「時間や場所にしばられず安定した収入が得られる」という広告を見て、リモラボに入会した方はいないでしょうか。
リモラボに支払ったお金は、専門家に相談することで返金できる可能性があります。初期費用や追加のセミナーでお金を支払っていても、返金を諦めないでください。
リモラボに支払ったお金の返金方法や口コミ・評判を確認しましょう。
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リモラボの概要
株式会社リモラボは、SNSマーケティング支援事業と、リモートワークの実践スクール事業を提供する会社です。SNS運用やデザインなどのスキルを学べる、女性向けオンラインスクール「リモラボ」を運営しています。
リモラボでの受講には、初期費用と月額料金がかかります。さまざまなスキルを学べますが、受講後に必ずお金が稼げるわけではありません。「金額にサポートが見合わない」という口コミもあるため、短期間で稼ぎたい方は受講を避けたほうが良いでしょう。
返金規約の表記に注意
株式会社リモラボが運営するスクールを受講する前に、返金規約を確認することが重要です。
公式ページには、返金について以下のように書かれています。
返⾦、キャンセルについては、サポートの特性上お受けしておりません。
リモラボは、返金を受け付けていないことが分かります。特定商取引法に基づく表示に記載されているため、スクール受講後に自力でお金を返してもらうことは難しいでしょう。
月額費用の支払いが自動継続になっている点も注意が必要です。解約手続きを行わない限り、支払いが止まりません。スクールを途中解約したい場合は、早めに手続きをして支払いを止めることをおすすめします。
リモラボで詐欺に遭った際の返金方法
リモラボで詐欺に遭った可能性がある際の返金方法は、以下のとおりです。
- 詐欺の証拠を集める
- 司法書士に相談する
- 弁護士に相談する
リモラボに高額な料金を支払った場合でも、返金を諦めてはいけません。詐欺の証拠を集めて適切な機関に相談することで、被害金が返金される可能性があります。
リモラボ詐欺が疑われる際の返金方法を解説するため、参考にしてください。
詐欺の証拠を集める
リモラボで被害に遭った可能性がある場合は、詐欺の証拠を集めることが大切です。
被害金を取り戻すためには、詐欺師に直接返金請求する必要があります。詐欺の証拠を集めて返金請求することで、詐欺師から被害金を取り戻せる可能性が高まります。「詐欺に遭ったかもしれない」と思ったら、リモラボとのメールの履歴や支払い明細を集めましょう。
自分の判断だけで情報を破棄してはいけません。一見不必要な情報も、詐欺の重要な証拠になる可能性があります。些細な内容であっても、リモラボに関連する情報はすべて保存してください。
司法書士に相談する
司法書士への相談も、リモラボに支払ったお金の返金を望む場合の対処法の一つです。
司法書士は、不動産登記や成年後見業務などを行える法律の専門家です。法務局や裁判所などに提出する書類を作成したり、法的問題の解決に向けた助言を行なったりします。ただし、訴訟手続きの代行は、法務大臣の認定を受けた認定司法書士しか行えません。
認定司法書士であれば、訴訟額が140万円までの民事訴訟を代理できます。裁判所が被害者の訴えを認めた場合は、被害金を法的に取り戻せます。被害額が140万円以下の少額の際は、認定司法書士への返金請求の依頼を検討しましょう。
弁護士に相談する
リモラボ詐欺の被害金は、弁護士に相談することで返金できる可能性があります。
弁護士は法的業務全般を扱う法律の専門家であり、司法書士と異なって業務内容に制限はありません。140万円を超える金額の訴訟であっても対応可能です。司法書士では扱えない法的トラブルに遭った場合は、弁護士への相談が大切です。
専門家である弁護士から返金請求することで、リモラボが交渉に応じる可能性が高まります。交渉に応じてもらえない場合でも、ケースによっては民事訴訟での返金請求ができるでしょう。リモラボに高額なお金を支払ってしまった方は、弁護士に返金請求を依頼してください。
リモラボ詐欺の代表的な手口
リモラボ詐欺の代表的な手口は、以下のとおりです。
- 誇張表現を利用して関心を集める
- 高額な初期費用を請求する
- 追加の合宿プログラムに勧誘する
- スクールの内容が金額に見合っていない
詐欺師は、ターゲットの関心を集める言葉でオンラインスクールの利用を勧めます。契約したスクールの料金だけでなく、追加のプログラムに勧誘してお金を騙し取ろうとするケースもあるため、注意してください。
誇張表現を利用して関心を集める
リモラボが使用する手口の一つが、誇張表現を利用して関心を集める方法です。
リモラボは、「在宅で安定的に収入が得られる」「時間や場所にとらわれずに仕事ができる」といった表現で宣伝しています。お金を稼ぎたいというターゲットの心理を利用し、LINE登録を促す手口です。
LINE登録後、アンケートに回答すると無料体験入学の案内が届きますが、安易に利用してはいけません。体験入学の講義はスクールの受講を勧める内容です。
誇張表現で宣伝する副業は、お金を稼げないことがほとんどです。「安定的に収入が得られる」といった宣伝を見ても、LINE登録しないでください。
高額な初期費用を請求する
リモラボは、高額な初期費用を請求します。
リモラボの公式サイトには、オンラインスクールの初期費用が198,000円と書かれています。オンラインスクールの初期費用としては、非常に高額といえるでしょう。初期費用だけでなく月額21,780円の支払いも必要です。
リモラボは、SNSマーケティングやデザインなどのスキルを教えるだけであり、受講者はお金を稼ぐ手法を学べるわけではありません。スキルの学習だけで約20万円の初期費用が必要であるため、受講は慎重になるべきです。
リモラボに興味がある方は、高額な初期費用が必要な点に注意して参加を検討してください。
追加の合宿プログラムに勧誘する
追加の合宿プログラムへの勧誘も、リモラボの手口の一つです。
オンラインスクールに入会後、リモラボから「リモラボキャンプ」という90日間の合宿プログラムに勧誘されます。「短期集中型のパーソナル習慣化サポートプログラム」が宣伝文句です。スクールの初期費用や月額料金とは別で合宿費用を請求されるため、注意してください。
「リモラボキャンプに入った方だけが優遇される」という口コミも確認されています。スクール受講前に説明がないにもかかわらず、合宿プログラムの加入有無で待遇が変わる点は、不信感があります。
リモラボで追加の合宿プログラムに勧誘されても、加入は断りましょう。
スクールの内容が金額に見合っていない
株式会社リモラボが提供するスクールは、金額に内容が見合っていない可能性が高いといえます。
リモラボ受講生のなかには、「内容があまりにも質素」「稼げなかった」との感想を抱く方がいます。リモラボは「時間や場所にとらわれずに仕事ができる」と謳っていますが、誰でも稼げるわけではないことが分かるでしょう。
入学金が高額であるため、受講する前に費用対効果が得られるか冷静に検討することが大切です。
リモラボ以外でも、無料や少額でSNSマーケティングスキルを学べるスクールや方法はあります。高額な費用を支払う前に、無料・少額のセミナーの受講を検討してください。
すでにお金を支払ってしまい、返金を望む場合は、司法書士や弁護士へ相談しましょう。
リモラボ詐欺に遭わないための対策
リモラボ詐欺に遭わないための対策は、以下のとおりです。
- 口コミや評判を確認する
- 運営会社の信用性を確認する
詐欺の可能性が高い場合は、口コミや評判に悪評が記載されています。運営会社が詐欺を行なっていれば、公式サイトの情報に不審点があるでしょう。被害を予防できる対策を理解し、詐欺に遭わないようにしてください。
口コミや評判を確認する
リモラボ詐欺に遭わないための対策の一つが、口コミや評判を確認することです。
インターネットの口コミには、実際の受講者の感想が書かれています。受講者の生の声を確認することで、スクールの内容が把握できるでしょう。口コミや評判で怪しい情報があれば、詐欺師へのお金の支払いを防げます。
ただし、すべての口コミや評判を信用してはいけません。サクラを用意して評判を上げていたり、単に受講者とスクールの相性が悪いだけだったりする可能性があります。一つの口コミだけでなく、さまざまなブログやSNSなどの情報を集めて詐欺か否か判断してください。
運営会社の信用性を確認する
運営会社の信用性の確認も、リモラボ詐欺に遭わないための対策の一つです。
詐欺会社の多くは、代表者や特定商取引法の表記などに不審点があります。過去にトラブルを起こしていたり、返金のルールが記載されていなかったりもします。リモラボに限らず、お金を支払う前に運営会社の信用性を確認しましょう。
国税庁の法人番号公表サイトから会社情報の変更履歴の確認が可能です。リモラボは、2022年4月まで「株式会社レバレッジラボ」という名前だったことが分かります。レバレッジラボの悪評はありませんが、詐欺会社の多くは評判が悪くなったあとに会社名を変更します。
過去に会社名を変更している場合は、詐欺の可能性があるため警戒してください。
リモラボ詐欺で個人情報を盗まれた際は危険
リモラボに個人情報を提供した際は、放置してはいけません。
リモラボの利用には、LINE
IDの登録が必要です。登録したIDから詐欺師に個人情報を特定され、架空請求が届いたり、SNSになりすまし投稿をされたりする恐れがあります。リモラボに提供した情報を悪用されたと感じたら、司法書士や弁護士に相談しましょう。
オンラインスクールの費用を支払った場合も、注意が必要です。クレジットカード情報の不正利用により、お金を騙し取られる可能性があります。リモラボにお金を支払った場合は、適切な機関への相談を検討してください。
リモラボ詐欺に遭った場合は専門家に相談を
リモラボ詐欺に遭った際は、証拠を集めて司法書士や弁護士に相談しましょう。直接返金請求したり、訴訟を起こしたりすることで被害金を取り戻せる可能性があります。
誇張表現を使用した宣伝や追加のセミナーを紹介されても、お金を支払ってはいけません。高額な料金に見合ったサポート内容が提供されない恐れがあります。
事前に口コミや評判を確認したり、運営会社の信用性を調べたりして、詐欺に遭わないようにしてください。少しでも詐欺かもしれないと不安な場合は、専門家への相談を検討しましょう。
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