプロフィール写真にしている詐欺師が多くいるからです。相手に恋心を抱かせるため、好意を持ってもらえるよう、アジアンビューティーと称される中国人女性の写真が使われます。

中国系の美女の写真が使用されていても、詐欺師の正体が中国以外の外国人の場合もあるため注意しましょう。

中国語が使われることが多い

SNSのアカウントに記載されている住所やサイトに中国語が使われていることも、中国人による国際ロマンス詐欺が増えていると感じる理由の1つです。

アカウントに記載されているURLにアクセスすると、中国語で書かれたサイトが出てくることがあります。住所は中国の地名も多く、日本では使用されない中華フォントが使われている場合も多いです。

中国人を名乗る国際ロマンス詐欺師の正体は？

中国人を名乗る相手の正体は、以下の3パターンです。

中国人を名乗る相手が本当に中国人とは限りません。相手の正体が日本人や中国以外の外国人の可能性もあります。

外国人が中国人と名乗って詐欺をする理由は、相手に信用してもらうためです。経済大国である中国の人間を名乗れば、相手の信頼を得やすいと考えていると言えます。詐欺師はあらゆる手段を用いて、信用を得ようとするため注意が必要です。

パターン1.生粋の中国人

1つ目のパターンは、国際ロマンス詐欺師の正体が生粋の中国人の場合です。

中国人の詐欺師は、自身が美女であるかのようにプロフィール写真を偽ります。美女を装うことで、多くの男性を騙すことが容易になるためです。また、偽っているのは写真だけでなく、性別さえも変えているケースも増えています。

中国では、累計50,000人を超える人々が逮捕されていますが、中国人による国際ロマンス詐欺は留まることを知りません。

国際ロマンス詐欺に加担している中国人は、詐欺師からの甘い言葉に騙されて行っているケースが多く、今もなお増え続ける要因となっています。

出典：中国の詐欺グループ容疑者、東南アジアから続々帰国
戻らなければ…：朝日新聞デジタル

パターン2.日本人

日本人が中国人を名乗って近づいてくるケースもあります。以前の国際ロマンス詐欺ではよく見られましたが、現在では減少傾向にあります。

詐欺師はカタコトな日本語を使用しますが、話はしっかり合わせてくるため、やり取りに違和感がないことが特徴です。

話がスムーズに進むため、相手の信頼を得やすいですが、日本人が無理に外国人を装うことで、ボロが出るケースも多く見られます。

2021年の後半以降は、日本人が中国人を名乗る手法は嘘がバレやすいと広まったため、この手を使った国際ロマンス詐欺は減少しています。

パターン3.中国以外の外国人

国際ロマンス詐欺師の正体が、中国以外の外国人のケースも増えてきました。近年では、東南アジアやアフリカの国籍を持つ外国人の犯行が目立つようになっています。特にナイジェリア人が国際ロマンス詐欺を行ったという報告が増えています。

相手が中国人美女を装っていても、その人物は実在せず、犯人グループのアフリカ系男性だったという事例も多いです。

国際ロマンス詐欺には中国人だけでなく、中国人を名乗る様々な国の人が関与しています。詐欺師は信頼関係を築くために、様々な工夫をします。SNSやマッチングアプリで関わる人が、名乗っている通りの人物とは限らないと覚えておきましょう。

国際ロマンス詐欺を行う中国人の特徴

中国人による国際ロマンス詐欺には、以下の5つの特徴があります。

特徴とともに見分け方もお伝えしていますので、やり取りしている相手に当てはまる特徴がないか確認しましょう。

お金持ちを騙る

中国人による国際ロマンス詐欺では、豪華絢爛な服装やアクセサリーを身に着け大金持ちであるかのように振る舞うケースが多いです。具体的には、プロフィール画像に華やかな写真を用いたり、動画で自分の裕福さをアピールしたりします。

お金持ちであるとアピールして被害者に近づいてくるのは、中国人の詐欺師に多い特徴のため注意が必要です。

お金持ちを名乗る理由には、もともと中国はお国柄的に豪華絢爛な雰囲気がよいとされていることが関係しています。

相手が収入や車、高級品などをアピールしてきていないかを確認すると、相手が詐欺師かを見分けられるようになるでしょう。

職業に偏りがある

国際ロマンス詐欺を行う中国人は、以下の3つの職業を名乗ることが多いです。

「投資家と知り合い」や「社長と太いパイプを持っている」などとアピールするケースも多く見られます。投資家や医師を名乗る理由は、プロフィールを見た時点で相手に自分のことを魅力的に感じてもらうためです。

国境なき医師団に所属している医師だと名乗り、被害者と愛を育むケースもあります。軍人を名乗る場合、投資が絡まない国際ロマンス詐欺を行うケースが多いです。

中国人による国際ロマンス詐欺は職業に偏りがあるため、注意深く観察することで詐欺師と見破ることが可能です。

美男美女のプロフィール写真を使用する

プロフィール写真に、美男美女の画像を用いるのも中国人による国際ロマンス詐欺によく見られる特徴です。

国際ロマンス詐欺では、中国人に限らず多くの人が美しい容姿の画像をプロフィール写真に使います。

中国人詐欺師の場合、プロフィール写真のメイクや加工が派手なことが多いです。中国と日本では美しい・セクシーと感じるポイントが異なるため、プロフィールの美男美女の写真で派手なメイクをしていたら注意しましょう。

投資詐欺が多い

中国人による国際ロマンス詐欺の1番の特徴は、投資詐欺が大部分を占めることです。「儲かる投資がある」と言い、お金を振り込ませようとします。

中国人に投資詐欺を持ちかける人が多い理由は、中国は投資や仮想通貨への意識が高い人が多いからです。

しきりに投資を勧めてくる場合、中国人による国際ロマンス詐欺の疑いがあるので注意しましょう。

すぐにLINEでのやり取りを求める

詐欺師の場合、できる限り早くマッチングアプリからLINEのやり取りに切り替えようとしてきます。LINEでのやり取りに切り替える理由は、マッチングアプリだと運営側から詐欺を疑われ、アカウントが停止される場合があるからです。

マッチングアプリで数回のやり取りしかしていないのに、LINEで連絡を取ろうと誘導されたら、すぐに応じない方がよいでしょう。

中国人による国際ロマンス詐欺には特徴があるため、注意深く確認すれば詐欺師かどうかを見分けられます。安易に相手の言葉を信じず慎重に関わりましょう。

詐欺師に投資を勧められたらどうする？

投資を勧められたときは、以下の3つの行動を取りましょう。

SNSで連絡を取っている相手に投資をするように勧められたら、断ることが大切です。

恋人だったとしても、投資を安易に勧めてくるのは不自然です。慎重な態度で警戒しましょう。

はっきりと断る

投資話を勧められたら、はっきりと断ることが大切です。断ったときに詐欺師が怒ってくるのは、罪悪感を煽るためのマニュアルの可能性もあります。

詐欺師の話術に乗せられて相手に対して恋心を持ち、恋愛にのめり込んでしまうと冷静さを失うので注意が必要です。相手に嫌われたくないからという理由で、安易に投資を行ってはいけません。

連絡をブロックする

断ってもしつこく勧誘してくるようであれば、連絡をブロックするのも有効な手段です。詐欺師は心理テクニックで、自然に投資させることに長けています。

国際ロマンス詐欺の被害に遭わないためには、詐欺師かもしれないと思ったら相手の話を聞かないようにしましょう。

送金しない

送金しなければ被害が出ることはありません。送金先が個人口座だった場合は、特に注意する必要があるでしょう。

詐欺師は様々な理由で送金を促しますが、お金を送ったあとで返してもらうことは非常に困難です。焦って安易に送金しないようにしましょう。

詐欺師は考える時間を与えないように、様々な理由をつけて焦らせてきます。慌てて送金をせず、まずは深呼吸をして調べたり、周りの人に相談したりすることが大切です。

相手が投資を勧めてきても、安易に応じないようにしましょう。マッチングアプリを使う場合は、どのような理由でも送金しないと決めて使えば、詐欺の被害に遭う可能性を低くできます。

中国人の国際ロマンス詐欺への対処法は？

中国人による国際ロマンス詐欺の被害を回復するためには、以下の4つの方法があります。

詐欺の被害に遭った場合や遭った可能性がある場合は、一人で抱え込むのではなく、身近な人や専門家に相談することが重要です。被害回復できる可能性のある方法もありますので、紹介します。

弁護士に相談する

国際ロマンス詐欺の被害に遭った場合、1番の対処法は弁護士に相談することです。

弁護士は、被害者の救済のために尽力してくれる存在で、実際には被害額が取り返せた事例も数多くあります。被害回復は時間との戦いのため、なるべく早めの相談が解決への近道です。

弁護士に相談する場合は、国際ロマンス詐欺に知見のある弁護士を選びましょう。国際ロマンス詐欺に知見のない弁護士だと、被害回復ができない可能性が高いです。

当サイトでも、詐欺回復に強い弁護士を紹介しているので参考にしてみてください。

調査会社に相談する

調査会社に相談することで、詐欺被害の情報収集が可能です。

国際ロマンス詐欺師の情報がない状態で弁護士や警察に相談しても、確定的な証拠がなければ依頼を受けてくれません。

調査のプロである調査会社に依頼をすることで、ネット調査や追跡調査を用いてできるだけ相手の情報をつかんでくれます。

調査会社からもらった調査レポートを弁護士に提出することにより、依頼を受けてもらえます。

相手の情報がない方や弁護士に依頼を断られた方は、調査会社に相談してみましょう。

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運営に相談する

SNSやマッチングアプリの運営に相談する方法もあります。運営に相談することで、犯人のアカウントが凍結される場合もあるため注意が必要です。犯人のアカウントが凍結されてしまうと、証拠が減ってしまうので有効的ではありません。

SNSやマッチングアプリの運営に相談することで、運営側が把握している国際ロマンス詐欺の事例に当てはまるかどうかを確認できます。犯人のアカウントが凍結されると、被害回復が困難になるため注意しましょう。

警察に相談する

警察に相談し、詐欺事件として被害届を提出する方法もあります。たとえ被害届が受理されても、犯人が逮捕されるとは限りません。

国際ロマンス詐欺はインターネット上で行われることが多いため、犯罪拠点が海外の場合もあります。犯人が海外にいる場合は日本と海外の警察の連携が必要なため、犯人の特定や逮捕が難しいです。

犯人が逮捕されても、警察は民事不介入なので被害金額は戻ってきません。警察は被害回復には関与してこないので、あまり意味がない場合もあります。

国際ロマンス詐欺について相談できる相手は多くいます。一人で悩まずに身近な人に話をし、調査会社や弁護士への相談も検討しましょう。

まとめ

今回は、中国人の国際ロマンス詐欺が増えている理由、手口の特徴や対処法について紹介しました。

国際ロマンス詐欺は中国人による犯行が多数確認されていますが、詐欺師は中国人を装った外国人の場合もあります。中国人による国際ロマンス詐欺の被害に遭わないためには、手口の特徴や見分け方についてしっかり理解して対策することが重要です。

また、国際ロマンス詐欺の被害に遭った可能性がある方は、被害の回復のためにも一人で悩まずに周りの人や弁護士、調査会社に相談をしましょう。

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